「JiraとRedmineのどちらを選ぶべきか」「今使っている方から乗り換えるべきか」と判断に迷っている方は、多いのではないでしょうか。両ツールは、プロジェクト管理ツールとしてよく比較されますが、設計思想や運用前提がかなり異なります。
私は、SIerで大規模な開発プロジェクトのPMを長く担当し、Excelで課題管理表を運用していた時代を経て、Backlogを長く使い、Redmineを採用した案件にも関わってきました。
本記事では、現場での実体験を踏まえながら、両ツールの基本情報から項目別の違い、選ぶときの判断基準、向いているチーム、移行時のポイントを実務視点で解説します。JiraとRedmineをしっかりと比較したい方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:和田匠真
IT業界で20年以上の実務経験を持つプロジェクトマネージャー。プログラマー・SEを経てPMとなり、大手企業のシステム提案からデリバリーまで一貫して従事。PMP/認定スクラムマスター(CSM)保有。ウォーターフォール/アジャイル双方の現場経験をもとに、プロジェクト管理に関する記事を執筆。
【おさらい】JiraとRedmineの基本情報
比較に入る前に、両ツールの基本情報を整理します。提供形態、開発元、想定される利用シーンが異なるため、前提を揃えておくと比較しやすくなります。
Jiraとは
Jiraは、オーストラリアのアトラシアン社が提供する、クラウド型のプロジェクト管理ツールです。アジャイル開発、特にスクラムやカンバンに強みを持ち、世界中のソフトウェア開発チームで広く採用されています。
標準機能として、アジャイル開発に必要なボードやロードマップ、各種レポート、ダッシュボードが一通り揃っているのが特徴です。Atlassian Marketplaceから多数のアプリ(プラグイン)を追加でき、Confluence、Bitbucket、Slackなど周辺サービスとの連携も豊富です。
Redmineとは
Redmineは、オープンソース(OSS)で提供される、プロジェクト管理ツールです。ライセンス費用がかからない代わりに、サーバー構築、運用、保守、バージョンアップは自社で行う前提になります。
中核機能はチケット管理で、課題、バグ、タスク、問い合わせなどをチケットとして起票し、担当者・期限・ステータス・親子関係を設定して管理する思想で一貫しています。トラッカーごとに、フィールドやワークフローを切り替えられる柔軟性が強みで、独自の業務フローを再現したい組織で長く使われています。
一方、ガントチャートやレポートなどは、標準機能だけでは不足しやすく、プラグインで補うのが一般的な運用です。
JiraとRedmineの違い|項目別比較
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JiraとRedmineの違いは、機能・使いやすさ・コスト・カスタマイズ性で確認すると比較しやすくなります。以下では、機能面や実用性を踏まえ、両ツールの特徴を詳しく解説します。
機能の違い
Jiraは標準機能が豊富で、可視化やレポートが充実しているのが大きな特徴です。スクラムやカンバンを前提としたボードやバックログ、ロードマップ、各種アジャイルレポートが標準で用意されており、ダッシュボードによる可視化も標準機能の範囲内で行えます。関係者への共有や進捗の見える化を、最初から重視する用途に適しているでしょう。
一方、Redmineの中核機能はチケット管理です。標準機能でもガントチャートやカレンダーは提供されていますが、ガントチャートは表示中心で編集はできません。レポートやダッシュボードによる可視化は、標準機能だけで行うことが困難でしょう。実務では、不足機能をプラグインで補うのが一般的です。
整理すると、標準機能でどこまでカバーできるのかは両ツールの大きな違いです。最初から可視化や標準レポートを重視するならJira寄り、必要最低限を起点に自社流に育てるならRedmine寄りと考えるのが現実的です。
使いやすさの違い
Jiraは標準機能が豊富な分、最初は情報量が多くて重く感じやすい側面があります。レポートやダッシュボード、ロードマップ、連携機能が充実しており 、可視化や関係者共有は行いやすいです。ただし、最初からすべての機能を使おうとすると、学習コストが上がりがちです。Atlassian公式のガイドでも、すべての機能を一度に使うのではなく、目的に応じて段階的に使う方針が推奨されています。
