「工数の計算ってどうやるの?」

「人日(にんにち)ってどういう意味?」

このような疑問は、PM(プロジェクトマネージャー)になりたての頃は際立って表れるものです。

人日は現場で淡々と仕事をこなしているときは、あまり気にする必要のない概念です。
しかし、立場が上がると知っていないと恥ずかしいものとなります。

ここでは、工数管理に度々使用される人日の意味や工数管理の重要性、工数管理におすすめのアプリを紹介します。

人日は、プロジェクトを成功に導く工数管理において非常に重要な役割を果たす概念です。
プロジェクト管理に苦手意識がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

人日とは

人日(にんにち)とは、1人が1日でできる作業量を1としたものです。

人日(にんにち)の概念を使用することで、工数が可視化され管理がしやすくなります。
例えば、1人で5日かかる作業は5人日、3人で3日かかる作業は9人日です。

1日の作業単価が5万円であれば、人日を掛け合わせるだけで費用も簡単に割り出せます。

工数の見積もりでは人日が利用される

わかりやすい概念なので、工数の見積もりに人日がよく利用されます。

わかりやすいということは、改善点も比較的見えやすいためプロジェクトのPDCAを素早く回せるメリットがあります。

人日は、Web制作やシステム構築作業など特にITの現場で人日は広く利用されているようです。
日々変化がすさまじいITの現場と、人日のメリットがマッチしているからかもしれません。

人月や人時間という概念もある

人日よりは使用される頻度が減りますが、人月(にんげつ)や人時間(にんじかん)という概念もあります。

人月は1人が1ヶ月でできる作業量を1(1人月)とし、人時間は1人が1時間でできる作業量を1(1人時間)とします。
例えば、3人で2ヶ月かかる作業量は人月換算で6人月になり、1日8時間労働とすると5人が2日かかる作業量は人時間換算で80人時間です。

人日では少々単位が大きすぎる、もしくは小さすぎると感じた場合は、人月や人時間の概念も利用してみましょう。

人日の概念が利用される工数とは?

工数とは、プロジェクトに必要な人が実施する作業量を指します。

工数の考えを取り入れることで、プロジェクトに関わる皆が作業量に対して共通認識を持つことが可能です。

企業としては、工数を減らすことで人件費削減が見込めます。

工数管理の重要性

工数管理は、組織が生産性高く作業を進めるためにも重要です。
普段から工数を管理していることで、プロジェクトの改善ポイントが把握できるようになり、的確にPDCAを回せます。

改善ポイントが可視化できないと、推測や憶測でしか改善を図れなくなり、生産性の改善が最短でできません。

常に改善していくためにも、工数管理は非常に重要な役割を担います。

人日の概念を使用して工数を練れるアプリ5選

ここでは、人日を使用して工数管理ができるおすすめのアプリを5つ紹介します。

1.Lychee Redmine(ライチレッドマイン)

ガントチャートの使いやすさで選ぶならLychee Redmine

工数管理には、Lychee Redmine(ライチレッドマイン)がおすすめです。

Lychee Redmineには、プロジェクト管理に必要な機能が豊富に備わっています。
直感的な操作も可能なため、IT企業ではなくても比較的スムーズに導入が進むでしょう。

いざというときは、日本語でサポートも受けられます。

フリープランは基本機能(ワークフロー・通知設定・ファイル共有・Wiki)とカンバン機能の限定された機能しか利用できませんが、有料プランはガントチャートをはじめすべての機能が利用できます。

有料プランは30日間の無料トライアル期間を提供しています。無料期間終了後も自動課金されることもないためリスクなく始められ、その価値を実感できるはずです。

プラン 月額料金 利用機能
フリー 無料
  1. 基本機能
  2. カンバン
スタンダード 900円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
プレミアム 1,400円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8.  CCPM
ビジネス[無料トライアルはこちらをお試しできます] 2,100円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8. CCPM
  9. プロジェクトレポート
  10. カスタムフィールド
  11. チケット関連図
  12. グループの階層化機能

 

2.CrowdLog(クラウドログ)

引用:CrowdLog

CrowdLog(クラウドログ)は、初期費用が無料の工数管理ツールです。

操作が非常に簡単なため、忙しい現場の方でも空き時間で工数が楽に入力できます。
現場の社員に工数を入力してもらえれば、PM(プロジェクトマネージャー)は手間なく実際にかかった工数が瞬時に把握できます。

PDCAを回す早さの劇的な改善が見込めるツールでしょう。

3.Brabio!(ブラビオ)

引用:Brabio!

Brabio!(ブラビオ)はプロジェクトやタスクを進めるに当たって必要な機能が搭載されています。

特徴は、メンバー権限により各機能へのアクセスを大きく制限できる点です。
昨今問題となっている情報漏洩も、Brabio!なら起きにくくなります。

5人までなら無料で利用できるので、ぜひ試しに使ってみましょう。

4.TimeCrowd(タイムクラウド)

引用:TimeCrowd

TimeCrowd(タイムクラウド)は、非常にシンプルな操作で時間や工数を記録できます。

操作が非常に単純なため、フリーランスや個人事業主にも向いているツールです。

個人であれば無料で使用できます。
チーム全体の状況も把握できるため、シンプルに工数を管理したい組織におすすめです。

組織や企業向けには無料のプランは提供されていませんが、登録後2週間はすべての機能が無料で使えます。
シンプルに管理したいという方は、一度試してみる価値があるツールです。

5.ZAC(ザック)

引用:ZAC

ZAC(ザック)は、工数管理で人件費を手軽に捻出できるクラウドERPです。

スマートフォンからでも手軽に工数を登録できるので、外回りをしている社員の多い営業会社などでもスムーズに導入が進みます。
緻密さにも定評があり、精度の高いプロジェクトプロジェクト管理の実現が見込めます。

費用は比較的高めですが、手軽かつ緻密にプロジェクト管理をしたいなら使ってみる価値があるでしょう。

6.Trello(トレロ)

Trello引用:Trello

Trello(トレロ)は、プロジェクトの生産性を向上させることを目的に開発された工数管理ツールです。

ボードやリスト、カードからプロジェクトに合わせた複数人の作業を管理できるため、組織の工数管理に向いています。
また独自の自動化機能も搭載されているため、単純作業を削減して効率よく仕事ができます。

Power-Upという機能から別のアプリケーションと連携できるので、統合させて柔軟な使い方が可能です。
ファイルストレージも無制限で使えるので、画像や動画などのファイル共有が多い組織にもおすすめできます。

人日の概念を利用して工数を練ろう!

今回の記事で紹介した内容を以下にまとめました。

  • 人日は、1人が1日でできる作業量を1としたもの
  • 人日の概念を使用することで、工数が可視化される
  • 工数管理は、的確にPDCAを回すためにも重要
  • 人日の単価は現場の人ともきっちり協議すべきである
  • 工数管理にはツールを使うのがおすすめ

工数管理はプロジェクト成功の鍵を握る重要なファクターです。

人日は工数をわかりやすくするために使用される概念で、積極的に活用していきましょう。

工数管理にはツールの使用をおすすめしますが、その中でもLychee Redmineがコストパフォーマンスにも優れており非常におすすめです。

まずは無料のフリープランから、Lychee Redmineの優れた機能をご体感ください。

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