Lychee Redmineは、直感的な操作性や豊富な機能が評価され、今では4,000社以上に導入されています。
特にガントチャートは顧客からの満足度も高く、Lychee Redmineを使用している方のほとんどが、ガントチャートも利用しているのではないでしょうか。
ですが本当にLychee Redmineを使いこなせているのか、もっと上手に使えないのかとお悩みの方もいらっしゃるはず。
また、Lychee Redmine導入したものの、結局チームメンバーがLychee Redmineを活用するまでは浸透していないことにお悩みではありませんか。
今回の記事では、Lychee Redmineのチケット機能について紹介します。より使いこなすためにも、ぜひ最後までご覧ください。
Lychee Redmineとは?
Lychee Redmineはプロジェクト管理ツールです。
カンバンやガントチャート、EVMやリソースマネジメントなど多種多様な機能が備わっています。
優れた操作性が売りで、まずはお試しで使えるフリープランを試してみましょう。
評判も良く、ITreviewでの評判は星4.0以上を獲得しています。
Lychee Redmineについては以下の記事でも紹介しています。
関連記事はこちら>> Lychee Redmineとは?機能やメリットについて詳しくご紹介
Lychee Redmineでも使えるチケット機能とは?
チケット機能は、タスクを「チケット」として管理する機能を指します。
作業の進捗状況や残っているタスクを可視化することが可能です。
Lychee Redmineはもちろんですが、Backlog(バックログ)、Trello(トレロ)など主要なタスク管理ツールにチケット機能が備わっています。
ガントチャート作成やコスト計算には非常に有用な管理機能です。
関連記事はこちら>> チケット管理が行えるツールならLychee Redmineがおすすめ!
Lychee Redmineチケット機能の特徴
Lychee Redmineには「チケット追加モード」があり、表計算ソフトのような操作感で連続してチケット追加ができます。
Lychee Redmineのチケットはタスクですが、作業指示書と作業報告書の役割もあります。
例えば、Lychee Redmineでチケットを管理していれば、プロジェクトが終わった後でもチケットが自動的に作業報告書となってくれるため、新しく作業報告書を別で作る必要はなくなるでしょう。
結果、タスクのログが残ることで過去を生かす、振り返る、応用するなどのアクションが可能です。
次々と業務改善をスピーディーに進められます。
やるべきことをチケットとして作成し、チームで共有、管理を実施しましょう。
Lychee Redmineでチケットを作成する方法
ここでは、Lychee Redmineの主要な機能であるガントチャートと、カンバンにおけるチケットの作成方法を紹介します。
ガントチャート
Lychee Redmineのガントチャートでは、チケット追加モードが用意されています。
チケット追加モードでは、連続してチケット追加が可能です。
作成後は、ドラッグ操作のみでガントバーが作成できます。
チケットを追加することで、WBSの作成にも有用です。
カンバン
Lychee Redmineのカンバンでは、「チケット追加」をクリックすることでチケットが作成できます。
「チケット追加」をクリック後はチケットの大分類であるトラッカーを選択しましょう。
例えば、ソフトウェアの作成であればチケットには「見積もり作成」などの具体的な作業内容を入れ、トラッカーには「設計」などと設定します。
作成後は、ドラッグでチケットの優先順位などを状況に応じて操作しましょう。
Lychee Redmineチケット機能の活用方法5選
Lychee Redmineにおかえるチケット機能の活用方法を5つ紹介します。
①ガントチャート
ガントチャートでは、チケットを登録しておくことでプロジェクトのタスク状況を一覧で確認できます。
チケットごとにドラッグでタスクバーを設定しておけば、以下のような情報が一目でわかります。
- どのタスクが
- 誰が担当者で
- いつからいつまでに作業すべきか
またフィルタ機能もあるので、チケットが増えたとしても自分が見たい情報だけに絞って確認が可能です。
例えば、担当者のみで絞ることで特定の人のタスクのみ重点的に確認できます。
使いやすく、かつ幅広い範囲を網羅しているのが、Lychee Redmineのガントチャートです。
関連記事はこちら>> ガントチャートが使えるソフトならLychee Redmine!
