「作業工程表を無料で使いたい」「無料で使えるおすすめの作業工程表ツールがあれば知りたい」

作業工程表を作成する方の中には「できるだけコストをかけずに作成したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、作業工程表を無料で利用したいと考えている方に向け、無料で作れるかどうか、無料で使えるツールについて解説します。

プロジェクト管理ツール「Lychee Redmine」を使ってみる。(30日間無料・自動課金なし)

作業工程表は無料で作成できる?

作業工程表は、無料で作成および使用が可能です。

作業工程表は基本的な構造がシンプルなため、ExcelやGoogleスプレッドシートなどを利用すれば、自身で作成することも難しくありません。また、自分で最初から作成しなくても使える無料ツールも存在するため、そちらを利用するのも1つの方法です。

ただし、無料で利用できる作業工程表は、基本的な機能しか持っていないケースが多いので、規模の大きいプロジェクトや複雑な管理には向いていない点には注意が必要です。

作業工程表を無料で作成する方法

作業工程表を無料で作成・使用する方法について、2つ紹介します。

  • Googleスプレッドシート
  • 無料ツール

詳しく解説します。

Googleスプレッドシート|豊富なテンプレートが用意されている

Googleスプレッドシートを利用すれば、Excelと同じ感覚で自分の使いやすい作業工程表を作ることが可能です。また、Googleスプレッドシートには、作業工程表のテンプレートがいくつか用意されているので、そちらを利用するのもよいでしょう。

ただし、後述するすべての種類の工程表が用意されている訳ではないので、使いたい工程表がなければ自分で作成する必要があります。

無料ツール|中規模以上の作業工程管理におすすめ

中規模以上の作業工程管理をする場合は、無料ツールの利用がおすすめです。

プロジェクトは規模が大きくなるほど、関わる人員やタスクが増えるため、工程表を作ろうとすると複雑になります。その点、専用ツールを利用すると工程表の作成がスムーズになり、複雑な管理も可能となります。

また、ツールの中には以下のように無料で使えるものもあるので、積極的に活用するとよいでしょう。

種類 特徴
完全無料で使えるツール

・期間の制限なく無料で使用可能

・人数や機能に制限があるケースが多い

無料トライアルができるツール

・有料版と同じ機能を無料で使用可能

・使える期間が決められている

作業工程表の役割

作業工程表の役割は次の4つです。

  • 役割分担の明確化
  • 作業進捗の明確化
  • タスク間における依存関係の明確化
  • 作業にまつわる情報の共有

それぞれについて詳しく解説します。

役割分担の明確化

1つ目の役割は、メンバーがどの作業を担当しているかを明確にすることです。

担当者が明確であれば、プロジェクト進行時に問題があった場合でも、すぐに状況の確認ができるため、早期解決がしやすくなります。

また、各担当者が担当しているタスクの数も把握できるため、特定の担当者に負担が集中しないよう調整することも可能です。

作業進捗の明確化

2つ目の役割は、作業進捗の明確化です。

作業工程表には、プロジェクト全体のスケジュールや細かいタスク、工程などが記載されています。そのため、完了したタスクにチェックをつけていくことで、プロジェクト全体に対してどの程度作業が進んでいるかを明確にできます。

結果、作業の遅れも容易に把握できるため、スケジュールや人員の調整なども迅速に行うことが可能です。

タスク間における依存関係の明確化

3つ目の役割はタスク間における依存関係の明確化です。

各作業の中には「Aが完了しないとBに取り掛かれない」といった依存関係を持つものもあります。作業工程表の作成によって、上記のような作業の依存関係が明確になるため、適切な順序で作業を進めることが可能です。

作業にまつわる情報の共有

最後の役割が、プロジェクトに関わる情報をメンバー全員と共有することです。

作業工程表を作成し、メンバーと共有することで、プロジェクトの全体像や各作業の開始日や締め切りを把握できるようになります。

メンバーは、自分が担当しているタスクの「役割」や「期日まで終わらせる意味」を理解できるため、責任感の向上へとつながります。

無料で作成しやすい作業工程表の種類

無料で作成しやすい作業工程表の種類には以下の3つがあります。

  • バーチャート工程表
  • ガントチャート工程表
  • ネットワーク工程表

それぞれについて詳しく解説します。

バーチャート工程表

バーチャート工程表とは、縦軸にタスク、横軸に日付を記入した表です。作成することで、プロジェクト全体のスケジュールを直感的に把握できる点が特徴です。

シンプルな構造であるため簡単に作成できる、全体のスケジュールが把握しやすい、などのメリットがあります。一方で、タスクの進捗が一目ではわからない、タスク間の依存関係が把握しにくいといったデメリットもあります。

