プロジェクト管理ツールは、タスク管理やスケジュール管理など、プロジェクト達成をサポートするための機能が多く備わっています。
しかし、利用には初期費用や月額費用が必要なツールも多く「プロジェクト管理が無料でできるものがあればぜひ導入したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、プロジェクト管理ツールを無料で利用したいと考えている方に向け、実際に使用できるツールがあるのか、おすすめのツールはどれかなどについて解説します。
プロジェクト管理ツールは無料で使えるのか
プロジェクト管理ツールを無料で使用することは可能です。
しかし、無料版と有料版では機能や利用人数、利用期間などに違いがあります。
例えば、無料版なら5人まで利用できて基本機能は使え、有料版なら100人まで利用できて全機能が使えるなどがあります。
機能を多く備えたツールの多くは、利用するプランによって制限があるため、プロジェクトの規模によって契約するプランを判断しなければいけません。
そのため少人数や個人であれば無料版、大人数であれば有料版をおすすめします。
ツールによっては全プランにトライアル期間が用意されているので、まずはお試しで使い勝手を実感してみるとよいでしょう。
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プロジェクト管理ツールを無料で導入する方法
プロジェクト管理ツールを無料で導入する方法には次の2つがあります。
- 無料プランを利用する
- 無料トライアルを申し込む
それぞれ詳しく解説します。
無料プランを利用する
完全に無料で利用できるプランが用意されているプロジェクト管理ツールを利用すれば、導入費用や月額料金を支払わずに利用が可能です。
しかし、無料で利用できるプランは、有料プランに比べて機能がシンプルであったり、利用できるユーザー数に制限があったりするので注意が必要です。
無料トライアルを申し込む
有料のプロジェクト管理ツールの中には、無料のトライアル期間が設けられている場合があります。
無料トライアルは、有料版とほぼ同じ機能を期間限定で利用するためのものなので、ツールの使用感やどれほど生産性向上につながるか、などを確認するために利用するとよいでしょう。
無料トライアルをうまく活用すれば「導入したがあまり効果がない」といった事態を防ぎ、より自社に適したツールを導入できます。
トライアル期間はツールによって異なりますので、トライアルを利用する際は、事前にトライアルできる期間の確認も必要です。
プロジェクト管理ツールの無料版と有料版の違い
プロジェクト管理ツールの無料版と有料版の違いについて解説します。
ガントチャートの機能
無料版のガントチャートは、機能がシンプルなものが多いです。
そのため、基本的な進捗管理は可能なものの、別のグラフでの進捗率の確認やタスク管理機能などとの連携はできない場合が少なくありません。
一方で、有料版のガントチャートには豊富な機能が備わっているケースが多いです。
例えば、「Lychee Redmine」のガントチャートでは基本的な進捗管理のほか、クリティカルパスを割り出す機能や、現在の進捗と計画時のベースラインを比較する機能などがあります。
利用可能人数
無料版と有料版では利用できる人数や容量に大きな違いがあります。
プロジェクト管理ツールの無料プランには人数制限が設定されているケースがあり、おおよそ4~15名までしか利用できません。
例えば、プロジェクト管理ツールの1つである「Asana」にも無料プランが用意されていますが、無料プランで利用できる人数は最大15ユーザーまでです。
また、「Jooto」の無料プランでは、基本機能をすべて無期限で利用できますが人数は4ユーザーまで、容量は100MBまでとなっています。
無料のプロジェクト管理ツールが向いているケース
無料のプロジェクト管理が向いているケースについて解説します。
個人で利用したい場合
個人や少人数でのプロジェクトには、無料のプロジェクト管理ツールが向いています。
個人や少人数でプロジェクト管理を行う場合、さまざまな機能がなくても大きな問題とならないケースが多いです。
また、無料プランの制限として多い人数制限に対しても、個人や少人数であればほとんど影響ありません。
そのため、ツールによっては有料版と同じ機能を使用できるでしょう。
管理ツールにコストをかけられない場合
予算やプロジェクト規模などの関係で、プロジェクト管理ツールにコストをかけられない場合にも、無料ツールの利用が向いています。
無料とはいえ基本的な機能を備えているため、ツールなしでプロジェクトを進めるよりは効率的に作業進行が可能です。
