最終更新日:2025/11/18
【2025年11月】AIが現場の判断を補助し、見落としや遅れを防ぐ『Lychee AI』がLychee Redmineに登場!
Lychee AIは、チームやプロジェクトの状況を分析し、メンバーが気づきにくいタスクの遅れや偏りをAIが教えてくれる“判断支援AI”です。対話型で「チームの気づきを増やすAI」として、日々のプロジェクト運営に寄り添います。
Lychee AI開発の背景と目的
プロジェクト管理ツールの普及により、データの「見える化」は進みました。しかし、多くの現場では「データはあっても、活かしきれない」という新たな課題が生まれています。スケジュールやタスクの状況は見えていても、膨大なデータから「どこで遅れが生まれているのか」「誰が負荷を抱えているのか」「どの課題に優先的に取り組むべきか」といった重大な判断をするのは、依然として熟練の経験と属人的な感覚に頼らざるを得ません。
アジャイルウェアは、この課題を「見える化の次に来る、プロジェクト管理ツールの進化」と捉えました。プロジェクト管理の次のステージは、“AIが状況を読み取り、必要な気づきを先回りして届ける”こと。
そこで誕生したのが「Lychee AI」です。Lychee AIは、蓄積されたプロジェクトやタスクの情報を深く分析し、データを根拠に、メンバーが見落としがちな問題や優先すべきアクションを自然に提案します。Lychee Redmineは「管理を楽にするツール」から「チームの自律を育てるパートナー」へ変革します。
新機能「Lychee AI」の主な特徴
チャットで完結する直感的な操作
画面上に出現するチャットパネル「AIアシスタント」から、AIに話しかけるだけでチケットの作成・更新・検索・スケジュール調整が可能。プロジェクト管理・タスク管理に慣れていない方もわかりやすいよう、チャットメニューにはよく使う質問をご用意。ボタンひとつでAIに指示を出すこともできます。ツールを習熟していなくても、「今日やるチケットを教えて」「遅れそうなタスクを洗い出して」など気になったことをそのまま聞けば答えてくれるので、画面遷移や検索による思考の流れを止めません。
1. 今日やるべきタスクを自動抽出
AIが担当チケットを分析し、「今日やるべきこと」「期限が迫っていること」をリスト化。PM(プロジェクトマネージャー)の指示がなくてもメンバーが1日の全体像を把握できるので、毎⽇のスタートがスムーズになります。
2. PM・PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)の判断を強力にサポート
AIがタスクの進行状況やコメント内容を分析し、「プロジェクト状況」「遅れそうなプロジェクト」「負荷が偏っているメンバー」を検出。分析にかけていた時間を圧縮します。“人がデータを探して・見て判断する”から、“AIが情報を探して判断のきっかけをくれる”へ。
3. チケットの作成・更新
チャットからチケットを作成・更新。AIが操作を代⾏し、⼊⼒の⼿間を削減します。
4. チェックリスト提案・作成
チケット内容をもとにAIが作業の完了条件を提案します。抜け漏れを防ぎ、業務の品質を⾼めます。
5. チケット検索・一覧表⽰
確認したい条件を伝えるだけで、必要なチケットを即座に表⽰します。「〇〇に関連するチケットを探して」「開始日が近い担当者未設定のチケットを教えて」と伝えるだけで、今まではできなかったチケットの題名、説明、コメントの横断検索や絞り込みができるようになりました。
6. ガントチャートでのスケジュール調整も会話で完結
ガントチャート全体のスケジュールをAIが⼀括で調整。「開始⽇を1週間延ばして」といった指⽰にも⾃然な対話で対応します。
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提供開始日・対象プラン
提供開始日:2025年11月18日(火)
対象プラン:クラウド版(スタンダード/プレミアム/ビジネス)
※OpenAIまたはAzure OpenAIとAPI契約が必要です。
プロダクトオーナー 榊󠄀 春奈・辻 友之コメント
プロジェクトマネージャーをはじめプロジェクト管理に関わる人たちは、「どうすればチームがもっと動きやすくなるか」を考え続けています。それでも、情報整理や分析、報告に追われて、肝心な対話やチームビルディングの時間を持てない。そんなもどかしさを抱える人たちを、私たちは数多く見てきました。
Lychee AIは、その現場を支えるために生まれました。目の前の作業をAIが肩代わりするのではなく、チーム全体が自分たちで状況をつかみ、次の一歩を選び取れるようになるための仕組みです。これは、単なる機能追加ではなく、“チームの在り方を変えるための試み”でもあります。
私たちはこれまで、Lychee Redmineを通じて「計画を見える化する」ことを支援してきました。これからは、そこに「気づきを生み出すAI」を組み合わせ、チームが自ら動き、改善し続けられるプロジェクト運営を目指します。Lychee AIは、その新しい一歩です。
【2025年6月】“はじめやすさ”と“編集・共有の手間ゼロ”を実現!
プロジェクト作成ウィザード&プロジェクト設定チュートリアル
導入初期の負担を軽減するため、プロジェクト作成のウィザード機能を新たに搭載しました。導入担当者が「まずはガントチャートやチケット作成などの主要機能をすぐに触ってみたい」というときでも、細かい設定に煩わされることなく、スムーズにプロジェクトを立ち上げて試せるようにしました。
※このウィザードは初回セットアップ時など、特定のタイミングでのみ使用できます。
また、システム管理者として管理画面を操作する方には、順を追って画面の使い方を理解できるチュートリアル機能もご用意。ツールの基本操作や設定内容を効率よく学べるため、導入初期の学習コストを下げることができます。
チケット詳細画面でのインライン編集

表示されている項目をクリックすると、直接編集できるようになりました。
編集ボタンを押して画面を切り替えたり、保存ボタンをクリックする手間が削減され、編集作業にかかる時間を最小化します。
PDF出力機能を搭載した「ガントチャート5 β版」

2023年11月よりプレα版として提供していた「ガントチャート5」を、β版としてリリースしました。
既存の工数見える化・クリティカルパス抽出機能に加え、新たに「PDF出力機能」を実装。
画面に表示しているガントチャートを出力できるため、報告資料作成の手間を大幅に削減できます。
マネジメント層やクライアントへの共有もスムーズに行えます。
プロダクトオーナー 辻 友之・神谷 円 コメント
Lychee Redmineは、プロジェクト運用に集中していただける環境を目指し、進化を続けています。
今回は、誰でもすぐに使い始められ、編集や共有をスピーディに進められるよう、アップデートを実施しました。
今後のアップデートでは、導入を推進する方だけでなく、日常的に使う方も気持ちよく使い続けられるよう、現場担当者が迷わず作業に集中できる環境を、さらに強化していきます。
これからも、“現場に根づくプロジェクト管理”をテーマに、チームとマネジメントをつなぐプロダクトとして進化を続けてまいります。