ガントチャート工程表

ガントチャート工程表は、縦軸にタスク、横軸に進捗率を記入した表です。作成することで、各タスクの進捗率がどの程度なのかが一目でわかるようになります。

バーチャート工程表とは異なり、各タスクの進捗がすぐにわかる一方で、プロジェクト全体の状況は把握しにくい表となっています。

ネットワーク工程表

ネットワーク工程表とは、丸印と矢印を用いて作業工程を表したものです。作成することで、タスク間の依存関係が明確になるため、効率的にプロジェクトを進められるようになります。

また、クリティカルパスと呼ばれる、プロジェクト全体にとって最も重要な作業の流れも把握できるようになります。

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作業工程表を無料で作れるツールを5つ紹介

作業工程表を無料で使えるツールを次の5つ紹介します。

  • Lychee Redmine
  • Jooto
  • Jira Software
  • がんすけ
  • Gantter

それぞれについて詳しく解説します。

Lychee Redmine

Lychee Redmine

Lychee Redmineは7,000社以上の導入実績を持つプロジェクト管理ツールです。

作業工程を管理する機能「ガントチャート」やタスク管理機能「カンバン」などプロジェクトをサポートする多くの機能が搭載されています。特に、ガントチャート機能は充実しており、プロジェクト全体の進捗はもちろん、タスクの進捗状況や依存関係なども1つで把握することが可能です。

また、多機能でありながら直感的な操作が可能なため、ツール操作に不安のある方でも問題なく利用できます。

Lychee Redmineには無料プランと有料プランが用意されています。無料プランは、期間の制限なく無料で利用できますが、主に使える管理機能はカンバンだけとなっているため注意が必要です。有料プランからは、ガントチャートをはじめプロジェクトを管理する様々な機能が利用できます。

すべての有料プランが30日間無料で使える無料トライアルが実施されていますので、高機能なガントチャートを試したい方は、ぜひ利用してみてください。

プラン 月額料金 利用機能
フリー 無料
  1. 基本機能
  2. カンバン
スタンダード 900円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
プレミアム 1,400円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8.  CCPM
ビジネス[無料トライアルはこちらをお試しできます] 2,100円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8. CCPM
  9. プロジェクトレポート
  10. カスタムフィールド
  11. チケット関連図
  12. グループの階層化機能

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Jooto

引用:Jooto

Jootoは、株式会社PR TIMESが提供するプロジェクト管理ツールです。シンプルで使いやすい点が特徴のツールで、様々な機能が直感的に操作できます。

ガントチャートやタスク管理など基本的な機能のほか、連携機能も搭載されており、GoogleカレンダーやSlack、chatworkとの連携が可能です。

Jootoには、4名かつ100MBまでであればすべての機能を利用できる無料プランが用意されています。少人数での利用を考えている方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

Jira Software

引用:Jira Software

Jira Softwareは、アトラシアン株式会社が提供するプロジェクト管理ツールです。

ソフトウェア開発に適したツールとなっており、スクラムやカンバン、バグ管理など、ソフトウェア開発に関する様々な管理ができます。また、豊富なテンプレートも用意されているため、素早く利用できる点も特徴です。

Jira Softwareは、10名までは期間なく無料で使えるプランが用意されていますので、ガントチャート以外の機能も利用したい方は、ぜひ試してみてください。

がんすけ

引用:がんすけ

がんすけは、期間や機能の制限なくフリーで使えるガントチャートツールです。ガントチャート以外の機能は搭載されていませんが、制限なく使える点は大きな強みといえるでしょう。

また、有料になりますが、機能を強化した「がんすけ2」も用意されているので、がんすけの機能に物足りなさを感じたら移行を検討するのもよいでしょう。

Gantter

引用:Gantter

Gantterは、ガントチャートの作成に特化したツールです。Google向けに作られたツールで、Googleカレンダーをはじめとした関連ツールとの連携が可能な点が特徴です。

また、23か国語に対応しているだけでなく、「Googleハングアウト」との連携でビデオ会議もできるため、海外の方ともスムーズにプロジェクトが進められます。

Gantterには、無料プランはなく有料プランのみですが、初めに30日間の無料トライアルが可能です。

無料で作業工程表を作れるツールを活用して適切に管理しよう

作業工程表はGoogleスプレッドシートやExcelを利用すれば無料で作成することが可能です。しかし、複雑な管理に対応できる作業工程表を作ろうとすると、一定以上のスキルが必要なだけでなく、多くの手間と時間がかかります。そのため、中規模以上の複雑なプロジェクトで作業工程表を利用する場合は、ツールを利用するのも1つの方法です。

特に、Lychee Redmineにはガントチャート以外にも、豊富な機能が備わっており、どのような規模のプロジェクトにも対応できるためおすすめです。

すべての有料プランに30日間の無料トライアルがついていますので、ぜひ一度試してみてください。

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