プロジェクト管理はチームの人数やタスク数が多くなるほど複雑になり、全体像の把握が難しくなりますよね。

誰がどこまで進捗したのかわからなかったり、タスクの見落としや進捗の遅延があれば円滑にプロジェクトを完了することができません。

そこで、プロジェクトでよく利用されるのが「ガントチャート」です。

ガントチャートを利用することで各メンバーのタスクや進捗状況が容易に確認可能となります。

この記事ではガントチャートの利用例や、ガントチャートのおすすめツールを紹介します。

ガントチャートとは?

ガントチャートとは、横棒グラフを用いてプロジェクトを管理するスケジュール表です。

横は時間軸、縦はタスクまたはメンバーを書き込むことにより、視覚的にわかりやすくプロジェクト管理を行うことが可能です。

例えば、システム開発やWeb業界では、プロジェクトマネージャーやシステムエンジニア、プログラマーのような様々なメンバーがプロジェクトに関与します。

そのため、誰がどのタスクを進めているのか全体像が掴みにくくなることも。

ガントチャートを活用することで、業種や部署が異なっていてもメンバー同士が同じ視点で情報共有することができます。

ガントチャートの利用例

ガントチャートによる管理方法は、数週間~数カ月以上かけてひとつのプロジェクト(成果物)を作り上げるプロジェクトや業種に向いています。

例えば、システム開発であれば以下のような順番でタスクを進捗していきます。

  • システム構想・設計
  • 運用・移行設計
  • 基盤となるシステムを構築
  • 開発
  • テスト
  • リリース

中項目をさらに細分化してガントチャートを作成することでタスクの相互関係や序列がわかりやすくなります。

以下に、ガントチャートが有効に活用できるプロジェクトや業界を示します。

・システム開発
・ソフトウェア開発
・建築業
・営業・セールス
・マーケティング業
・製造業
・イベント業
・農業

ガントチャートはさまざまな業界のプロジェクト管理で活用できます。

ガントチャートのメリット

ガントチャートのメリットは、タスクの進捗状況における全体像が一目で確認できることです。

経営者やプロジェクトマネージャーなどの各専門知識がない人から見ても、タスクの進捗がわかりやすいのが特徴です。

他にもガントチャートを使うメリットは以下のようなものがあります。

・自分が関与していないタスクでも進捗状況がわかる
・計画の遅延にいち早く対応できる
・タスクの前後関係がわかる(例:タスクAが終わらないとタスクBを開始できない)

ガントチャートを作成できるおすすめツール3選

ガントチャートはGoogleスプレッドシートやExcelなどの表計算ソフトでも作成できますが、プロジェクト管理ツールの利用がおすすめです。

表計算ソフトはセルの色塗りに手間が掛かったり、計算式を考えて設定する必要があったりと不具合が発生する可能性が高くなります。

最近では表計算ソフトでガントチャートを作成するのではなく、プロジェクト管理ツールでガントチャートを含めた包括的にプロジェクトを管理する方法が一般的です。

ツールを利用するメリットは以下の通りです。

・プロジェクト管理を一元化できる
・情報共有が簡単
・マニュアルが用意されている
・データの損失リスクが少ない
・WBSとガントチャートの連携ができる
・モバイルデバイスでも確認が可能

ガントチャートを作成できるプロジェクト管理ツールは数多く存在しますが、その中でも特におすすめのツールを紹介します。

①Lychee Redmine(ライチレッドマイン)

Lychee Redmine


Lychee Redmineは、アジャイルウェアが提供しているプロジェクト管理ツールで、7,000社以上の
導入実績がある有名なツールです。

ガントチャート機能はドラッグ&ドロップだけで簡単に作成が可能です。表計算ソフトのようにチケットを増やすことができる「チケット追加モード」も搭載しています。

チケットは先行・後続の序列や相互関係をを紐付けでき、チーム内の連携も容易に可能です。

ガントチャートはもちろん、ふせんを貼っていくように簡単にタスク管理ができるカンバン機能を搭載しており、カンバンはガントチャートと連携しているためWBSとガントチャートを個別に作成する手間が省けます。

フリープランは基本機能(ワークフロー・通知設定・ファイル共有・Wiki)とカンバン機能の限定された機能しか利用できませんが、有料プランはガントチャートをはじめすべての機能が利用できます。

有料プランは30日間の無料トライアル期間を提供しています。無料期間終了後も自動課金されることもないためリスクなく始められ、その価値を実感できるはずです。

プロジェクト管理ツール「Lychee Redmine」を使ってみる。(30日間無料・自動課金なし)

各プランで使える機能概要は下記をご覧ください。

プラン 月額料金 利用機能
フリー 無料
  1. 基本機能
  2. カンバン
スタンダード 900円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
プレミアム[★一番人気] 1,400円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8.  CCPM
ビジネス 2,100円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8. CCPM
  9. プロジェクトレポート
  10. カスタムフィールド
  11. チケット関連図
  12. グループの階層化機能

②backlog(バックログ)

引用;backlog

福岡を拠点にしているヌーラボが提供しているプロジェクト管理ツール。
日本製ツールなので、ヘルプやマニュアルが見やすいことが特徴です。

キャラクターアイコンやいいね機能などSNSに近い機能を搭載。

若い社員でも抵抗なくツールを使えることが魅力です。

トライアルユーザー向けにオンラインセミナーを実施しており、動画でわかりやすくツールの使い方を理解できることも可能。

backlog(バックログ)の公式ホームページはこちら

③Jooto(ジョートー)

引用:Jooto

プレスリリースやニュースリリース配信サービスで知られるPR TIMESが提供しているプロジェクト管理ツール。

初回ログイン時にマニュアル動画が再生される親切な設計です。
作成ヒントやマニュアルが充実しており、すべて日本語対応なので初心者でも安心して利用できます。

4人までなら無料プランで利用できます。

Jooto(ジョートー)の公式ホームページはこちら

ガントチャートを活用して効率よくプロジェクトを遂行しよう

ガントチャートの利用例について解説しました。

・ガントチャートはプロジェクトを視覚的に管理できる
・表計算ソフトよりもプロジェクト管理を一元化できるツール導入がおすすめ

ガントチャートは、プロジェクトの進捗状況やタスクをメンバー全員が把握できる優秀な管理方法です。

ぜひガントチャートを取り入れて、プロジェクトのマネジメントをより効率的に行っていきましょう。

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