ガントチャートは、タスク管理に用いられる代表的なグラフです。ExcelやGoogleスプレッドシートでも作成できますが、効率的にガントチャートを生成するにはタスク管理ツールが便利です。

しかし、有料のタスク管理ツールに気後れする方や、導入ツールを決めかねている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ガントチャート機能を搭載した、8つの無料タスク管理ツールを比較します。ツール選定でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

タスク管理に欠かせないガントチャートの基礎知識

ガントチャートは、経営コンサルタントのヘンリー・ガントが考案したグラフです。縦軸にタスク内容や担当者を、横軸に日数を記入し、プロジェクトの進捗やタスクスケジュールの見える化が可能です。

ガントチャートを見れば、直感的にタスク状況を把握できるため、業種を問わずさまざまな企業で利用されています。本章では、ガントチャートのメリットと無料で利用する方法を紹介します。

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ガントチャートのメリット

タスク管理でガントチャートを利用するメリットは下記の3つです。

  • タスク状況をリアルタイムに管理
  • トラブルの早期発見・対処が可能
  • プロジェクトの全体像を視認できる

ガントチャートを利用する最大のメリットは、タスク状況をリアルタイムに管理できることです。

ガントチャートを見れば、誰がどのタスクをおこない、どの程度進捗したのかが瞬時に把握できます。さらに、作業量の偏りや遅延などのトラブルを瞬時に把握できる点も、ガントチャートならではのメリットです。

万が一、遅延が生じた場合でも他のメンバーのタスク状況を照らしあわせて、最適な再分配を実現できます。

トラブルをいち早く発見でき、対処できるため、プロジェクトの成功率がぐんと高まるはずです。また、タスク管理のみならず、プロジェクトの計画段階でもガントチャートは活躍します。

たとえば、依存関係にあるタスクを色分けし、適切な業務フローを構築したり、完成した工程表をチーム・担当者へ共有できたりします。

ガントチャートを無料で利用する方法

なるべく費用をかけずにガントチャートを作成したい方は、下記の方法を実践するとよいでしょう。

  • Excelなどの表計算ソフトで作成
  • 無料のタスク管理ツールを利用

Excelなどの表計算ソフトで作成

1つ目は、GoogleスプレッドシートやExcelなどの表計算ソフトで、ガントチャートを作成する方法です。GoogleスプレッドシートとExcelでは、テンプレートが用意されているため、一から作成せずとも手軽にガントチャートを利用できます。

特にGoogleスプレッドシートはメンバーへの共有も容易なため、複数人でタスクを進める場合に最適です。パソコン、スマートフォン、タブレットなどさまざまな端末で利用でき、外出先や自宅からでもタスクの進捗を管理できます。

無料のタスク管理ツールを利用

2つ目は、無料のタスク管理ツールを利用する方法です。

たとえば、オープンソースのタスク管理ツールや無料プランを提供するタスク管理ツールなどです。

オープンソースの場合、自社のサーバーやデバイスにインストールすれば、すぐにでもガントチャートを作成できます。カスタマイズの制限もないので、独自機能の追加も可能です。

一方、無料プランを提供するタスク管理ツールは、利用人数や機能に制限が設けられている傾向があります。

ただ多くのタスク管理ツールは、無料のトライアル期間を設けているため、本格導入前に機能や使用感を体感しておくとよいでしょう。

ガントチャートが使える8つの無料タスク管理ツールを比較

ガントチャートが使える無料タスク管理ツールは、下記の8つです。

  • Lychee Redmine
  • Backlog
  • Jooto
  • みんなでガント.com
  • Redmine
  • Asana
  • Wrike
  • Brabio!

上記8つの特徴を、順に紹介します。

①Lychee Redmine

ガントチャートの使いやすさで選ぶならLychee Redmine

Lychee Redmineは、7,000社以上もの導入実績を誇るタスク管理ツールです。初心者でも扱いやすいUI設計になっており、直感的にガントチャートを作成できます。

多機能で知られるRedmineをベースに、新たな機能を追加しているため、高度なタスク管理も可能です。導入サポート・定着化サポートなどの支援体制も充実しているため、ITの知見が少ない方にもおすすめのツールです。

フリープランは基本機能(ワークフロー・通知設定・ファイル共有・Wiki)とカンバン機能の限定された機能しか利用できませんが、有料プランはガントチャートをはじめすべての機能が利用できます。

有料プランは30日間の無料トライアル期間を提供しています。無料期間終了後も自動課金されることもないためリスクなく始められ、その価値を実感できるはずです。

②Backlog

引用元:Backlog

サービス名 Backlog
月額料金 スターター:2,640円
スタンダード:12,980円
プレミアム:21,780円
プラチナム:55,000円
無料トライアル あり
トライアル期間 30日間
フリープランの有無 あり

 

BacklogはWEB業・広告業、出版業など、さまざまな業種で利用されているタスク管理ツールです。コミュニケーション機能を搭載しており、メンバー間での密な情報共有が可能です。

