すべての機能を無料で
30日間お試し

シンプルなUIで大規模な案件も一気に見える化
タスクの漏れを防いでプロジェクトを前に進めます

コミットやアサイン、アジェンダのように多くのビジネス用語が使われる昨今ですが、「マイルストーン」の意味はご存じですか?

長期間にわたる規模の大きなプロジェクトにおいて、マイルストーンの設定はモチベーションの維持や目標の達成に大きくかかわっています。

マイルストーンの意味やメリット、設置方法だけでなく、設定に役立つツールも紹介していますのでぜひ参考にしてください。

ビジネスにおけるマイルストーンとは

まずは、マイルストーンについて基本的な事柄を説明します。

マイルストーンの語源

マイルストーンは英語で「milestone」です。
mileは距離の単位で、stoneは石を意味しています。

マイルストーンはもともと、欧米の道路や鉄道の標識でした。
起点から1マイルごとに石を設置して、目印にしていたのが語源です。

日本でも江戸時代、約4kmごとに設置され標識として使われていた一里塚(いちりづか)があります。
一定の間隔で置かれているので、進んだ距離を測るのに役立っていました。

また、マイルマーカーやマイルポストといった言葉が使われることもありますが、マイルストーンと意味は同じです。

ビジネス用語としてのマイルストーン

道路の標識であったマイルストーンは、現代ではビジネス用語として使われています。
ビジネスシーンでのマイルストーンはプロジェクトにおける中間目標、もしくは節目の地点を意味します。

マイルストーンとなる箇所はプロジェクトの工程の中でも、中核となる重要な部分です。
例えば、大規模なシステム開発のプロジェクトでは、以下のような作業がマイルストーンとして位置づけられます。

  • 要件定義
  • 設計
  • 実装
  • テスト
  • リリース
  • 保守・運用

長期間に及ぶプロジェクトには、マイルストーンがよく用いられます。
中間目標であるマイルストーンですが、プロジェクトによってはひとつだけでなく、複数設置されることも。

マイルストーンを予定通り通過していれば、プロジェクトが計画通りに進んでいるか確認できます。

関連記事はこちら>>マイルストーンとは?使い方や活用のメリットを詳しく解説

マイルストーンの活用シーン

マイルストーンは、次のようなさまざまなビジネスシーンで設置されています。

  • システム開発
  • 新製品の開発
  • Web記事の執筆
  • マイルストーン払い など

上記の具体例の中でも、特にマイルストーンが利用されやすいのは「システム開発」でしょう。
なぜなら、IT業界におけるシステム開発は、長期化することが多いからです。
規模の大きなプロジェクトでは、節目としてマイルストーンが効果を発揮します。

また、「マイルストーン払い」は、クラウドソーシングの普及に伴ってでてきました。
クラウドソーシングとは、仕事を発注したい企業や個人がインターネット上で業務を依頼する業務形態です。

マイルストーン払いでは発注する業務を複数の工程に分け、成果物ごとに報酬が支払われます。
作業時間が長く、作業工程が複数ある場合に採用される支払い方法です。

マイルストーンの2大メリット

マイルストーンには、大きく分けて2つのメリットがあります。
順に確認しましょう。

①プロジェクト全体のスケジュールが見通せる

マイルストーンを設定することで、長期間のプロジェクトでも進捗状況を把握しやすくなります。

プロジェクトにおいて、納期を守ることは重要ですよね。
しかし、プロジェクトの規模が大きくなればなるほど、スケジュール管理は難しくなります。

目標達成までの道のりが長く、かかるリソースや予期せぬトラブルの場合、先行きが不透明になりがちです。
もし期限に遅れれば、クライアントに迷惑がかかるだけでなく、こちらの信用を失いかねません。