Redmineは標準UIがシンプルな反面、トラッカーやステータス、ワークフローといった概念を理解しないと使いこなせません。私の担当案件でも、メンバーが「トラッカー」という用語に馴染めず、運用ルールの理解が進まなかった経験があります。Redmineコミュニティの議論でも、「トラッカー」という用語は日本語利用者に伝わりにくいという指摘があり、教育コストの面で課題があります。
両ツールとも、初期セットアップやメンバー教育の負担はゼロではありません。「どちらが直感的か」よりも「どこまでチームに学習投資できるか」で考える視点が必要です。
コストの違い
ライセンス費用と運用負荷の見え方が大きく異なります。
Jiraはクラウド前提で保守負荷を下げやすい一方、ライセンス費が見えやすいのが特徴です。ユーザー数10名までのFreeプランがあり、それ以上はStandard、Premium、Enterpriseと段階的に上がります。サーバー運用やバージョンアップ、セキュリティ対応はアトラシアン側が担うため、社内の運用負荷は抑えられます。
RedmineはOSSのためライセンス費自体は無料ですが、サーバー費用、運用人件費、有料プラグイン、保守委託費が必要です。クラウド版のホスティングサービスを利用すれば、運用負荷は下げられますが、別途費用が発生します。
比較するときは、ライセンス無料かどうかではなく、運用人件費・保守・教育まで含めたトータルコストで見ることが重要です。小規模ならJira Freeの試用価値はありますし、Redmineは無料の代わりに運用体制が必要となります。 整理すると以下のようになります。
|
観点 |
Jira |
Redmine |
|---|---|---|
|
ライセンス費 |
プランに応じて発生(Freeあり) |
無料(OSS) |
|
サーバー運用 |
不要(クラウド) |
必要(自社運用) |
|
保守・バージョンアップ |
アトラシアン側が実施 |
自社で実施 |
|
プラグイン費 |
一部有料あり |
主に無料、互換確認の工数あり |
|
教育コスト |
機能が豊富な分、研修負荷あり |
概念理解と運用設計の負荷あり |
カスタマイズ性と拡張性の違い
Redmineは自由度が高い反面、設計を詰めなければ分類が崩れます。トラッカー、ステータス、ワークフロー、カスタムフィールドを柔軟に組み合わせられるのが強みですが、各要素の役割を曖昧にしたまま運用を始めると、すぐに管理が複雑化します。
私の担当案件では、トラッカー・カテゴリ・カスタムフィールドの役割を曖昧にしたまま使い始めた結果、似た意味の分類が乱立し、フィルタやレポートが機能しなくなる事態が発生しました。
対処する際は、 Redmine.JPの用語解説で「トラッカーは入力項目やステータスを切り替える機能」と定義されている原則に立ち戻ることが重要です。実務では、トラッカーは「ワークフローや入力項目を切り替える単位」に限定し、分類用途はカテゴリやカスタムフィールドに寄せました。自由度をそのまま現場に渡さず、運用ルールで縛ることが定着の前提になります。
加えて、Redmineはプラグインありきで運用を考えた方が現実的です。標準機能だけでは見える化や工数管理が不足しやすく、Lychee Redmineのようなプラグイン製品で補うか、あるいは別ツールと併用するかの判断が必要になります。
Jiraは標準機能が豊富で、Atlassian Marketplaceからアプリを追加することでさらに拡張できます。クラウド版では、プラグインの保守はアプリ提供元とアトラシアン側が担うため、Redmineのように本体バージョンアップ時の互換性確認に頭を悩ませる場面は少ないでしょう。
両ツールの方向性を整理すると以下のとおりです。
|
観点 |
Jira |
Redmine |
|---|---|---|
|
標準機能の充実度 |
高い |
中程度 |
|
カスタマイズ自由度 |
中程度(標準機能の範囲内で広い) |
高い(OSSのため自由度が大きい) |
|
プラグインの保守 |
アトラシアン/アプリ提供元 |
自社で互換性確認・運用 |
|
設計の前提 |
標準機能を活かす |
運用設計を自社で詰める |
JiraとRedmineを比較するときの判断基準
