「トヨタのカンバン方式はどうやって生みだされたの?」

「トヨタのカンバン方式はなぜ評価されているの?」

「プロジェクトにカンバン方式を導入したい」

このような悩みをお持ちではないでしょうか。

現在、タスク管理の方法としてよく使われるカンバン方式ですが、もとはトヨタが生みだした方法であることはご存じでしょうか。

また、カンバン方式には実際どのようなメリットがあるのか気になる方も多いですよね。

この記事では、トヨタが生みだしたカンバン方式についての詳細や、メリットについて解説します。
導入方法についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

トヨタが生みだしたカンバン方式とは

ここからは、トヨタが生みだしたカンバン方式について、詳しく解説します。

カンバン方式は徹底的にムダをなくした生産管理方法

カンバン方式とは生産管理方法のひとつです。

カンバン方式が生まれた当時、自動車メーカーにおいては、部品の在庫を多く持つのが一般的でした。
しかし、当時まだ弱小であったトヨタには、在庫を多く持てません。

そんな中、大企業と戦うために生まれたのが「トヨタ生産方式」です。

トヨタ生産方式は一言でいうと、必要最小限の在庫で、効率的に車を製造する生産方式になります。
この生産方式を実現するために、生みだされた徹底的にムダをなくした管理方法がカンバン方式でした。

カンバン方式は、部品や在庫などの必要な情報を1つのカンバンに記載し、効率よく管理する方法です。

トヨタはカンバン方式を活用することにより、在庫が少ない状態のまま、多数の車の製造が可能になり、大企業へと成長していきます。

カンバン方式は、今のトヨタがある大きな要因のひとつといえるでしょう。

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カンバン方式の原点であるトヨタ生産方式について

カンバン方式が生まれるきっかけとなったのが「トヨタ生産方式」です。

トヨタ生産方式は、注文された商品を最短最速でつくることを目的とした生産方式で「不良品をつくらない」「必要なものを、必要なだけつくる」という基本の考え方を2つ持っています。

2つの考え方をそれぞれ「ジャストインタイム」「自働化」と呼びます。

この2つの考え方が、今なお成長を続けるトヨタの基本思想となっています。

ジャストインタイム

ジャストインタイムは、製造時のムダをなくし「必要なものを、必要な時に、必要なぶんだけ」つくるという考え方です。

実施することにより、製造に関する在庫をなくすだけでなく、生産性の向上、コストの削減などのメリットが発生します。

しかし、ムダがないということは、余裕がないということです。
ジャストインタイムの実現には、正しく在庫を管理する方法が必要不可欠になります。

自働化

自働化とは「機械だけに頼らず、人の知恵も使って不良品をつくらない仕組みをつくる」という考え方です。

人の知恵も使うという意味をこめて、機械だけの「自動化」と区別して「自働化」という言葉が使われています。

「自動化」は、機械によって生産を自動でおこなうことです。
一方「自働化」は、機械による自動生産にくわえ、機械の異常発生時における原因解明・改善といった人間の行動も仕組みに組み込まれています。

トヨタのカンバン方式は「ジャストインタイム」という考えのもとに生みだされ「自働化」で改善され続けてきました。

その結果、トヨタのカンバン方式は日本だけでなく世界からも評価される管理方法となったといえるでしょう。

他企業でもプロジェクト管理の方法として応用されている

カンバン方式は、製造業における効率的な管理方法です。

しかし現在では、他企業のプロジェクト管理においても、考え方や手法が広く活用されています。

カンバン方式を取り入れることで、必要な情報がすべて一目でわかり、ムダのないプロジェクト進行が可能になります。

プロジェクト管理でお悩みの方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

トヨタのカンバン方式のメリット

ここからはトヨタのカンバン方式を採用することによるメリットを解説します。

・必要な情報が統一され管理しやすくなる
・タスクの「見える化」によりチーム全体で情報共有がしやすくなる

詳しく見ていきましょう。

必要な情報が統一され管理しやすくなる

カンバン方式を活用すると、情報が統一されます。
そのため、メンバー間での情報の混乱を抑えられるので、管理の負担を大きく減らせるでしょう。

逆に、情報や報告内容がばらばらだと、情報を受け取る側にまとめる時間が必要になったり、本当に必要な情報が手に入らなかったりします。

また、情報を伝える側も、伝える内容を考える必要があるでしょう。

カンバン方式を活用することで、ムダに考える時間を減らすことが可能です。

タスクの「見える化」によりチーム全体で情報共有がしやすくなる

カンバン方式を採用すると、タスクがすべて「見える化」され、メンバー全員がプロジェクト全体を把握できます。

プロジェクト進行において、1つのタスクの遅れは、場合によっては全体の進行に影響がでます。

通常であれば、タスクの遅れが発生した場合、管理者によるリソース調整が必要です。
しかし、メンバー全員に情報が共有されていれば、メンバー同士でのフォローも期待できます。

また、自分の担当タスクの役割や重要性が明確になるため、メンバーのモチベーションアップにもつながるでしょう。

トヨタのカンバン方式のデメリット

カンバン方式には、メリットだけでなく、デメリットも存在します。

カンバン方式を採用する際は、デメリットを理解した上で、他の管理方法と組み合わせての運用が必要です。

以下が、カンバン方式のデメリットになります。

・各タスクの重要度・優先度がわからない
・プロジェクト全体の進捗度が把握しにくい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

