「無料で利用可能なマインドマップツールが欲しい」
「アイデア整理が滞りがちで困っている」

アイデア整理をスムーズに行うためには、マインドマップの活用が効果的です。
そのマインドマップの作成・活用に役立つものとして、マインドマップツールが存在します。

しかし、実際に使ってみないと本格的な導入はなかなか考えにくいでしょう。

そこでこの記事では、無料で使えるマインドマップツールを5つ厳選してご紹介します。
ツールを活用するメリットや選び方もご紹介していますので、アイデア整理やプロジェクトの効率化にお役立てください。

マインドマップとは

マインドマップとは、自由な思考・アイデア・情報などを、中心となる概念から分岐させていく形で描写した図のことです。
解決案を考えるうえで、日常生活での習い事や学習だけでなく、会議やプロジェクトなどビジネス面でも役立ちます。

ビジネスにおいては、マインドマップの作成・活用に役立つツールがあります
マインドマップの作成機能だけでなく、テキストの装飾・他者との共有などの機能が備わっており、仕事やプロジェクトにおけるチームワークの円滑化が目指せます。

近年では、無料で使えるツールも数多く登場しており、より手軽に導入できるようになっています。
ツールの利用は人によって向き不向きが分かれるため、まずは手軽に試せる無料ツールを導入するとよいでしょう。

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マインドマップツールの活用法・メリット

マインドマップツールには、使い方次第でさまざまなメリットがあります。
本章では、主な活用法とそれに伴うメリットを3つ解説します。

アイデア・情報を視覚的に整理できる

マインドマップを使用すれば、ひらめいたアイデアを文章にまとめなくても、キーワードだけで瞬時に入力できます。
このことから、ひらめきを途切れさせずにアイデアを自由に書き留めておくことが可能です。
その後、思いついたキーワードをもとに枝葉を足せば、視覚的に整理されたマインドマップを作成できます。

また、マインドマップツールの便利な点として、「修正や追加が簡単にできること」「手書きでは難しい編集履歴が残せること」が挙げられます。

複数人でアイデア出しを行える

マインドマップツールの利点の一つは、チームでのアイデア出しをサポートすることです。
個人だけでアイデアを出すと、ときに偏った考えになりがちですが、マインドマップを使用すると、複数人で同じ画面を共有しながらアイデアを出し合えるようになります。

これにより、より広範囲にわたるアイデアを効率的に集めることが可能です。
特に会議でのアイデア出しを効果的に行いたい場合、ツールの使用を検討してみてはどうでしょうか。

時間・場所を問わず見返せる

マインドマップのもう一つの利点に、いつでも見返せる点があります。

ツールを使用して作成したマインドマップは、PDFやJPEGなどのファイル形式で保存しておけて、後でいつでも手軽にチェックすることが可能です。
また、直接ツールを開いたり、Microsoft Officeなどにエクスポートすれば、以前作成したマインドマップの編集も行えます。

時間を置いてからマインドマップを再確認することで、作成時には気づかなかった新たなアイデアを思いつくこともあるでしょう。

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マインドマップを無料で使えるおすすめツール5選

ここからは、おすすめの無料ツールを5つ厳選してご紹介します。
各ツールの機能や特徴を中心に紹介しますので、それぞれ把握して自身や自社に適したツール選びにお役立てください。

MindMup

出典:https://www.mindmup.com/

MindMupは、Googleドライブと連携して使用できるツールです。
直感的な操作性が特徴で、マインドマップの作成数に制限がありません。

特にGoogleのツールをよく使う方には便利で、マインドマップの共有も簡単に行えます。
作成したマインドマップは、MindMup専用のクラウドストレージに保存することも可能です。

ただし、無料版を使う場合は6ヶ月間のみの保持となり、また公開情報となってしまう点にも注意が必要です。
マインドマップの情報を非公開で管理したい場合は、有料版の利用が適しています。