機能比較表だけでは選定しきれません。機能面だけで導入するか否かを評価した結果、「機能しなかった」というケースは多くあります。そのため、さまざまな判断軸を持ち、JiraとRedmineを比較することが重要です。
機能だけで決めないこと
機能比較表だけで判断すると、運用に入ってから「思っていたのと違う」となりやすいのが、ツール選定でよく起きるパターンです。両ツールの違いはチェックリスト的な機能差だけでは捉えきれず、運用思想や前提条件の違いが大きいからです。
私の経験でも、移行検討時に見落としやすいのは、チケットや項目の移し替えより、管理の考え方が変わることです。たとえば、Redmineではトラッカーごとに自由にワークフローを設計し、必要なフィールドだけを表示することが前提となります。
一方、Jiraは標準機能を活かすことを前提にした設計思想で、ボードやレポートの使い方が前提として組み込まれています。 同じ課題管理ツールでも、JiraとRedmineで運用の前提が異なります。
機能表を見て「このツールにはこの機能がある」と判断する前に、自社の運用がどちらの思想に近いかを先に整理することが重要です。
運用体制まで含めて考えること
ツールを選定する際は、社内の管理体制、教育体制、保守体制まで含めて選ぶ視点が必要です。
Redmineは自由度が高い分、運用設計を維持できる人材が社内にいることが前提になります。トラッカーやワークフローの設計、プラグインの互換確認、本体のバージョンアップ対応などを担える体制がないと、強みである自由度が逆に運用負荷を増やす結果になります。
Jiraは、クラウド版を選べばサーバー運用やバージョンアップの負荷は下がります。ただし、機能が豊富な分の教育コストや、Atlassian製品全体の運用ポリシー設計などに別の負荷がかかることは避けられません。
「ツール単体の機能が優れているか」ではなく、「自社の体制で活かしきれるか」で判断することが、選定後の定着につながります。
実際の利用シーンで試すこと
機能や料金だけで決めず、実際の利用シーンで試すことが選定の最後のステップです。両ツールとも無料プランやトライアルが提供されているため、自社の実プロジェクトで使ってみるのが最も確実です。
Jiraはユーザー数10名までのFreeプランがあり、Redmineはオンプレミスで自社環境に立てればコストはかかりません。Lychee Redmineのようなプラグイン製品も、30日間の無料トライアルで実運用に合うかを試せます。
PoC(概念実証)を行うときは、現場で日常的に使う1〜2チームを選び、2〜4週間の実プロジェクトで試すのが現実的な進め方です。
JiraとRedmineが向いているチーム
JiraとRedmineは、さまざまな現場で導入されており、向いているチームの傾向が見えてきています。ここからは、両ツールの強みを活かせる組織像を紹介します。
Jiraが向いているチーム
Jiraは「標準機能や可視化を活かしたい」「周辺サービス連携を重視したい」といったチームに向いています。具体的には、アジャイル開発で標準的なフレームワーク(スクラム、カンバン)を採用しており、バーンダウンチャートやベロシティチャートなどの標準レポートを使いたい組織です。
Confluence、Bitbucket、Slackなどアトラシアン製品や周辺サービスと連携した運用を組む場合も、Jira環境内で完結できる利点があります。
Redmineが向いているチーム
Redmineは「OSSを活かしたい」「柔軟にカスタマイズしたい」など、社内で運用知見を持てるチームに向いています。独自の業務フローや管理項目があり、SaaS型ツールの標準機能では合わない組織、サーバー運用やバージョンアップに対応できる情報システム部門がある組織が候補になります。
ライセンス費用を抑えつつ、自社の運用に合わせて柔軟に育てたい場合は、Redmineの自由度の高さが効果を発揮するでしょう。逆に、運用設計を維持できる人材がいない組織では、JiraやSaaS型ツールの方が結果的に運用負荷を下げられます。
JiraとRedmine以外が候補に入るケース
JiraとRedmineの2択にとらわれず、組織の状況によっては別の選択肢が現実的なケースもあります。代表的な2つのパターンを整理します。
国産ツールや日本語サポートを優先したいとき
日本語ドキュメントや国内サポート体制を重視する組織には、Backlogなどの国産SaaSツールが候補に入ります。