各タスクの重要度・優先度がわからない

カンバン方式は個々のタスクの進捗状況を詳細に把握できます。
一方、各タスクの重要度や優先度はわかりません。

そのため、遅れているタスクを発見しても、そのタスクがすぐに処理する必要があるタスクなのか、後で処理しても問題ないタスクであるのかの判断がすぐには難しいです。

結果的に、対応が遅れてしまい、プロジェクト全体に大きな悪影響をおよぼす可能性があります。

事前にタスクの優先順位をつけておくことで、早期対応が可能です。

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プロジェクト全体の進捗度が把握しにくい

カンバン方式では、プロジェクト全体の進捗度が把握しにくい点もデメリットです。

カンバン方式では、作業量が10のタスクも100のタスクも「1つのタスク」という扱いになり、各タスクの作業量を確認することはできません。

そのため、カンバン方式だけでは、プロジェクト全体の進捗度の把握しにくいのです。
特に、プロジェクトの規模が大きいと、タスクの数も膨大となるため、進捗の把握はほぼ不可能になります。

進捗の把握ができていなければ、最悪納期の遅れにもつながります。
特に規模の大きいプロジェクトでは、カンバン方式だけでの管理は難しいので、他の手法も併用して管理しましょう。

1番のおすすめは、ガントチャートを用いた方法です。
ガントチャートを使えば、プロジェクト全体の進捗を視覚的に把握できます。

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トヨタのカンバン方式をプロジェクト管理へ取り入れる方法

ここからは、カンバン方式をプロジェクト管理に取り入れる方法を解説します。

解説する導入方法は、以下の2つです。

・付せんとホワイトボードを使う
・プロジェクト管理ツールを使う

それぞれ詳しく解説します。

付せんとホワイトボードを使う

1つめは付せんとホワイトボードを使う方法です。

まず、ホワイトボードを、以下の3つの領域にわけます。

領域意味
ToDoこれからやるべきタスク
Doing現在作業中のタスク
Done完了したタスク

3つの領域へわけたら、プロジェクトに必要なタスクをすべて付せんへ書きだします。
書きだしを終えたらすべて「ToDo」の領域に貼りましょう。

次に、プロジェクト管理者がタスクを担当者へ割り当てます。
タスクを割り当てた時点で、タスクを「ToDo」から「Doing」へ動かしましょう。

タスクが完了したら、担当者がタスクを「Doing」から「Done」へ移動させます。

作業の流れとしては以上で終わりです。
後はこの流れを繰り返し、すべてのタスクが「Done」へ移行すればプロジェクトは完了になります。

また、事前にタスクの重要度や他タスクの影響を踏まえて、タスクに優先順位をつけて割り当てることも重要です。

ホワイトボードを使った方法は、スペースが必要などのデメリットもありますが、とても手軽にできます。

小規模なプロジェクトであれば、この方法でも十分にプロジェクト管理が可能です。

プロジェクト管理ツールを使う

中規模以上のプロジェクトになると、ホワイトボードを使った方法でのプロジェクト管理は難しくなります。

タスクが膨大になることにくわえ、プロジェクト全体の管理やリソース調整などの管理も必要になり、管理が複雑化するためです。

中規模以上のプロジェクト管理する場合は、プロジェクト管理ツールを導入したほうがよいでしょう。

プロジェクト管理ツールには、タスク管理機能の他、ガントチャート機能やリソースマネジメント機能など、プロジェクト管理に役立つ機能が多数あるためです。

導入にはデメリットもあり、コストが必要な点や、導入の手間が発生する点などがあげられます。
しかし、管理作業の軽減や、プロジェクト進行がスムーズになるため、結果的にはお得といえるでしょう。

カンバン方式を活用した管理ツール「Lychee Redmine」を紹介

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カンバン方式を使っているタスク管理ツールを導入するのであれば、Lychee Redmineがおすすめです。

Lychee Redmineは、日清食品をはじめ5,000社以上への導入実績を持つ、プロジェクト管理ツールです。

タスク管理機能である「カンバン」をはじめ、ガントチャート機能やリソースマネジメント機能、タイムマネジメント機能など、プロジェクト管理をサポートしてくれる多数の機能が備わっています。

そのため、先述したカンバン方式のデメリットもすべて解消しています。

「カンバン」自体、とても使いやすい機能です。
ドラッグ&ドロップで操作ができ、付せんを貼る感覚でタスクを管理ができます。

メールなどによるサポートも充実しているため、IT知識や、PC操作に不安のある方でも安心して操作できるでしょう。

また、Lychee Redmineは、連携機能も充実しています。
カンバンとガントチャートは連携されており、カンバンで実施した操作が、すぐにガントチャートにも反映されます。

上記の他にも、関連する機能が多く連携されており、余計な作業や、ムダなミスも防ぐことが可能です。

コストに関しても、10名までなら無料で使えるフリープランが用意されており、有料プランも30日間無料で試せます。

プラン月額料金ユーザー数チケット数機能
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トヨタのカンバン方式を導入してプロジェクト管理を効率化しよう

トヨタのカンバン方式の詳細やメリット・導入方法について解説しました。

カンバン方式は、トヨタがムダのない生産を実現するために、生みだした生産管理の方法です。

とても優れた管理方法で、現在では製造以外の企業においても、プロジェクトの管理方法として広く活用されています。

カンバン方式を導入することにより、情報の統一化や「見える化」がされ、効率的なプロジェクト管理が可能です。

しかし、カンバン方式にはデメリットもあり、プロジェクト規模が大きくなるにつれ、他の管理方法を併用する必要がでてくるでしょう。

Lychee Redmineには、タスク管理「カンバン」をはじめ、プロジェクト管理に必要な多くの機能がそろっており、プロジェクト進行を大きくサポートしてくれます。

プロジェクト管理において、カンバン方式の導入を検討中の方は、ぜひ一度Lychee Redmineを使ってみてはいかがでしょうか。

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