XMind

出典:https://jp.xmind.net/

Xmindは、さまざまなデバイスに対応したツールです。
無料版でも多種多様なテンプレートやステッカーが利用でき、見やすいマインドマップを簡単に作成できます。
マインドマップの作成数に制限がないのも魅力的です。

有料版にアップグレードすると、画像やファイルを添付したり、方程式を挿入したりできます。
また、プレゼンテーション機能としてのピッチモードを利用することが可能です。

ただし、Xmindはインストール型のツールであり、複数人での同時編集機能は備えていません。
そのため、個人でマインドマップを作成・利用したい方におすすめです。

Mindmeister

出典:https://mindmeister.jp/

Mindmeisterは、全世界で2700万人が使用しているマインドマッピングツールです。
どのOSやデバイスを使っていても手軽に利用できます。

ブレインストーミング・プロジェクト計画・プレゼンテーション作成など、多様な用途での利用が可能です。
日本語にも完全対応しており、無料のベーシックプランと3種類の有料プランが提供されています。

無料プランではマインドマップの作成数が3つまでに制限されているものの、有料プランを選べば無制限にマップを作成することが可能です。

FreeMind

出典:https://ja.osdn.net/projects/freemind/

FreeMindはシンプルな画面とメニューが特徴で、マウス操作も軽快で直感的に行えます。

また、豊富なショートカット機能が搭載されており、使い慣れれば作業がスムーズに進むでしょう。
昔ながらのWindowsアプリケーションのインターフェースに慣れている方におすすめです。

Coggle

出典:https://coggle.it/

Coggleはクラウドベースで利用できるツールです。
無料バージョンにも、画像挿入や同時編集などの機能が備わっています。

また、チャット履歴や更新履歴が一時的に保存されるので、複数の人が同時にマインドマップを作成する際も適しています。

無料版では、非公開で保存できるマインドマップは3つまでとなります。
それ以上作成したい場合は、有料版へのアップグレードを検討するとよいでしょう。
有料版では高画質画像のアップロードや、履歴を保存するチャット機能も利用できます。

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無料のマインドマップツールの選び方

ここまでさまざまなツールを紹介しましたが、初めて使用する場合、どれを導入すればよいのか悩んでしまう方も多いはずです。

そこで本章では、無料のマインドマップツールの選び方として、5つのポイントを解説します。

自身・組織に適したタイプか

自身・組織に適したタイプのツールを導入しましょう。
マインドマップツールは、動作環境によって大きく「クラウド型」「インストール型」「アプリ型」の3タイプに分けられます。

インストール型は、自社のサーバーにインストールし、社内のイントラネットを通じて使用するタイプです。
一方、クラウド型はオンラインのWebサービスで、どこからでもアクセスし共同編集できます。このタイプでは、サブスクリプション方式での導入が一般的です。
アプリ型はスマートフォンやタブレットにダウンロードして使うタイプです。

各タイプのセキュリティリスクや働き方、共同編集の可否などを考慮して、自身・組織に最適なタイプを選ぶことが重要です。

初心者でも簡単に扱えるか

従業員のITスキルのレベルがさまざまな企業の場合、操作が複雑で学習に時間がかかるツールの導入は避けられる傾向があります。

特に在宅勤務の場合、操作方法がわからず、直接誰かに質問することが難しいため、業務の遅れを招くおそれがあります。
以上のことから、組織の場合は、誰もが直感的に使えるシンプルでわかりやすい操作性のツールの導入が求められます。

作成できるマップ数は十分か

無料ツールの使用にあたっては、作成できるマップの数や1つのマップに追加できるトピック数に制限が設けられていることが一般的です。
例えば、トピック数が50個までと限定されている場合、仮にそれ以上のアイデアがあっても追加できず、マインドマップの役割が損なわれるおそれがあります。