有料ツールの導入に上司や管理層からの許可がおりない場合は、まずは無料ツールの利用からはじめて、データの収集・効果検証などを実施してから、再度導入を掛け合うのもおすすめです。
使用感を確かめてみたい場合
複数のプロジェクト管理ツールの使用感を確かめてみたい場合には、無料トライアルの利用をおすすめします。
有料のプロジェクト管理ツールを使用している場合「使ってみたが思っていた効果が得られない」となっても簡単に別ツールに変更できません。
しかし、無料トライアルであれば、コストをかけることなく複数のツールの使用感を確かめられるため、自社に本当に適したツールを選びやすくなります。
しかし、いくら無料で試せるからといって、何度もツールを変えてしまうと現場が混乱します。
そのため、手当たり次第に無料トライアルを利用するのではなく、事前に各ツールの機能を精査し、2~3個ほどに候補を絞ったうえで試すようにしましょう。
無料のプロジェクト管理ツールの種類
プロジェクト管理ツールには、クラウド型とインストール型の2種類があります。
使える機能は同じでも、少し異なる部分もいくつか存在します。
それぞれの特徴を説明するので、ぜひ参考にご覧ください。
クラウド型
クラウド型は、データをクラウド上に保存して利用するタイプのツールです。
情報共有がしやすく、他のツールとも連携を取りやすい点がメリットです。
しかしインターネット環境がなければ利用できないツールもあります。
使うためのインターネット環境を確保しておきましょう。
インストール型に比べて初期費用や運用コストも安価なので、現在はクラウド型を導入する企業が増えています。
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インストール型
インストール型は、専用ソフトをデバイスへ追加して利用するタイプのツールです。
セキュリティ被害が低く、インターネット環境がなくても使える点がメリットとなります。
インターネット環境を必要とせず利用できるので、不具合によって動作が遅くなる心配もありません。
自社のみで使う場合は問題ありませんが、他社と共同作業するときには支障が出ることもあります。
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無料のプロジェクト管理ツールの選び方
プロジェクト管理ツールを選ぶときは、以下のポイントをチェックしてください。
- 無料で使える機能や人数
- 初心者でも使いやすいか
- サポート体制が充実しているか
- 日本語対応の有無
順に解説します。
無料で使える機能や人数
プロジェクト管理ツールを無料で使う場合、機能や使用人数に制限があるものが多くあります。
そのため何ができてどれくらいの人数で使えるのかを事前にチェックしておかなくてはいけません。
例えば、ガントチャート機能と7人まで使えるなどの条件を絞りましょう。
少人数で使うなら、無料でも問題なく利用できるプロジェクト管理ツールを選びます。
継続的に使いながら、利用人数を増やしたいタイミングで有料プランへ契約すればコストをおさえて利用できます。
初心者でも使いやすいか
プロジェクトメンバー全体でツールを使うときは、人を選ばず使えるものを選びましょう。
複雑な操作を必要とするツールは、使いこなすことが難しいので、結果的に定着せず終わってしまいます。
そのため初心者が使っても目的まで数回のクリックでたどり着けるツールが最適です。
いきなりツールを導入するのではなく、実際の利用者に使い勝手を試してもらい相談しながら納得のいくものを選びましょう。
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サポート体制が充実しているか
プロジェクト管理ツールを選ぶときは、サポート体制があるものを選ぶことをおすすめします。
理由としては、ツールを利用していてわからない点があれば気軽に相談できるからです。
もしサポート体制がなければ、知見のある担当者からアドバイスを受けないといけないので、お互いに無駄な時間を使ってしまいます。
海外製のツールを導入するときは、日本語対応のサポートがあるかを必ずチェックしましょう。
日本語対応の有無
プロジェクト管理ツールが、日本語対応しているかも大切なポイントです。
海外製ツールでも日本語対応しているものがありますが、不自然な日本語になっていることも少なくありません。
特に理由がなければ、国内で作られたプロジェクト管理ツールを導入することをおすすめします。
言語によるトラブルは長期的に利用するうえで問題になるので、日本語対応のツールを選びましょう。
おすすめの無料プロジェクト管理ツール10選
無料で利用できるプロジェクト管理ツールを紹介します。
