2016年10月19日、ベルサール新宿グランドにて第1回Lychee Redmineユーザ会を開催しました。おかげさまでLychee Redmineの導入企業様は150社、ユーザ数は1万2千ユーザを突破。業種業界を問わず幅広いシーンご利用いただけるようになって参りました。それに伴いユーザ様より「Lychee Redmineのユーザ企業が集まる機会を設けて欲しい」というお声をいただくようになり、第1回目のユーザ会を開催させていただく運びとなりました。
今回のユーザ会にはLychee Redmineの導入企業様だけでなく、導入をご検討中の企業様にもご参加いただき、業界を超えた活発な情報共有が行われました。
プログラム
・ご挨拶、Lychee Redmine最新情報紹介及び今後の動向
・事例紹介
・名刺交換タイム
・パネルディスカッション
Lychee Redmine最新機能紹介と、今後の動向
はじめに株式会社アジャイルウェア代表取締役CEO 川端 光義よりLychee Redmine初となるユーザ会開催の御礼を述べ、営業担当 水口 崇からはLychee Redmine最新機能についてお話させていただきました。ご提供を予定している新しいプラグインのご紹介に対しては、参加者の方々より「興味深いプラグインだった」「使ってみたい」といったお声を頂戴しました。
Lychee Redmineの利用事例
実際にLychee Redmineを導入されている三社のユーザ企業の方々に、自社事例をお話いただきました。実際に利用されている方の生の声ということで、参加者の皆様は真剣に耳を傾けておられました。
最初に昭栄化学工業株式会社 情報システム部 中村 浩平様より、Redmineを全社に定着化させるための取り組みをお話しいただきました。設定や運用ルール、UI改善に利用しているオープンソースのプラグイン「jsToolbar Buttons Extension」「View Customize Plugin」により、あらゆるITリテラシーの方々が利用できるようにするための取り組みを共有いただきました。これらのプラグインを活用してチケット作成時の初期値設定や数値の3桁区切り表示など、利用者が使い易い環境づくりを実施されております。
続いて東京海上日動システムズ株式会社 開発品質管理部 杉本 直幸様より、Redmineを大規模に全社導入してからの経緯をお話しいただきました。ユーザ数2,000名で毎月2万チケット(現在は3,000名、3万チケット)が登録されている中で、Redmineをより使いやすくするためにLycheeガントチャートを導入することで、初めての方でもチケット管理が簡単にできる環境づくりをされております。また、東京海上日動システムズ様が開発スポンサーなっていただいたことにより開発された、Lycheeアジャイルも活用されております。その他にも登録されるチケット数の推移や、フェーズに合わせたトラッカーの分類分けなど、大規模利用での業務プロセスの標準化に関する取り組みを共有いただきました。
最後に株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス 技術運用本部 変更構成管理チーム 太田 秀樹様より、Redmine導入後に発生した問題点と、それらをLychee Redmine導入により解決された事例をお話しいただきました。Lycheeガントチャートを利用してスケジュール管理の操作性を向上されているユーザ様であり、増加したカスタムフィールドの視認性を向上させるためのカテゴリごとに折りたためるプラグインや、複数チケットを一括登録するプラグイン(現在はLychee Redmine製品として販売中)を利用したユーザのさらなる運用の効率化も進められています。
ご参加者の声
・自社の使い方に近い事例、より使いこなしている事例などあり勉強になった
・各社の利用状況を確認できて、弊社と似た状況であることが分かった。ユーザ会の意義あり。
・Redmineを使い始めた頃からお世話になっているサイトや、普段情報収集で参照させていただいている方々でした。今後もきっとお世話になります。
実際に利用されている方々の実例の話なので、もっと時間を使ってもよいと思った
・各社それぞれに工夫しながらRedmineを使用している様子が分かり良かったです
・利用事例はもっと多くご紹介頂けると嬉しいです(これから使うので大変参考になります)
・弊社ではまだ利用者側の利便性向上に取り組んでいる為、マネジメント目線での検討が進んでいません。その中で参考になるお話が多くありました。
名刺交換タイム
初めてのLychee Redmineユーザ会ということもあり、お互いのことを知るということで参加者の皆様に名刺交換をしていただきました。
ご参加者の声
・全く接点のない業界の方とお話ができた
・参考になる情報が得られました。とても良かったです。
・他社の活きた情報はとてもありがたいです。
・思わぬ人と名刺交換できた
・お互いの悩みの共有は大切ですね
・環境構築のアドバイスを頂け助かりました
パネルディスカッション
最後のセッションでは、全員参加のパネルディスカッションを行いました。パネラーは、事例を発表していただいたユーザ3名様とファーエンドテクノロジー株式会社 代表取締役 前田 剛様、そして弊社代表取締役CEO川端 光義の計5名にお願いをしました。「Redmineを利用・運用する上で苦労されていること」を議題にディスカッションが行われました。やはりどのユーザ様も同じ悩みを抱えておられている様子で、非常に活発な議論が展開されました。
ご参加者の声
・実際のユーザの方の悩みや対応策が伺えてよかったです
・各社の活用事例、意見が聞けて新鮮でした
・自分の知りたい議題を投げ込めるので良かった
・使い方に困っている事例を紹介し、その解決策を議論するのはとても役立ちます
・どこも同じような事で悩んでいるのですね、という印象。抜きんでたベストプラクティスを期待していましたが、逆に同じ場所で試行錯誤していることがわかり、方向性として安心感を持てました。
・運用していく上でやはり同じような課題、対応を行なっていることが分かりました。こういった共通の課題をより少なくしていければと改めて考えました
ユーザ会終了後に場所を移して実施された懇親会でも、活発な情報共有が続けられました。
次の第2回ユーザ会は、参加者の皆様にとってさらに有意義な機会となるよう進めて参ります。
なおLychee Remineユーザ会のイベント告知は、こちらで行っております。ユーザ様はもちろん、Lychee Redmineをご検討中の企業様も大歓迎ですので、ぜひご参加ください。
最後に、当日の会場運営や写真撮影で多大なるサポートしてくださったファーエンドテクノロジー株式会社代表取締役 前田 剛様にこの場を借りて、心より厚く御礼申し上げます。
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