②カンバン
カンバンでは、チケットでタスクの優先順位や担当者を明らかにすることが可能です。
チケットのステータス変更は、チケットをドラッグし、変更したいステータスにドロップするだけでできます。
例えば、すでに解決済みに分類されているチケットは対応する必要がないと一目でわかります。
結果、無駄な業務の発生をなくす効果が得られるでしょう。
③リソースマネジメント
リソースマネジメントでは、フィルタ機能を利用することでチケットの一覧画面と同様にチケットを使えます。
また、チケットの偏りがひと目でわかり、チケットの山崩しが直感的におこなえます。
例えば、Aさんの工数が極端に多い場合、Aさんの一部のチケットを比較的タスクに余裕のあるBさんのチケットにドラッグするだけで、変更することが可能です。
作業負荷の平準化は、タスクの余剰や過剰をなくし、残業短縮やコスト減などの業務改善につながります。
④タイムマネジメント
Lycheeタイムマネジメントでは、カレンダー画面上で、チケットと作業分類をドラッグ&ドロップするだけで工数を入力できます。
工数は、現場で実際に作業している従業員やチームメンバーに入れてもらいます。
工数を入力する手間も、元々作成されているチケットと作業分類から選ぶびドラッグ&ドロップするだけなのて非常に手軽でしょう。
最終的には、マネージャーがそれらのデータを分析することで業務を大きく改善することが期待されます。
⑤EVM
Lychee EVMは、チケットに期日や工数を入れておくだけで、EVM (Earned Value Management:出来高管理) を集計及び計算し、チャートグラフを表示するプラグインです。
また、SPI (Schedule Performance Index:スケジュール効率指数) やCPI (Cost Performance Index:コスト効率指数)も自動的に作成されます。
資料でEVMやSPI、CPIのグラフを頻繁に使うという場合、Lychee EVMを導入することで資料作成の時間短縮につながります。
Lychee EVMを導入した場合は、チケットに期日と工数を入れ忘れないように注意しましょう。
Lychee チケットセットとは?
Lychee チケットセットは、複数のチケットを親子、先行及び後続関係などの関連とともに、名前を付けてテンプレート化することが可能なプラグインです。
前もってテンプレート化することで、簡単に複数のチケットを一括生成できます。
Lychee Redmineを導入したがチケットの作成を面倒に感じている場合、Lycheeチケットセットでより簡単にチケットを作ることが可能です。
Lycheeチケットセットの操作方法について紹介します。
順番にみていきましょう。
チケットセットの作成・編集
Lycheeチケットセットでチケットセットを作成するには、まず「管理」>「ロールと権限」にて「Lycheeスケジュール管理(チケットセット)」の「チケットセットの管理」チェックボックスを ON にします。
その後、「管理」>「チケットセット」でチケットセットの管理画面が表示されるので、「+新しいチケットセット」で新規チケットセットを作成しましょう。
チケットセットは、既存のチケットから作成することもできますし、新規で作成も可能です。
チケットセットの名前や説明を編集する場合は、チケットセットの管理画面を開き右上の「編集」からおこないます。
チケットの作成・編集
チケットセットを作成したら、新しいチケットを作成したり、すでにあるチケットを編集したりすることが可能です。
チケットセットの管理画面から任意のチケットセットを選択し、表示された画面内の「+新しいチケット」を選択するとチケットが作成されます。
チケットセット作成中に忘れていたタスクを思い出しても、すぐに追加することが可能です。
チケットを編集したい場合は、チケットセット内にあるチケットを選択し、画面右上にある「編集」をクリックします。
Lychee Redmineのチケット機能を使いこなそう!
今回の記事の内容を以下にまとめました。
- チケット機能はタスクを「チケット」として管理する機能を指す
- Lychee Redmineのチケットには作業指示書と作業報告書の役割もある
- チケットはガントチャートやカンバン等のツールを使っている最中でも簡単に追加できる
- Lychee Redmineにはチケットを一括に作成できるチケットセットという機能が備わっている
チケット機能は、タスクを効率的に管理するための重要なツールです。
Lychee Redmineにも備わっているので、利用者であればチケットを普段から利用しているでしょう。
ですが、Lychee Redmineのチケットはさまざまな活用方法がありまだ使いこなせていない面も多いのではないでしょうか。
チケットの作成も、チケットセットを使うことでより簡単におこなえます。
ぜひ時間に余裕がある時は、Lychee Redmineをどう使うかという所にまで意識を向けてみてください。