
仕事の作業効率化を向上させるために、プロジェクト管理ツールを導入している企業や個人は多いです。
多くのツールがあるなかで、とくに注目されている製品が「Redmine」です。
また、同じくRedmineと冠する「Lychee Redmine」という製品があります。
「2つのツールにどのような違いがあるのかわからない」という悩みもあるのではないでしょうか。
当記事では、Redmineの詳細からLychee Redmineとの比較情報を詳しく紹介します。
プロジェクト管理ツールを導入する4つのメリット
- 業務の優先順位を可視化できる
- メンバー間の情報共有ができる
- 進捗管理ができる
- 在宅ワークでも使える
それでは順番に解説します。
1.業務の優先順位を可視化できる
プロジェクト管理ツールのガントチャートやカンバンなどの機能を使えば、業務の優先順位が可視化されます。
優先順位を把握できれば何をすべきか把握できるので、プロジェクトを計画通りに進行可能です。
またルーティン化されている業務を保存しておけば管理画面へすぐに反映できるため、手間をなくして作業に専念できます。
プロジェクト内容によっては業務量が増えて管理が大変になることもあるので、優先順位を可視化できる点はよいメリットです。
2.メンバー間の情報共有ができる
プロジェクト管理ツールを作業メンバー全体で利用すれば情報共有ができます。
例えば急遽作業ができなくなったメンバーがいたときには、欠員情報を更新することで作業メンバー全体が状況をすぐに把握可能です。
またプロジェクト途中に変更点や追加指示があったときにも情報を伝達できるため、チェック漏れをなくして計画通りに進められます。
プロジェクトの進行にはトラブルや共有漏れが多いので、いつでもメンバー間で情報共有ができる点はメリットのひとつです。
3.進捗管理ができる
プロジェクト管理ツールでは、カンバンやガントチャートを使って全体の進捗管理が可能です。
プロジェクト全体のタスクの進捗率や完了期限が一目で把握できるので、計画通りに進んでいるかをすぐに理解できます。
もしタスクの進行状況が遅ければ素早く対処できるため、プロジェクトの納期に間に合わなくなる心配もありません。
プロジェクトには必ず納期が定められているので、進捗管理をしながら進められる点は大きなメリットです。
4.在宅ワークでも使える
近年では在宅ワークの普及から会社に集まることが少なくなっていますが、プロジェクト管理ツールなら場所を問わずメンバー全体の管理ができます。
例えば朝礼やミーティング、会議などをツールのスケジュール機能に入力しておけば会社と同じような作業を実施できるでしょう。
またツールによっては複数人のビデオ通話機能もあるので、声だけでなく顔を見ながらやり取りが可能です。
もし自宅を離れていても、スマホにアプリケーションをインストールしておけば外出先でもプロジェクト状況のチェックに使えます。
現代の働き方改革に合わせた効率のよい仕事ができる点はメリットのひとつです。
プロジェクト管理ツールを導入するときの注意点
- タスクを詰め込み過ぎないようにする
- 自社に必要な機能が備わっているかをチェック
- 社内に浸透しやすいかをテストする
上記ポイントを事前にチェックしておかなければ、ツール導入後にうまく使えない原因となります。
詳しく解説するので、ぜひ参考にご覧ください。
タスクを詰め込み過ぎないようにする
プロジェクト管理ツールを導入すると、タスクを詰め込み過ぎて対処できないことがあります。
作業メンバーのスキルによってタスク処理の速さは異なるため、それぞれの実力に合わせて最適な調整をしなければいけません。
そのためプロジェクトマネージャーがタスクを割り振るときは、業務内容を理解したうえでどれくらいの時間が必要なのかを考えることが大切です。
もしタスクの割り振りを決められないときは、作業メンバーと相談しながら調整するようにしましょう。
自社に必要な機能が備わっているかをチェック
多くの機能が備わったプロジェクト管理ツールは便利です。
しかし、自社に不要な機能があると使いづらくなってしまう恐れがあります。
例えば、タスクや進捗状況を管理したいのであればカンバンやガントチャート機能、プロジェクトの進行状況と納期を管理したいならカレンダー機能のあるツールが最適です。
まずは自社のプロジェクトを進めるうえでどんな機能が必要なのかをリストアップし、導入を検討しているツールにどんな機能があるのかをチェックしましょう。
社内に浸透しやすいかをテストする
プロジェクト管理ツールを導入しても、社内メンバーが使いづらいと継続的な利用は難しいです。
複雑な操作を必要とするツールの場合、一部のメンバーが使えたとしてもわからない人が使い方を聞く必要があるので無駄が多くなってしまいます。
そのためプロジェクト管理ツールを導入するときは、事前に社内全体で操作性や使い勝手を試してテストすることが大切です。
多くのツールは、無料で試せるトライアル期間やフリープランが用意されています。
まずは社内メンバーに浸透しやすいかを一度テストしてみましょう。
プロジェクト管理ツール「Redmine」とは
課題管理やガントチャート、ロードマップなどを管理できる「チケット」、共同でメモを作成できる「Wiki」など便利な機能が豊富にあります。
業務内容に合わせて自由にカスタマイズすることもできるので、自分が使いやすいように設定可能です。
パソコンだけでなく「RedminePM」というスマホ専用アプリを使えば、iPhone やAndroidからもプロジェクト管理ができます。