「海外ツールの翻訳UIに違和感がある」「トラブル時に日本語でサポートを受けたい」といった要件が強いなら、JiraやRedmineより国産ツールが向きます。標準機能の充実と使いやすさのバランスを取りたい場面で、国産SaaSツールは有力な選択肢です。
非IT部門も含めて全社で使いたいとき
エンジニア以外のメンバーも、日常的に使う前提の場合、UIの直感性や学習コストの低さを重視する必要があります。RedmineやJiraは、エンジニアやPMには馴染みやすい一方、非IT部門には概念や用語の理解が難しいツールです。営業や管理など開発以外の部門も横断利用するなら、直感的なSaaSツールや業務管理寄りのツールが候補に入ります。
JiraとRedmineの移行を検討する場面
JiraまたはRedmineをすでに導入している組織では、「現行ツールが合わないため移行したい」と判断する場面があります。ここからは、具体的にどういったときに移行を検討すべきか、注意点を踏まえて解説します。
RedmineからJiraへの移行を考えるケース
RedmineからJiraへの移行は可視化、標準機能、クラウド活用を重視したい場合に検討されます。具体的には、次のようなときに移行を検討するケースが多くみられます。
- ガントチャートや工数レポートを標準機能で行いたい
- サーバー運用の負荷を下げたい
- アトラシアン製品全体での連携を組みたい
ただし、移行検討時に見落としやすいのは、チケットや項目の移し替えより、運用思想が変わることです。Redmineで作り込んだトラッカーやワークフローを、Jiraの標準階層にそのまま移せるとは限りません。
JiraからRedmineへの移行を考えるケース
JiraからRedmineへの移行はコスト削減、OSS活用、柔軟な管理を重視したい場合に検討されます。「Jiraのライセンス費を抑えたい」「独自要件に合わせた細かい運用設計をしたい」といったニーズです。
私の経験から言えるのは、JiraからRedmineへ寄せる判断は、「安くなる」ではなく「持てる体制か」で決めるべきということです。Redmineは自由度が高い一方、自社運用・ 設定設計・プラグイン判断が必要です。
社内に管理できる人がいるか、設計を維持できる体制があるかで判断しないと、ライセンス費は削減できても運用人件費で逆に上回るリスクがあります。自由度を活かせる体制がなければ、かえって運用負荷が上がってしまうでしょう。
移行前に確認したいポイント
移行を進める前に、次のポイントを整理しておく必要があります。
- データ移行:チケット、Wiki、添付ファイル、履歴をどこまで移すか
- 運用ルール変更:移行先のツール思想に合わせて運用ルールを再設計する
- 教育コスト:メンバーへの再教育の規模を見積もる
- 連携影響:既存の外部連携(CI/CD、Slack、メールなど)の再設定範囲を確認する
特に注意したいのが、親子関係の考え方の違いです。Redmineでは親子チケットを柔軟に積みやすい一方、Jiraでは課題階層や親子関係の考え方が異なり、移行直後に「今までと同じ粒度で表現しにくい」と感じる場面が出てきます。
Redmineで表現していた親子関係をそのまま再現しようとせず、移行先のツールで何を表すかを先に決めることが重要です。
加えて、現在の運用で本当に困っているのが「ツールの不足」なのか、「運用設計の問題」なのかを切り分けてから判断することをおすすめします。Redmineの設計を見直せば済む話なら、無理にJiraへ移行しない選択肢もあります。
【無料トライアルあり】プロジェクト管理をラクにするならLychee Redmineがおすすめ
JiraとRedmineの2択で迷っているなら、Redmineの自由度を活かしながら標準機能の不足を補う選択肢として、Lychee Redmineがあります。Redmine本体に追加できるプラグイン製品で、クラウド版とオンプレミス版があります。
Redmine標準のガントチャートは参照中心ですが、Lychee Redmineではドラッグ&ドロップでタスクの追加・期間調整・依存関係の設定を直感的に行えます。 工数管理ではタイムマネジメントとリソースマネジメントが提供されており、担当者ごとに予定工数と実績を可視化できる点も特徴です。
さらに、進捗レポートは品質・進捗・コストを横断的に評価し、複数プロジェクトの状況を青・黄・赤のシグナルで把握できます。