マップ作成に取り掛かる前に、このような制限について確認しておくことで、作成時に後悔するトラブルを避けられます。

共同編集できるか

複数人で1つのマインドマップを編集する場合、共同編集の機能があるツールが便利です。

共同編集機能があれば、例えば「Aさんが作成したマップをBさんとCさんが同時に確認し、リアルタイムで編集する」といった使い方が可能です。
紙やメールでの共有と比べて手間が省けるうえに、送信ミスのリスクも減るでしょう。

昨今はテレワークが普及し、チームメンバーがそれぞれ異なる場所で作業するケースが増えているため、共同編集機能を持つマインドマップアプリの利用が効果的です。
共同編集によるマインドマップ作成の質を高めるためには、変更履歴を詳細に確認できるものや、メッセージ交換が可能なツールを選びましょう。

システム連携ができるか

マインドマップに書き出した各項目を、プロジェクトのタスクとして直接使用したいケースも想定されます。
その際に既存のシステムと連携ができるかは重要です。

マインドマップツールで作成したデータを、タスク管理やプロジェクト管理のツールで使用する場合、特定のファイル形式にエクスポートしてから取り込むのが一般的です。

このとき、タスク管理機能が組み込まれていたり、タスク管理・プロジェクト管理ツールと連携できるマインドマップツールを選ぶと、異なるツール間でのデータ移行の手間を省くことが可能です。

無料のマインドマップツールを活用する際の注意点

無料のツールを導入し、最大限に活用するためには、いくつかの注意点を把握しておく必要があります。

本書では、無料のマインドマップツールを活用する際の主な注意点として、3つの内容を解説します。

多くの時間をかけ過ぎないようにする

マインドマップを使う利点の一つに、情報を迅速にまとめてアウトプットできる点があります。

ツールを使う目的は、より効率的にマインドマップを作成することです。
キーワードを入力する際や見た目を整える際に、時間をかけ過ぎないよう注意しましょう。

組織での使用時はルールを設ける

ツールからエクスポートしたファイルは、いつでも参照できるようにしておくことが重要ですが、社内で共有する際には注意が必要です。
ツールの使用により、マインドマップがすぐに作れるようになる反面、そのままでは他の人に意味が伝わらない可能性があります。

マインドマップの作成にあたって、他の人にも理解しやすいようにするためには、色や線の使い分けに関する社内ルールを設けるとよいでしょう。
ルールを定めたら、マニュアルとして文書化し、誰でも閲覧できるようにしておくことがおすすめです。
マニュアルに変更があった場合は、簡単に更新できるようにもしておきましょう。

色を使って視覚的に理解しやすいようにする

他者だけでなく、自分も理解しやすいマインドマップを作成することが大切です。
マインドマップの作成後、時間を置いて見返すこともあるためです。

例えば、関連する言葉を同じ色で括るなど、一目見て理解しやすい状態にしておきましょう。
これにより、後で見返したときにアイデアの追加や変更などがしやすくなります。

プロジェクト管理を効率化したいならLychee Redmineがおすすめ

マインドマップを作成・活用することで、アイデア・情報の整理や共有などが効率化します。
アイデア整理やプロジェクトの効率化に向けて、より効果的なマインドマップの作成・活用を実現するためには、便利な機能が多数備わり、場所を問わず利用できるマインドマップツールを導入しましょう。

なお、プロジェクトの効率化を目指すなら、プロジェクト管理の実施は必須と言えるでしょう。
プロジェクト管理を行うことで、必要なプロセス・タスクを洗い出してからスケジュールを組み立てることで、プロジェクトの進行に必要な作業にフォーカスして取り組めるようになります。

このとき、プロジェクト管理を円滑・効果的に行いたいならば、プロジェクト管理ツールを導入しましょう。数あるプロジェクト管理ツールの中でも、Lychee Redmineの導入をおすすめします。

Lychee Redmineは、プロジェクト規模や人を選ばずに使える点が魅力です。マインドマップ作成後のプロジェクト管理に役立ちます。有料プランも30日間は無料でお試しできますので、申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。

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