2022年11月16日に、東京のアーツ千代田にて、第7回Lychee Redmineユーザー会「Lychee Fun Basket 2022〜今さら聞けない!プロジェクトの走り出し方〜を開催いたしました。

3年ぶりのオフライン開催となり、参加者同士が対面で交流できる時間が復活。今回から、企画やコンセプトを一から練り直し、参加者同士がより交流しやすいイベントを目指しました。会場には「学校の旧校舎」を採用し、終始和やかな雰囲気で開催されました。

プログラムには、基調講演をはじめ、ユーザーによる事例発表、OST(オープン・スペース・テクノロジー)など、さまざまなコンテンツをご用意。それでは、当日の様子をご紹介します。

プログラム

・基調講演
・招待講演
・Lychee Redmineの最新機能とロードマップについて
・ユーザー企業による事例紹介
・OST(オープン・スペース・テクノロジー)
・懇親会

<基調講演> 新たなモノ創り…プロジェクトの走り出し方、その源典は「時間の思考と、最小の資源」

プロジェクト・カーズ合同会社 代表 代表 水野 和敏氏

基調講演では、ミスターGT-Rこと、プロジェクト・カーズ合同会社 代表 水野 和敏 氏をお招きし、新しく価値あるものを生み出すときの原典について、日産R35GT-Rの開発やレース活動などを例に出してお話しいただきました。講演は、「最高の仕事は、最小の人、モノ、カネで可能になる」という言葉が印象的なVTRから始まります。日産R35GT-Rは、たった3年で開発し、1年で世界トップクラスのブランドに成長させたとのこと。新たな価値を生むための考え方と組織管理について、参考になるお話ばかりでした。

未来には凄まじい価値があり、未来は失敗を前提として、成功を作り出すもの。「時間軸」と「価値」の2軸でしか物事を考えないと強くおっしゃる姿に、水野氏のものづくりへの強いこだわりがビシビシと伝わってきました。

残念ながら資料や内容は非公開となりますが、ものづくりをしていく中で刺激になった方も多いのではないでしょうか。

Lychee Redmineの最新機能とロードマップについて

プロダクトオーナーの神谷より、Lychee Redmineの最新機能と今後の展望についてお話ししました。「ダッシュボード」「メッセージボックス」「プロジェクトレポートの機能強化」「タイムマネジメントの刷新」など、2022年もLychee Redmineは大きく進化しました。2023年も、「ガントチャートのUI刷新」など大型アップデートを控えており、プロジェクトの成功率の向上に寄与する機能はもちろんのこと、使いやすさ・見やすさ・分かりやすさももっと追求したサービスを目指します。

<事例紹介>プロジェクト管理ツールの導入

株式会社コベルコE&M
機電事業部計電本部システムエンジニアリング部システム開発室 室長 沖 大作 氏

ユーザー企業による事例紹介では、株式会社コベルコE&M 機電事業部計電本部システムエンジニアリング部システム開発室 室長 沖 大作 氏にご登壇いただきました。Redmineの導入にあたり、使用者のハードルとなるのは、Redmineに入力する手間の増加が挙げられます。工数の入力など、すでに社内システムに入力している情報を再度Redmineに入力するような2度手間を極力なくすため、LycheeRedmineの適用、プラグインの開発、REST-APIを使用し、すでにある社内システムと連携し、ツールを定着させるための取り組みされたそうです。

定着活動の工夫により、作業時間の入力率は100%を達成。それにより、「プロジェクトや保守作業の見える化を推進できた」と語っておられました。

残念ながら資料は非公開となりますが、参考になった方も多かったのではないでしょうか。

<ユーザー参加型企画>OST(オープン・スペース・テクノロジー)

今回初の試みとして、OST(オープン・スペース・テクノロジー)を実施しました。
OSTとは、参加者駆動型のカンファレンスです。参加者自身が興味のあるトピックや相談したいことをオープンにし、アイデアや意見を共有し合いました。


懇親会

イベント本編終了後の懇親会でも、活発な情報共有が続けられました。「Lychee Fun Basket」は、プロジェクト管理の悩みやノウハウを共有し合い、参加者同士の交流の中で少しでも業務のヒントが得られる場所を目指して、年に数回開催する予定です。

イベント告知は、こちらで行っております。ユーザ様はもちろん、Lychee Redmineをご検討中の企業様も大歓迎ですので、ぜひご参加ください。

Lychee Redmine ユーザ会 - connpass

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