しかし、中間目標を決めていれば、いつまでにマイルストーンを通過すべきなのか明確になり、作業の遅延にも対応しやすくなります。

逆にいうと、短期間で構造が単純なプロジェクトには、マイルストーンを設置する必要はありません。

大まかな作業の区切りを理解し、プロジェクトの現在地を把握する必要のある場合にだけ、マイルストーンを活用しましょう。

②モチベーションの維持・向上につながる

マイルストーンは、モチベーションの維持と向上にもつながります。
数ヶ月や数年かかるプロジェクトにおいて、モチベーションを一定のまま保ち続けるのは難しいですよね。

例えば、1年間で12kg痩せるという目標を立てたとします。
1年間、ダイエットのやる気を保つのは難しいですが、節目となるマイルストーンを設定するとどうでしょう。

1ヶ月で1㎏ずつ痩せるとマイルストーンを決めれば、大きな目標もハードルは下がります。
さらに、達成した喜びを味わえる回数も増えるため、モチベーションを下げることなくダイエットを継続できるでしょう。

プロジェクトにおいても同じことがいえます。
ゴールまでの道筋を細分化することで、プロジェクト全体の見通しがよくなります。
マイルストーンを通過するたびに達成感を覚え、仕事へのやる気をキープできるでしょう。

マイルストーンとあわせて覚えたい関連用語4選

マイルストーンに関連する用語4つを順に紹介します。

①ターニングポイント

ターニングポイントとは、人生や仕事、物事が今までの状態とは異なる新しい段階へと移った転換点や分岐点のことです。
「あのプロジェクトの成功が、会社が大きく成長するターニングポイントとなった」のように使います。

最終的な目標に対する中間目標であるマイルストーンとは違い、これまでの方向性が大きく変わる転機を指して用いられます。

②ベンチマーク

ベンチマークは測量において、高低差や建物の高さを測る際の基準点です。
ビジネスシーンでは、製品・サービスの性能や品質を評価、比較するための基準という意味で使われます。

パソコンやスマートフォンの比較サイトで目にすることも多いのではないでしょうか。
ITの世界では複数のデバイスの性能や動作速度を比較するために、ベンチマークテストがおこなわれるため、ベンチマークはよく使われる用語です。

他にも経営や投資など、幅広い分野で使われており、ある一定の水準に達することを目指す場合の判断基準としても用いられます。

③ロードマップ

ドライブマップとも呼ばれるロードマップは本来、ドライバーに向けて道路の詳細が記された地図のことです。

ビジネス用語としてのロードマップは、プロジェクトの目標を達成するための計画案を指します。

プロジェクトの中間目標であるマイルストーンに対して、ロードマップは全体の工程を示します。
つまり、計画全体を見渡せるロードマップが大枠で、その中にいくつか設定される節目となるポイントがマイルストーンです。

関連記事はこちら>>ロードマップとは?|6つのステップで作成手順を解説

④メルクマール

メルクマールはドイツ語で、基準や指標、目印といった意味があります。
医療業界や金融業界で使われ、物事を評価したり判断したりする際の手がかりになる特徴や特性を示します。

マイルストーンと似ていますが、メルクマールの方が判断するための基準といった意味合いを強く持っています。

「中間目標に到達しているか」や「達成度合いはどうか」など、進捗状況を評価する基準となるのがメルクマールです。

マイルストーンを設置する3ステップ

マイルストーンを設置するための3ステップを紹介します。

ステップ1:ガントチャートの作成

まずは、マイルストーンと相性のよいガントチャートを作成しましょう。

ガントチャートは、横軸に時間を縦軸に具体的な作業内容や担当者を書き込んだ帯グラフです。
プロジェクト達成までの工程を視覚的に理解できるため、スケジュール管理に用いられます。

ガントチャートを作成することで、プロジェクトの達成に必要な工程や順序などが把握でき、マイルストーンを設置しやすくなります。

ステップ2:マイルストーンまでのタスクを洗い出す

ステップ2では、プロジェクトを達成するのに必要なタスクをすべて洗い出しましょう。
具体的なタスクをできる限り細分化することがポイントです。

作業を細かく分けることで、各工程にかかる所要時間が予測しやすくなり、スケジュール管理も楽になります。

ステップ3:ガントチャートにマイルストーンを組み込む

最後にマイルストーンを設定しましょう。
最終目標から逆算して「いつまでにどの地点いないといけないのか」を検討します。

ただ、マイルストーンとタスクを混同しないように注意してください。
マイルストーンは節目となる地点であり、マイルストーンを達成するために必要な作業であるタスクとは意味が異なります。

