
ガントチャートはプロジェクトの予定やタスクを管理するのにとても便利なツールです。
とはいえ、ガントチャートを使った経験のない人が、いきなり有料のガントチャートを使うのも躊躇することでしょう。
今回は、おすすめの無料で使えるガントチャート13選を紹介します。
無料でも失敗しないガントチャートの選び方も解説しますので、プロジェクト管理を効率化できるガントチャートを選べることでしょう。
無料のガントチャートでプロジェクトを管理したい人は、参考にしてください。
無料で使えるガントチャート!選び方のポイント3つ
紹介するガントチャート選びのポイントは、以下の通りです。
- 無料でどこまで使えるか
- 無料でも使いやすいかどうか
- 有料版の料金はいくらか
以上について詳しく解説するので、参考にしてください。
無料でどこまで使えるのか
無料で使えるガントチャートの中には、機能の制約があったり、使える容量に制限があったりすることもあります。
ずっと無料で使えるフリープランなのか、お試しプランなのかを確認してきましょう。
お試しプランの場合は、設定された期間が過ぎると料金の支払いが発生します。
料金が発生するまでに、使い続けるか確認しましょう。
無料でも使いやすいかどうか
ガントチャートの使いやすさを決める要素は次の通りです。
- 直感的に使えるかどうか
- 日本語に対応しているか(英語が苦手な場合)
- 目的に適した機能を備えているか
- プロジェクトメンバー同士で共有しやすいか
- スケジュールやタスク管理など他のツールと連携できるかどうか
ガントチャートを使う際は、1人で使う場合がある一方で、チーム内で共有する場合もあります。
プロジェクトの規模や管理すべきタスクの数といったことも考慮して、適した無料のガントチャートを使いましょう。
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有料版の料金はいくらか
無料でガントチャートを使う場合は、有料版の料金もチェックしておくとよいでしょう。
プロジェクトの規模が大きくなると、いずれは有料版に切り替えたくなる場合もあるかも知れません。
また、無料版だと使用できるデータ容量も限られます。
プロジェクトの進行とともに増えるデータ管理にも限界が来る可能性もあります。
プロジェクトが拡大したり、継続したりしたときのことを考え、有料版への移行も想定しておきましょう。
無料で使えるガントチャートおすすめ13選
今回紹介する無料で使えるガントチャートは、次の表の通りです。
特徴を簡単に紹介します。
ガントチャート名 |
日本語対応 |
有料版のお試し |
フリープラン |
〇 |
〇 |
〇 |
|
〇 |
〇 |
〇 |
|
〇 |
〇 |
〇 |
|
〇 |
× |
〇 |
|
〇 |
× |
〇 |
|
〇 |
× |
〇 |
|
⑦がんすけ |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
× |
〇 |
|
〇 |
× |
〇 |
|
〇 |
〇 |
〇 |
|
〇 |
〇 |
× |
|
〇 |
× |
〇 |
|
× |
〇 |
× |
無料で使えるガントチャートには、ずっと使えるフリープランと有料版に移行するお試し版があることを知っておきましょう。
さらに、英語が苦手な方は日本語対応の有無を確認しておくのもおすすめです。
最近は翻訳ツールが充実しているといえども、日本語版のマニュアルの方が読みやすいです。
①Lychee Redmine|有料プランも30日間は無料で試せる。また、永久無料プランも完備

有料版の料金 |
880円~/月 |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
30日間 |
フリープランの有無 |
あり |
Lychee Redmineが用意している無料のフリープランは人数無制限で何人でも利用できます。
ガントチャート機能を無料トライアルで試してみましょう。
多機能のため慣れるまでに時間がかかりそうですが、メールでのサポートやユーザ会といった支援体制が充実しています。
また、無料プランでもスタンダードプランと同じ機能が使え、機能の利用制限を設けていないのが特徴です。
フリープランの容量制限は2GBで、管理できるタスクの数は5,000件までに限定されています。
- 無料プランありのクラウドと有料プランのみのオンプレミスがある
- 多機能で大規模プロジェクトの管理に向いている
- 使い方の講習会もあり、サポート体制が充実
以下のマニュアルも用意されており、確認することでガントチャートの具体的な操作感が理解できますので、ぜひ一度ご覧ください。
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②Asana|有料版で使えるガントチャートを30日間無料お試しできる
引用元:Asana
有料版の料金 |
1,200円~/月 |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
30日間 |
フリープランの有無 |
あり |
Asanaは15人までであれば、ベーシックプランを無料で使い続けられます。
その他の機能も有料版と同程度に使え、ファイル容量も100MBまで使用できるのです。
ただし、ガントチャートを使いたい場合は有料版でのみ可能です。
有料版には30日間のお試し期間があるので、ガントチャートを使って試せます。
- 多機能で大規模プロジェクトにも対応
- 直感的な操作性で、扱いやすい
