今年で6回目の開催となったLychee Redmineユーザー会。2021年12月8日に完全オンラインで開催しました。
今年もユーザーの皆様と実際にお会いできず残念ではありましたが、130名近い方々がご参加くださいました。毎年恒例の基調講演やユーザー様による事例紹介など、盛りだくさんのコンテンツをご用意。チャットやQ&Aを通じたコミュニケーションも生まれる会となりました。
プログラム
・基調講演
・招待講演
・Lychee Redmine最新機能紹介及びLycheeの未来について
・事例紹介
・企画コーナー
<招待講演> RedMica 2.0新機能解説
招待講演では、ファーエンドテクノロジー株式会社 前田様より、Redmineの次期バージョンの機能を先行して使える「RedMica」の最新機能を紹介していただきました。今回は2021年11月にリリースされたRedMica 2.0の新機能の中から、テキスト形式フィルタのAND検索など、便利な機能を中心にわかりやすくご説明いただきました。Lychee Redmineも、2022年2月までにはRedMica2.0に対応する予定です。
詳しい内容は、講演資料をご覧ください。
Lychee Redmine最新機能紹介及びLycheeの未来について
代表の川端とプロダクトオーナーの神谷よりLychee Redmineの最新機能とLycheeの未来についてお話いたしました。昨年のユーザー会で発表したロードマップを振り返りつつ、新たに追加した機能をご紹介しました。さらに、2022年はLychee Redmineが大きく展開します。2014年2月のリリース以降、プラグイン数は20まで増えました。Lychee Redmineのツールとしての在り方を再定義し、タイムマネジメントのUI改善や、Lychee統合管理システム(仮)の構想などをお話しました。
詳しい内容は、講演資料をご覧ください。
<事例紹介 1>LycheeRedmineを使ったプロジェクト管理の進め方
事例紹介の1社目は、Lychee Redmineのコンサルパートナーでもある、株式会社アイティブレインズ 堀江様より金融系の開発において、Excelの進捗管理からLychee Redmineでの管理に移行し、運用を成功させた事例をお話いただきました。
Lychee Redmineの活用ポイントとして、
・ガントチャートを使った進捗管理(親子チケットの定義、チケットの先行後続関係の付け方など)
・リソースマネジメントを使った各メンバーの負荷状況の確認方法
・プロジェクトレポートを使った進捗報告
などプロジェクト管理の一連の流れをわかりやすく、デモしながらご説明くださいました。
実際のプロジェクトさながらのサンプルプロジェクトをご用意いただき、参考になった方も多かったのではないでしょうか。
<ユーザー参加型企画>フューチャーLycheeを考えよう!
休憩タイムを挟みまして、昨年も好評だった「フューチャーLycheeを考えよう」を実施しました。今回は事前アンケート制ではなく、リアルタイムアンケートを使って進行しました。
〈アンケートの設問〉
・「プロジェクトがうまくいっていない」と思う時の要因にはどんなものがありますか?
・プロジェクトを成功させるために、どんな機能があればよいと思いますか?
・その他、Lycheeにあるといいなと思う機能をご自由にお書きください。
アンケートへは想像を超える量の回答が寄せられ、大変盛り上がりました。
結果を踏まえ、今後の開発ロードマップへの参考にいたします。
<事例紹介 2>製造業(設計部門)でのRedmine活用例
事例紹介の2社目は、株式会社シナジー研究所 中岡様より、製造業の設計部門における、Redmine活用例についてお話いただきました。
約100名の設計部門で、営業部門が獲得した案件を、設計部門が製造部門にスムーズに連携できるための業務フローの可視化されたそうです。今までは、プロジェクトリーダーが各々進捗管理しており、隣の人がどんな仕事をしているのか、全く把握できない状況だったとのこと。そこでLychee Redmineの導入を決定されました。
活用されている機能は、ガントチャート、リソースマネジメント、タイムマネジメント、EVM。
プロジェクトやチケットの構成、ワークフローの整理・簡素化から、実績入力を促すための工夫など、担当者の方がうまく活用できるような工夫されていたことが印象的でした。
残念ながら講演資料は非公開となりますが、現在の業務をツールに落とし込むための考え方や手順をわかりやすく説明してくださいました。
<事例紹介 3>LycheeCCPMで始めるプロジェクト計画法
事例紹介のラストは、東様よりLychee CCPMを使った計画の立て方についてお話いただきました。
プロジェクトの計画時にありがちなこととして、チケットの粒度がバラバラになったり、使用する言葉の定義が違ったりすることがあります。まずは、プロジェクトメンバー全員が、使用する言葉やチケット作成視点の共通認識を持つことが重要だと語られました。
例えばチケット作成の際にも、細かくルールを決め、前提条件を揃えた上で、CCPM的な計画へ進むとよいとのことでした。
CCPM的なプロジェクトの計画の作り方は大きく6工程あり、それぞれの工程をどのように行うのか丁寧に説明してくださいました。
残念ながら講演資料は非公開となりますが、運用上の細かいTipsなどもあり「これからCCPMをやってみたい」という方に参考となる事例でした。
Lychee Redmineユーザー会は2022年も開催予定です。
イベント告知は、こちらで行っております。ユーザ様はもちろん、Lychee Redmineをご検討中の企業様も大歓迎ですので、ぜひご参加ください。
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