「プロジェクト管理ツールっていろいろあるけど、何かおすすめはないだろうか」

「できれば、無料のプロジェクト管理ツールを使いたい」

システム開発の現場で使うプロジェクト管理ツール選びに、困った経験はないでしょうか。

今回は、無料のプロジェクト管理ツールについて解説。
導入のメリットやツールを選ぶ際のポイントを紹介します。

この記事を参考にし、生産性の高いプロジェクト管理を実現しましょう。

無料のプロジェクト管理ツールでも機能性は十分

プロジェクト管理ツールというと、多くの方が有料のプロジェクト管理ツールを想像するのではないでしょうか。

一般的には有料ツールの方が、サポートの体制や機能面が充実しているイメージがあるからです。

しかし、近年はオープンソースのプロジェクト管理ツールや、オープンソースをスピンオフしたプロジェクト管理ツールが数多く登場しています。

無料のツールであっても開発コミュニティも頻繁に活動しており、機能面では有料のプロジェクト管理ツールに決して劣ることはありません。

この章では、プロジェクト管理ツールを導入した方が良い理由をご紹介します。

必要な機能でプロジェクト管理ツールを選ぶ

プロジェクト管理ツールといっても、さまざまな種類がプロジェクト管理ツールに該当します。

スケジュール管理ツールやタスク管理ツールもプロジェクト管理ツールに該当するといえるでしょう。

つまり、プロジェクト管理ツールを探している場合には、必要な機能を持つものを選ぶのがオススメです。

今回はプロジェクト管理の要ともいえるスケジュール管理にフォーカスをあてて、ご紹介していきます。 

プロジェクト管理ツールを導入した方が良い理由

プロジェクト管理、特にスケジュール管理はホワイトボードだけでも管理することは可能でしょう。

しかし、プロジェクト管理ツールを導入していないと思わぬトラブルに見舞われて、スケジュールが正常に管理できなくなります。

例えば、データの損失です。
ホワイトボードに記載された内容を誤って消した場合には、取り返しがつきません。

しかし、ツールのようにデジタル化をしておけば、データの損失時にもバックアップで対応ができます。

無料で使える!おすすめのスケジュール管理方法はガントチャート

システム開発はもとより、プロジェクト管理の要は間違いなくスケジュール管理でしょう。

日報やTodoList、カレンダーでの管理などスケジュールの管理方法はさまざまです。

数多くの無料の管理方法がある中で、おすすめはガントチャートによるスケジュール管理です。

この章では、ガントチャートをおすすめする理由をご紹介します。

ガントチャートでスケジュール管理をするメリット

ガントチャートをおすすめする理由は、一目でスケジュール把握ができるからです。

タスクを並べることで構成されるガントチャートでは、構成の過程でタスクの重複時期が把握できます。

あらかじめ過密する時期が分かれば、重なったタスクへの対処は難しくありません。

スケジュールを調整するか、リソースを投入してリスク回避をすればよいだけです。

事前のリスクヘッジも過密時期を一目で把握できるおかげといえるでしょう。

関連記事はこちら>> 無料のガントチャートでプロジェクト管理!選び方とオススメツールをご紹介

ガントチャートの作り方を3ステップで解説

かんたんにガントチャートを作る場合には、たったの3ステップで作成が可能です。

ステップ①:タスクを洗い出す

まずはプロジェクト完遂に必要なタスクを洗い出しましょう。
また洗い出したタスクの完遂に必要な日数も算出します。

ステップ②:洗い出したタスクを実施順に縦に並べる

表を用意して、縦軸にタスクを並べましょう。
その際、実施する順番にタスクを並べます。

ステップ③:横軸に日付を配置し、タスクと連動させる

表の横軸に日付を配置しましょう。
後はタスクの完遂にかかる日数を日付部分に色塗りをしていけば、ガントチャートの完成です。

無料のガントチャートツールを選定するポイント5つ

視覚的に優れているガントチャートは、専用ツールをはじめ多くのツールが市場に出回っています。

数多くのガントチャートツールの中から、ひとつのツールに絞るのは簡単ではありません。

この章では、無料のガントチャートを選ぶポイントをご紹介します。

操作性やデザイン、使用可能人数など選定ポイントが数多くあるのも事実です。

そのため、今回はポイントを絞ってご紹介します。

関連記事はこちら>> 無料のガントチャートでプロジェクト管理!選び方とオススメツールをご紹介

ポイント①:どこまで無料か

まず1つ目のポイントは無料の範囲内です。
無料のプロジェクト管理ツールにも、さまざまなタイプがあります。

ある程度の機能まで使えるツールや無料期間が定まっているツール、完全に無料のツールなど多種多様です。

プロジェクト管理ツールに対しての予算や、適用するプロジェクトなどをふまえて、プロジェクト管理ツールを選ぶと良いでしょう。

ポイント②:欲しい機能があるか

2つ目は、欲しい機能があるかどうかです。
プロジェクト管理ツールと一口に言っても、実に多くの種類があります。

特定の機能に特化しているツールや多くの機能を兼ね備えるツールなどに実にさまざまです。

無料であっても欲しい機能があるかという観点で、数あるプロジェクト管理ツールを選んでいきましょう

ポイント③:教育にコストがかかりすぎないか

3つ目は、教育コストにどれくらいかかるかです。
優れたツールがあっても、使いこなすまでに時間がかかるようではビジネスツールとして優秀とはいえません。

直感的に操作が行え、マニュアルやヘルプが充実しているツールで選ぶと良いでしょう。

ポイント④:セキュリティ