「実際に使用感を確かめたい」という方に向けて、Lychee Redmineを30日間の無料トライアルを用意しています。クレジットカード登録不要でお試しできるため、「Jiraの標準機能の充実は欲しいが、Redmineの自由度も捨てたくない」という場合は、Lychee Redmineが自社の運用に合うかをご確認ください。
JiraとRedmineに関するよくある質問
ここでは、JiraとRedmineを比較するユーザーから寄せられるよくある質問とその回答を紹介します。
Redmineは無料で使えますか
Redmine本体はOSSで、ライセンス費用はかかりません。ただし、サーバー構築・運用・保守、バックアップ、セキュリティパッチ適用には別途コストが発生します。「ライセンス無料」と「運用無料」は別の概念です。クラウド版のホスティングサービスを利用すれば運用負荷は下げられますが、月額費用が発生します。
Jiraは小規模チームでも使えますか
Jiraはユーザー数10名までのFreeプランが提供されており、小規模チームでも使えます。ただし、Jiraは機能が豊富な分、初期の運用設計や学習コストとのバランスで判断することが大切です。
小規模チームで「シンプルなタスク管理ができればよい」という用途なら、Trelloや国産のBacklogの方が適している場合もあります。一方、「将来的にアジャイル開発を本格的に展開したい」という前提があるなら、最初からJiraを使い始める価値はあります。
「Redmineは時代遅れ」と耳にしますが本当ですか
Redmineは現在も継続的に開発されており、機能停止しているわけではありません。
「時代遅れ」と言われる背景には、UIの古さや標準機能の不足、運用や保守の体制といった、近年のSaaSツールと比較したときの相対的なギャップがあります。一方で、OSSの柔軟性、チケット管理の強さ、既存資産の活用しやすさといったメリットは依然として大きく、適切な運用設計があれば現在も十分に機能します。
詳しくは関連記事「Redmineは時代遅れ?メリット・デメリットや代替ツールを解説」で整理しているため、あわせてご確認ください。
JiraとBacklogはどう違いますか
Jiraはアジャイル開発・大規模プロジェクトに強み、Backlogは国産SaaSで使いやすさを重視という方向性の違いがあります。
Jiraはスクラムやカンバンなど、アジャイル手法のサポートが充実しており 、世界中の開発チームで採用されています。一方、Backlogは日本語UIや国内サポートが充実しており、非IT部門も含めた全社利用におすすめです。
「アジャイル開発で標準フレームワークを活かしたい」ならJira、「国産・日本語サポートで全社的に使いたい」ならBacklog、「自由度を活かして自社流に育てたい」ならRedmine、と組織のニーズで選び分けるとよいでしょう。
まとめ:JiraとRedmineは機能だけでなく運用体制まで含めて選ぶことが重要
JiraとRedmineは、いずれもプロジェクト管理ツールとして広く使われているものの、設計思想や運用前提が大きく異なります。
Jiraは標準機能の充実と可視化が強みで、アジャイル開発の標準フレームワークを活かしたいチームに向きます。Redmineは自由度と拡張性が強みで、独自の運用設計を維持できるチームに適したツールです。
選定で重要なのは、機能比較表だけで判断するのではなく、運用思想・体制・トータルコスト・教育負荷まで含めて比較することです。「機能が豊富だから」「ライセンスが無料だから」という単純な理由で選ぶと、運用に入ってから定着しないリスクがあります。
移行を検討する場合も、データ移行より運用思想の違いに注意が必要です。Redmineの設計を見直せば済む話なら、無理に乗り換える必要はありません。
なお、Redmineの自由度を活かしながら標準機能の不足を補いたい場合は、Lychee Redmineのようなプラグイン製品を導入することも手段の一つです。30日間の無料トライアルを活用すれば、導入コストを抑えて機能を試せます。
なるべくコストを抑えて業務効率化を図りたい場合は、ぜひ一度、Lychee Redmineが現場で機能するのかを確かめてみてください。
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