また、マイルストーンは作りすぎず、適度に配置することもポイントです。
マイルストーンがあまりにも多いと、かえって進捗状況がわかりにくくなってしまうからです。

マイルストーンの設定に役立つツール5選

プロジェクトのプロセスで、マイルストーンを利用するのに役立つプロジェクト管理ツール5選についてお伝えします。

①Lychee Redmine

すべての機能を無料で
30日間お試し

シンプルなUIで大規模な案件も一気に見える化
タスクの漏れを防いでプロジェクトを前に進めます

Lychee Redmineはガントチャートやカンバン、リソースマネジメントなど、多くの機能がそろったプロジェクト管理ツールです。

特にガントチャートには、ユーザーが使いやすいようにさまざまな工夫がされています。
ドラッグ&ドロップで操作が簡単な上に、カンバンやリソースマネジメントと連携でき、カスタマイズ性にも優れています。

一部機能を使える無料プランを用意しているほか、有料プランも30日間無料でお試しが可能です。

プラン 月額料金 ユーザー数 チケット数 機能
フリー 0円 無制限 5,000件 タスク管理
カンバン
ファイル共有
スタンダード 800円 無制限 無制限 タスク管理
ガントチャート
カンバン
ファイル共有
プレミアム 1,200円 無制限 無制限 スタンダード+
工数リソース管理
EVM
コスト管理
CCPM

②Brabio

引用:Brabio

Brabioは初心者専用のクラウドツールで、20万を超える企業が採用しています。
プロジェクト管理ツールを初めて使う人でも簡単にガントチャートを作成でき、マイルストーンの設定も可能です。

メールアドレスとパスワード、グループ名を入力するだけで簡単にはじめられるので、気軽にマイルストーンを設定したい人はぜひ試してみてください。

③Asana

引用:Asana

Asanaの魅力は、200を超える多種多様なツールと連携ができる点です。
次のように多くの人が活用しているツールと連携することで、プロジェクトを管理しやすくします。

  • Slack
  • Zoom
  • outlook
  • Google ドライブ
  • Microsoft Teams など

既に多くのツールを使用している人は、Asanaが適しているかもしれません。

④Backlog

引用:Backlog

Backlogはシンプルで直感的に使えるデザインが魅力です。
マーケターやデザイナー、プログラマーなど、色々な業種のメンバーが使いこなせる仕様になっています。

30日間までなら無料ではじめられますので、試してみはいかがでしょうか。

⑤Stock

引用:Stock

情報の共有保存に特化したツールがStockです。

ノート機能を使えば、キスト情報や画像ファイルなど、あらゆる情報を残せて、いつでも見返せます。
多くのタスクやマイルストーンの情報などもストック能力の高いStockで、こまめに確認してみてください。

マイルストーンを理解してプロジェクトを円滑に進めよう

道路の標識を意味していたマイルストーンを、ビジネスでは中間目標の意味で使います。

マイルストーンのメリットや設置方法を理解して、円滑にプロジェクトを進めましょう。

マイルストーンを決めるには、ガントチャートの作成が不可欠です。
ガントチャート作る場合、初心者でも直感的に操作できるLychee Redmineをおすすめします。

今まで「マイルストーンは意識していなかった」という人も、ぜひLychee Redmineでガントチャート作成し、その中にマイルストーンを設定してみてください。

すべての機能を無料で
30日間お試し

シンプルなUIで大規模な案件も一気に見える化
タスクの漏れを防いでプロジェクトを前に進めます

Pocket

このエントリーをはてなブックマークに追加