ツールは、導入しやすいものを10個厳選しました。
それぞれの特徴を紹介するので、ぜひ最適なツールを見つけてください。
1.Lychee Redmine
「Lychee Redmine」は、使いやすさ抜群のガントチャートを備えた日本企業向けプロジェクト管理ツールです。
これまで大手企業や中小企業など7,000社以上の導入実績があり、業種問わず利用されているツールとなっています。
ガントチャートをはじめカンバンやダッシュボード、タイムマネジメント、リソースマネジメントなど豊富な機能がある点が特徴です。
ドラッグ&ドロップで直感的な操作ができるので、人を選ばず誰でも使いやすくなっています。
フリープランは基本機能(ワークフロー・通知設定・ファイル共有・Wiki)とカンバン機能の限定された機能しか利用できませんが、有料プランはガントチャートをはじめさらに多くの機能が利用できます。
有料プランは30日間の無料トライアル期間を提供しているので、リスクなくはじめられ、その価値を実感できるはずです。ぜひ一度お試しで使い、操作性を確かめてみましょう。
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プラン | 月額料金 | 利用機能 |
フリー | 無料 |
|
スタンダード | 900円 |
|
プレミアム | 1,400円 |
|
ビジネス[無料トライアルはこちらをお試しできます] | 2,100円 |
|
2.Jooto
引用元:Jooto
「Jooto」は、シンプルなデザインと充実したサポート体制があるタスク・プロジェクト管理ツールです。
運用や利用の定着、プロジェクトの成功を専門のアドバイザーがサポートしてくれるので、初めて導入する企業でもスムーズにはじめられます。
ドラッグ&ドロップの直感的でシンプルな操作性のため、ふせんのような感覚で貼ったりはがしたりできます。
複数のプロジェクトも1つのダッシュボードで一括管理できるので、同時進行するときにも便利です。
4名まで使える無料プランがあるので、少人数で利用したい方におすすめです。
3.Backlog
引用元:Backlog
「Backlog」は、IT・広告業界を中心に利用されているタスク・プロジェクト管理ツールです。
シンプルで直感的に使えるデザインとなっており、1つのプラットフォームからプロジェクトメンバー全体の作業状況を把握可能です。
開発、デザイン、マーケティングなど必要な業務に分けてプロジェクトを作成できるので、課題作成と作業の整理が簡単にできます。
ユーザーの権限管理も振り分けられるため、管理者は各メンバーに適切な権限を与えられます。
App StoreとGoogle Playで専用アプリケーションが用意されており、外出先でも手軽に進捗状況のチェックが可能です。
全プラン30日間無料トライアル期間があるので、1ヶ月間で使いやすさを試してみたい方におすすめです。
4.Brabio!
引用元:Brabio!
「Brabio!」は、ガントチャート作成に特化したプロジェクト管理ツールです。
初心者専用のクラウドツールとして20万社以上に導入されており、業種を選ばず利用できます。
担当状況ビュー機能を使えば誰が忙しいかを一目で可視化できるので、作業状況に合わせて仕事を割り当てられます。
Excelシートを一括出力することもできるため、以前作成していたデータをすぐに反映可能です。
5名までの無料プランは、プロジェクト数無制限で50MBまで自由に使えます。
ガントチャートを中心に使いたい方におすすめのツールです。
5.Trello
引用元:Trello
「Trello」は、プロジェクト管理・生産性の向上を目的としたツールです。
ボードやリスト、カードの3種類からプロジェクトやタスクを管理でき、作業に必要な内容を1つにまとめられます。
カードには会話や添付ファイル、納期などを設定できるので、必要に応じていつでもチェックできます。
また、基本的なルーティン作業は、自動化機能「Butler」に設定することで削減可能です。
他の外部ツールとも連携できるため、作業効率を一気に向上させられます。
無料版の人数制限はなく、ほとんどの機能を使えるので、すぐにプロジェクトへと利用してみたい方におすすめです。
6.みんなでガント.com
引用元:みんなでガント.com
「みんなでガント.com」は、会員登録不要ではじめられるプロジェクト管理ツールです。
データはすべてクラウド上で保存されるため、プロジェクトメンバー全体で簡単に共有できる点が特徴です。
スマートフォンやPC、タブレットなどデバイスを選ばず利用できるので、さまざまな環境で手軽に使えます。
国内ツールでありながら英語表示にも対応しており、海外からのメンバーともスムーズに作業できます。