- フリープランではガントチャートを使えない
③Backlog|個人的なガントチャートは無料で使える
引用元:Backlog
有料版の料金 |
2,640円~/月 |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
30日間 |
フリープランの有無 |
あり |
Backlogのガントチャートのフリープランは、個人のタスク管理をするためには十分ですが、チーム内で利用するには有料プランにする必要があります。
有料版には30日のお試し期間がある上に、カンバンやバーンダウンチャートといったプロジェクト管理に便利なツールを使えるのは魅力です。
高機能で使いやすいガントチャートを無料で試してみたい人には、おすすめでしょう。
- フリープランではガントチャートを他の人とは共有できない
- ガントチャート以外のカンバンやバーンダウンチャートなどのプロジェクト管理ツールが豊富
- メンバー同士でコラボレーションしやすい
④Redmine|オープンソースソフトウェアのガントチャートをずっと無料で使える
引用元:Redmine
有料版の料金 |
有料版はなし |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
– |
フリープランの有無 |
あり |
Redmineはオープンソースソフトウェアなので、ずっと無料で使えます。
そして、タスクをチケットで管理して、ガントチャート上に階層化して表示することが可能です。
チケットとはタスクの発生日や期日、担当者など詳細をわかりやすくしたものです。
- オープンソースのソフトウェアなのでずっと無料で使える
- 公式アプリを使うとスマートフォンやタブレットでも使用可能
- プラグインの機能が豊富で自在にカスタマイズして使えること
⑤Jooto|有料版と同じガントチャートを無料で使える
引用元:Jooto
有料版の料金 |
500円~ |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
お試しプランはない |
フリープランの有無 |
あり |
Jootoはシンプルで使いやすいのが魅力的なクラウド型のガントチャート。
4人までは、有料版と同等の機能を無料で使えます。
そして、プロジェクトのメンバーが1人増えるごとに、追加で課金するシステムです。
ファイルの上限は10MBとある程度の容量があるので、1人で使う分にはフリープランでも問題ないでしょう。
- プロジェクトの規模に合わせて無料から有料版にスムーズに移行できる
- 小規模のプロジェクトであればフリープランでも十分
- プロジェクト管理に詳しくない人でも、シンプルで使いやすい
⑥Jira Software|無料版ガントチャートでも10人で共有可能
引用元:Jira Software
有料版の料金 |
840円~ |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
お試しプランはない |
フリープランの有無 |
あり |
Jiraはフリープランであっても、最大10名のメンバーでガントチャートを共有できます。
Jiraでガントチャートを作成する場合、2つのロードマップを使用します。
初心者には扱いづらい側面があるものの、業務効率化のための機能は豊富です。
アジャイル開発向けのツールで、開発ワークフローやナレッジマネジメントといった、他の専用ツールとの連携も可能です。
ガントチャート以外の要素を求めている方は試してみましょう。
- アジャイル開発向けのプロジェクト管理ツール
- 初心者には扱いづらい
- ガントチャート以外の機能も使いたい人向け
⑦がんすけ|ダウンロードして使える無料のガントチャート
引用元:がんすけ
有料版の料金 |
2.200円(「がんすけ2」の場合) |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
30日間(「がんすけ2」の場合) |
フリープランの有無 |
あり |
がんすけには無料版の「がんすけ」と有料版の「がんすけ2」があります。
「がんすけ2」は30日間の無料お試しもできるため、「がんすけ」を使って物足りない場合は「がんすけ2」への以降を検討するとよいでしょう。
ダウンロードして使えるのでネット上での情報流出のリスクを減らせるのもポイントです。
- XMLファイルで保存できるので他のXML対応のツールでもデータを使える
- パソコンにダウンロードして使うためクラウド機能はない
- ガントチャートについての機能は充実
⑧GanttProject(ガントプロジェクト)|ずっと無料で使える高機能ガントチャート
引用元:GanttProject
有料版の料金 |
有料版はない |
日本語対応 |
なし |
無料版のお試し期間 |
– |
フリープランの有無 |
あり |
GanttProjectはオープンソースソフトウェアなので、無料で使い続けることが可能です。
フリーのガントチャートにしては、充実した機能を備えているのも魅力的です。
無料で高性能なガントチャートが欲しい人は、一度は試してみる価値はあるでしょう。
ただし、日本語に対応していないため英語が苦手な方は、翻訳ツールを使う必要があります。
- オープンソースソフトウェアなのでずっと無料
- 無料だけど高性能なガントチャート
- パソコンにダウンロードして使うタイプでクラウドは使えない
⑨Gantter(ガンター)|Googleツールと連携できる無料のガントチャート
引用元:Gantter