4つ目のポイントはセキュリティです。
昨今は、情報が漏れたり、脆弱性のある部分を攻撃されたりなど、情報セキュリティにおける危機が増えています。

プロジェクト管理ツールも決して例外ではありません。
特にウェブ上で使えるツールは、情報漏洩のリスクがあります。

セキュリティがしっかりしているという観点で、ツールを選びましょう。

ポイント⑤:自社にマッチしているか

5つ目のポイントは自社にマッチしているかです。
プロジェクト管理ツールは利用できる人数が多く、豊富な機能を持つツールを選べば正解といえるでしょう。

しかし、社員が10人しかいない会社で、100人用のプロジェクト管理ツールを購入してもミスマッチになります。

自社の現状を鑑みて、マッチしたツールを選びましょう。

ガントチャートが使える無料プロジェクト管理ツール3選

この章ではガントチャートツールが無料で使える、おすすめのプロジェクト管理ツールをご紹介します。

①Lychee Redmine

Lychee Redmineはオープンソースソフトウェアの「Redmine」をベースに作成されたプロジェクト管理ツールです。

Lychee Redmineにはプロジェクト管理に必要な数多くの機能が備わっており、ガントチャートも含まれています。
何人でも無料で使えるフリープランのほか、有料プランも30日間は無料でお試しすることが可能です。(ガントチャートは有料プランのみとなります)

Lychee Redmineが持つガントチャートの特徴はシンプルな操作性。
マウス操作だけで、さまざまな操作が可能となっています。

プラン 月額料金 利用機能
フリー 無料
  1. 基本機能
  2. カンバン
スタンダード 900円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
プレミアム 1,400円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8.  CCPM
ビジネス[無料トライアルはこちらをお試しできます] 2,100円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8. CCPM
  9. プロジェクトレポート
  10. カスタムフィールド
  11. チケット関連図
  12. グループの階層化機能

②Backlog

引用:Backlog

Backlogは多くの機能を持つプロジェクト管理ツールとして、知られています。

ガントチャートやGitチャートなどの機能は、視覚的にプロジェクトの状況を把握するのにはうってつけの存在です。

最近ではカンバン機能が追加されたので、さらにツールとしての魅力が増したといえるでしょう。

プラン

料金(月額)

ユーザー数

課題の管理方法

サポート

容量

フリー

0円

10

カンバン

メールとチャットサポート

100MB

スタンダード

12,980円

無制限

カンバン

メールとチャットサポート

30GB

プレミアム

21,780円

無制限

ガントチャート

カンバン

メールとチャットサポート

100GB

プラチナ

55,000円

無制限

全ての機能

メールとチャットサポート

300GB

③Jooto

引用:Jooto

急速に認知度を向上させているJootoですが、プロジェクト管理ツールとして実力は間違いありません。

特にガントチャート機能はユーザービリティに優れているといえるでしょう。

Jootoではタスクとタスクの期日を設定すると、ガントチャートが連動して作成されます。

まさにプロジェクト管理をするユーザーにとって、優しいツールといえるでしょう。

プラン 料金(月額) ユーザー数 機能 容量
無料 0円 4

カンバン
ガントチャート
他社ツール連携

10MB
スタンダード 417円/1ライセンス(年払い)
500円/1ライセンス(月払い)
1~

カンバン
ガントチャート
他社ツール連携

5GB/1ライセンス
エンタープライズ 980円/1ライセンス(年払い)
1,300円/1ライセンス(月払い)
1~

カンバン
ガントチャート
他社ツール連携

10GB/1ライセンス

無料のプロジェクト管理ツールで作業の軽減を

今回は無料で使えるプロジェクト管理ツールや、スケジュール管理方法をご紹介しました。

ホワイトボードでもスケジュール管理は可能ですが、多くのユーザーが使う点やデータの保持の観点から、プロジェクト管理ツールを導入することをおすすめします。

またスケジュール管理には、ガントチャートを使ってみましょう。
なぜなら、視覚的にスケジュールが把握しやすいため、全体像の把握が容易になります。

またガントチャートの作り方は3STEPと極めて簡単です。

STEP①:タスクを洗い出す
STEP②:洗い出したタスクを実施順に縦に並べる
STEP③:横軸に日付を配置し、タスクと連動させる

無料で使えるプロジェクト管理ツールの選定ポイント5つです。

①どこまで無料か
②欲しい機能があるか
③教育コストがかかりすぎないか
④セキュリティ
⑤自社にマッチしているか

ガントチャートを導入して、プロジェクト管理にかかる工数を減らし、より力をいれるべき業務に集中できる体制を作りましょう。

おすすめしたツールのなかでも、特におすすめなのが「Lychee Redmine」です。

無料で使うこともできます。
今ならスタンダードプランを30日間無料で使えるので、試しに申し込んでみてはいかがでしょうか。

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