30日間無料で使えるので、会員登録をせず使いやすさを実感したい方におすすめです。
7.Asana
引用元:Asana
「Asana」は、タスク整理に特化したプロジェクト管理ツールです。
カスタマイズ性が高く、プロジェクト内容によって目標設定や進捗状況を管理できる点が特徴となっています。
タスク間の連携をすることもでき、視覚的にプロジェクトメンバー全体が納期を確認しながら作業を進められます。
ルーティン化されているタスクは、自動化することで時間のかかる作業を削減可能です。
カレンダー機能はGoogleカレンダーと連携できるので、ツールを使っていないときでも予定をチェックできます。
15名まで無料で使えますが管理機能はないので、個人間で使いたい方におすすめです。
8.Planio
引用元:Planio
「Planio」は、Redmineをもとに開発されたクラウド型プロジェクト管理ツールです。
世界98ヶ国1500社で導入されており、エンジニアやプログラマーといった業種から利用されています。
海外製ツールでありながら日本人スタッフによるサポート体制があるので、疑問点があっても安心して相談できます。
1プロジェクトにつき2名まで無料で使えるため、少人数で使いたい方におすすめです。
9.Wrike
引用元:Wrike
「Wrike」は、カンバン方式のタスク管理ができるプロジェクト管理ツールです。
世界で2万社、国内で1000社以上の導入実績があり、さまざまな業界や業種に対応できる点が魅力です。
高いカスタマイズ性が特徴となっており、各プロジェクトやタスクに合わせてワークフローを簡単に作成できます。
複数の部門メンバーとリアルタイムで会話しながら情報更新・共有ができるので、目標までスムーズに進められます。
5名までなら無料で使えるフリープランと全プランのトライアル期間があるので、少人数で試してから本格的に導入したい方におすすめです。
10.Stock
引用元:Stock
「Stock」は、複数メンバーの情報共有に特化したプロジェクト管理ツールです。
記載内容が流れていく問題を解決するためにチームの情報ストックができ、重要な情報を保存しておけます。
他にもタスク管理やメンバー同士のチャットもできるので、柔軟な使い方が可能です。
もし誤って削除してしまったデータも30日間保存されるため、万が一のミスを防げます。
利用人数の制限なしで使えるフリープランと全プラン14日間無料のトライアル期間が用意されているので、即戦力として使いたい方におすすめです。
無料のプロジェクト管理ツールの代替案
プロジェクト管理ツールの代替となるツールには次のようなものがあげられます。
- スケジュール管理ツール
- ToDo管理ツール
それぞれについて解説しますので、参考にしてください。
スケジュール管理ツール
スケジュール管理ツールは、スケジュール管理に便利な機能を備えたツールです。
スケジュール管理ツールでは、スケジュールの可視化や日程調整の自動化、決まったスケジュールを自動的にカレンダーに反映する機能などが可能です。
細かいスケジュール管理が可能となる一方で、ツールによってはタスク管理やリソース管理などの機能はない場合もあります。
そのため、スケジュール管理ツールを使ってプロジェクト管理する場合は、他ツールの併用も視野に入れる必要があります。
ToDo管理ツール
ToDo管理ツールは、タスク管理に便利な機能を備えたツールです。
ツールの種類にもよりますが、タスクの共有やリマインダー、定期的なタスクの繰り返しなどの機能が搭載されています。
一方で、ToDo管理ツールには、プロジェクト全体を管理するような機能がないものもあります。
そのため、スケジュール管理ツールと同様にプロジェクト管理をする場合は、他ツールとの併用も検討が必要です。
まずは無料でプロジェクト管理をはじめてみましょう
今回は、プロジェクト管理ツールの詳細や選び方からおすすめの無料ツールを紹介しました。
プロジェクト管理ツールにはクラウド型とインストール型の2種類があるため、使用環境やメリットを考えて選択してください。
また、ツールを選ぶときは、機能や利用人数、使いやすさ、サポート体制、日本語対応の有無などをチェックしましょう。
「Lychee Redmine」は、7,000社以上の導入実績を持つプロジェクト管理ツールです。
タスク管理やガントチャート、リソースマネジメントなど、プロジェクト進行をサポートする機能が豊富に備わっています。
また、直感的な操作が可能なうえ、サポートも充実しているため、ツール操作に不慣れな方でも安心して利用可能です。
現在、すべての有料プランで30日間の無料トライアルが可能ですので、プロジェクト管理に課題を抱えている方は、この機会にぜひ一度試してみてください。