有料版の料金 |
有料版はない |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
– |
フリープランの有無 |
あり |
Gantterは、Goole chrome Webストアにて無料で提供されているガントチャートです。
Goolgeドライブやカレンダーといった、Googleの共有サービスにデータを統合できます。
Googleツールを使ってプロジェクトを進める場合には、ピッタリなガントチャートでしょう。
ガントチャートの内容をGoogleカレンダーにも統合できるため、スケジュール管理にも便利です。
- 他のGoogleツールと連携しやすい
- Googleツールを使い慣れている人には扱いやすい
- ガントチャートをチーム内で共有することも可能
⑩TaMa.5|無料でガントチャートとTodoリストの両方が使える
引用元:TaMa.5
有料版の料金 |
2,900円~ |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
30日間 |
フリープランの有無 |
あり |
Tama.5はTodoリスト管理もできるガントチャートで、チーム内でガントチャートを共有して同時編集も可能です。
ずっと無料で使いたい場合は、Tama.5 Freeを利用するとよいでしょう。
有料版でも30日間は試せるので、有料のガントチャートを導入予定の方にもおすすめです。
- ガントチャートだけでなくTodoリスト管理もできる
- ツリー状タスク管理もできる
- 無料版ではデータ共有の際に32KBのファイル制限がある
⑪みんなでガント.com|会員登録せずに30日間無料でガントチャートを試せる
引用元:みんなでガント.com
有料版の料金 |
1,800円/3ヵ月~ |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
30日間 |
フリープランの有無 |
なし |
みんなでガントにフリープランはありませんが、30日の無料お試し期間があります。
クラウドサービスなので、ネット環境があれば、どこででもガントチャートにアクセスが可能です。
煩わしい会員登録もなく、すぐにガントチャートを作れます。
操作性も直感的で使いやすく、ガントチャートを使ったことがない方でも気軽に始められることでしょう。
- 30日間のお試し後は有料プランへ移行する必要がある
- 会員登録をせずにすぐに始められる
- ガントチャートを使ったことがなくても扱いやすい
⑫Brabio!(ブラビオ)|初心者に優しく5人までは無料で使えるガントチャート
引用元:Brabio!
有料版の料金 |
3,300円/月~ |
日本語対応 |
〇 |
無料版のお試し期間 |
お試しプランはない |
フリープランの有無 |
あり |
Brabio!は初心者にも使いやすいガントチャートです。
5人までであれば、ずっと無料で使えるので、プロジェクト規模に応じて、有料に切り替えるとよいでしょう。
フリープランに登録してもメール配信がないので、フリープラン登録後に送られてくるメールが煩わしい方におすすめです。
- メンバー5人までは無料で使え、プロジェクトが成長した場合には有料版に移行できる
- 初心者でも使いやすい上、マニュアルが丁寧に作りこまれている
- クライアントのプロジェクト進捗報告にも使える機能がある
⑬Instagantt|7日間無料で使えるAsanaと連携できるガントチャート
引用元:Instagantt
有料版の料金 |
7ドル(700円~800円)/月~ |
日本語対応 |
なし |
無料版のお試し期間 |
7日間 |
フリープランの有無 |
なし |
InsataganttはAsanaと連携できるため、Asanaを使っている人は使い勝手がよいでしょう。
日本語に対応していないことや、有料版のお試し期間が短いといった点はあります。
Asanaのガントチャートである「タイムライン」機能の強化版なので、Asanaの機能で物足りない方はInstaganttを試すとよいでしょう。
- ガントチャートとしての機能や操作性はよい
- 日本語に対応していないが翻訳ツールを利用すればマニュアルの理解は可能
- Asanaのガントチャート「タイムライン」の強化バージョン
無料で使えるガントチャートを試してみよう
無料のガントチャートを選ぶ際に、チェックしておきたいポイントは次の通りです。
- 無料でどこまで使えるか
- 無料でも使いやすいかどうか
- 有料版の料金はいくらか
無料版の場合は、人数制限や容量制限をされていることも多いため、プロジェクト規模に応じて有料版に切り替えることも想定しておきましょう。
ガントチャートはプロジェクトのスケジュールとタスクを同時に管理するためには、とても便利なツールです。
有料版をいきなり使うのに抵抗がある場合は、まずは無料で使えるガントチャートを試してみましょう。
Lychee Redmineのガントチャートは、タスク管理に便利なカンバンとの連携も可能です。
使い方のイメージがつきやすい動画を載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。
参考動画① | ガントチャートとカンバンを使ったプロジェクトの進め方【Lychee Redmine】 |
参考動画② | ガントチャートの機能をまるっとご紹介【Lychee Redmine】 |
Lychee Redmineは他の機能も充実しています。
スタンダードプランを30日間無料で試してみてはいかがでしょうか。