ガントチャート以外にも、バーンダウンチャートやGitネットワークなど、豊富な機能がそろっています。タスク管理や共有を、単一ツールでおこないたい方におすすめです。

③Jooto

引用元:Jooto

サービス名 Jooto
月額料金 スタンダード:500円
エンタープライズ:1,300円
無料トライアル あり
トライアル期間
フリープランの有無 あり

Jootoは、カンバン方式を採用するタスク管理ツールです。

ボード上にふせんを貼り付けるように、直感的に操作できます。

また、Jootoの無料プランは有料プランと同様の機能を利用できる点が特徴です。

無料プランでは、100MBや4人までの上限はあります。
しかし、小規模プロジェクトであれば、無料プランでも十分に利用できるでしょう。

④みんなでガント.com

引用元:みんなでガント.com

サービス名 みんなでガント.com
月額料金 エントリー:4,800
ビジネスS:9,600
ビジネスM:19,200
ビジネスL:38,400
無料トライアル あり
トライアル期間 30日間
フリープランの有無 なし

 

みんなでガント.comは、会員登録不要で始められるタスク管理ツールです。ガントチャートを手軽に作成でき、パソコン・スマートフォン・タブレット端末への共有も可能です。

セキュリティ面の信頼性が高いAWS(アマゾン ウェブ サービス)でデータを管理するため、安心して利用できるのではないでしょうか。

⑤Redmine

引用元:Redmine

サービス名 Redmine
月額料金 無料
無料トライアル
トライアル期間
フリープランの有無

Redmineは、永続的に無料のオープンソースソフトウェアです。ほかの有料タスク管理ツールに負けず劣らずの機能性を誇ります。

豊富な標準機能に加え、プラグインを自由にインストールできるため、自社業務に適したツールを構築できます。

ただし、Redmineにはサポートサービスが存在しないため、ITの知見がない場合は注意が必要です。

⑥Asana

引用元:Asana

サービス名 Asana
月額料金 プラチナム:1,200
ビジネス:2,700
無料トライアル あり
トライアル期間 30日間
フリープランの有無 あり

Asanaは、世界各国の企業で利用されるタスク管理ツールです。

Asanaのガントチャートは、担当者をアイコンで表示できるなど、視認性の工夫がなされています

外部サービスとの連携もできるため、不足機能を補い、高度な管理体制を構築できるでしょう。

⑦Wrike

引用:Wrike

サービス名 Wrike
月額料金 プロフェッショナル:9.80ドル
ビジネス:24.80ドル
無料トライアル あり
トライアル期間 14日間
フリープランの有無 あり

Wrikeは、高いカスタマイズ性を誇るタスク管理機能です。業務や管理項目にあわせた多数のテンプレートが用意されているため、導入後すぐにタスクを管理できます。

タスク状況はガントチャート以外にも、ダッシュボードやカンバンなどさまざまな方法で出力が可能です。タスクの依存関係を、瞬時に把握できるのではないでしょうか。

⑧Brabio!

引用元:Brabio!

サービス名 Brabio!
月額料金 エントリー:3,300〜
ミッドレンジ:33,000円〜
無料トライアル なし
トライアル期間
フリープランの有無 あり

 

Brabio!は、初心者でも扱いやすいタスク管理ツールです。ガントチャートやマイルストーン設定などの基本操作は、直感的にできます。

また、5人までなら無料で利用できるため、小規模プロジェクトを管理する方に適したツールです。

ガントチャートが使える無料タスク管理ツールの選び方

ガントチャートが使える無料タスク管理ツールの選定ポイントは、下記の通りです。

  • どの機能を無料で使えるのか
  • 外部連携や自社業務に適しているか
  • 有料版の有無を確認

ツール選定でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

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どの機能を無料で使えるのか

無料のタスク管理ツールは、利用人数や容量、機能に制限が設けられているケースが一般的です。そのため、どの程度の機能を無料で利用できるのかを、把握しておくことが大切です。

また、Redmineのようなオープンソースソフトウェアは、永続的に無料で利用できますが、サポート体制がありません。

万が一、システム障害やサーバー異常が発生しても、自社で対処しなければならないため、注意が必要です。

外部連携や自社業務に適しているか

タスク管理ツールは日常的に利用するツールのため、使いやすさも考慮する必要があります

たとえば、メンバー内の連絡に用いるSlackLINE WORKSなどの外部サービスと連携できるのか、自社の業務に適した機能が備わっているかなどです。

タスク管理ツールの公式サイトを確認すれば、これらの情報を集められるため、一度確認してみるとよいでしょう。ただし、操作性や使い勝手は、実際に使用しないことには判断できません。

タスク管理ツールを選定する際は、複数の製品を実際に試し、本格導入を決定することをおすすめします。

有料版の有無を確認

無料のタスク管理ツールを導入する場合、有料版の有無やプラン詳細をあわせて確認することが大切です。というのも、いずれプロジェクト規模が大きくなった場合、無料ツールの許容範囲を超える恐れがあるためです。

また、新たなタスク管理ツールへ乗り換える場合は、移行作業に多くの時間がかかります。プロジェクトが拡大した場合でも、プラン変更のみで済ませられるよう、自社の成長を考慮してツールを選定するとよいでしょう。

無料タスク管理ツールでガントチャートを利用しよう

本記事では、ガントチャート機能を搭載した、8つの無料タスク管理ツールを紹介しました。

参加メンバーが少ない小規模プロジェクトの場合、無料ツールでも十分にタスクを管理できます

各ツールは、それぞれ搭載機能や使用感が大きく異なるため、実際に複数のツールを利用し、検討するとよいでしょう。

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