誰でも無料ではじめられるので、まずは費用をかけずに使い勝手を試してみたい方におすすめです。
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Redmineの導入費用

Redmineは完全無料となっているため導入費用は必要ありません。
機能拡張やサポートなどを利用したいときには「Planio」や「My Redmine」を導入することで追加できます。
こちらは大人数で利用したい企業向けのサービスとなっており、Redmineではカバーできなかった機能が豊富にあります。
無料版では利用できる機能に制限がありますが、はじめてプロジェクト管理ツールを使うのであれば十分です。
Redmineの詳しい導入費用については、以下の料金表をご覧ください。
サービス名 | 導入費用 |
Redmine | 無料 |
Planio | 2,500円〜/月額 |
My Redmine | 8,800円〜/月額 |
Lychee Redmineの導入費用については後述いたします。
RedmineとLychee Redmineの機能比較
Lychee Redmineとの違いについて
Redmineは機能拡張が可能です。この拡張機能を「プラグイン」と呼びます。Lychee Redmineは、この「プラグイン」にあたり、Redmineをベースにさらに多くの機能が追加されます。
例えばプロジェクトの収支状況を可視化するコスト管理機能や、タスク状況を把握できるカンバン機能などがあります。
またRedmineにはサポートサービスがありませんが、Lychee Redmineなら無償のメールサポートがあるので疑問点やトラブルがあればいつでも相談可能です。
必要に応じて機能の追加オプションによるカスタマイズができるため、Redmineよりもワンランク上の機能を求めるならLychee Redmineがおすすめです。
RedmineとLychee Redmineの機能比較表
2つのツールに搭載されている機能を比較表にしてまとめたので、ぜひ参考にご覧ください。
Lychee RedmineはRedmineのオープンソースを活用しているため、機能については各ツールに差はありませんが、Lychee Redmineの特徴は、redmineで使用できる機能をより使いやすくした拡張プラグインが充実しているほか、ガントチャートの操作性が高まっている点です。
機能 | Redmine | Lychee Redmine |
チケット | ◯ | ◯ |
ガントチャート | ◯ | ◯ |
Wiki | ◯ | ◯ |
リポジトリ | ◯ | ◯ |
ニュース | ◯ | ◯ |
カレンダー | ◯ | ◯ |
ロードマップ | ◯ | ◯ |
活動 | ◯ | ◯ |
文書 | ◯ | ◯ |
ファイル | ◯ | ◯ |
フォーラム | ◯ | ◯ |
会社休日設定 | ◯ | |
ステータスカラー | ◯ | |
メッセージボックス | ◯ | |
バージョンスタートデイト | ◯ | |
カンバン | ◯ | |
ダッシュボード | ◯ | |
タイムマネジメント | ◯ | |
リソースマネジメント | ◯ | |
プロジェクトレポート | ◯ | |
コスト | ◯ | |
EVM(出来高管理) | ◯ | |
CCPM | ◯ | |
カスタムフィールド | ◯ | |
チケット関連図 | ◯ | |
SAML認証 | ◯ | |
機械管理 | ◯ | |
イージーアサイン | ◯ | |
チケットスプレッドシート | ◯ | |
プロフィールアイコン | ◯ |
そのためプロジェクト管理ツールをはじめてみたい方はRedmine、多機能なツールを導入したい方にはLychee Redmineがおすすめです。
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充実した機能を使いたいならLychee Redmineがおすすめ

無料で利用できるRedmineは、はじめてプロジェクト管理をはじめる方には最適なツールです。
しかしRedmineには使える機能に制限があるため、プロジェクト内容によっては満足のいく使い方ができないかもしれません。
そんなときは豊富な機能を搭載した「Lychee Redmine」の導入がおすすめです。
Lychee Redmineはガントチャートやカンバンなど、プロジェクトを遂行するために必要な機能が豊富に備わっています。
またデザインもシンプルで直感的な操作ができるため、プロジェクト管理をしたことがない方でも簡単に使用可能です。
これまで6,000社以上の導入実績があり、業界不問で多くの大手・中小企業が取り入れています。
今なら全プラン30日間無料のトライアルを実施しているので、まずは自らの手で使い勝手を試してみてください。
Lychee Redmineの月額料金は以下のとおりです。
プラン | 1ユーザー/月額 | チケット数 | 機能 | 容量 |
---|---|---|---|---|
フリー | 0円 | 5,000件まで | 基本機能(一部対象外) カンバン |
2GB |
スタンダード | 800円 | 無制限 | 基本機能 ガントチャート カンバン ダッシュボード |
200GB |
プレミアム | 1,200円 | 無制限 | スタンダードの機能 + 工数リソース管理 EVM コスト管理 CCPM |
1TB |
ビジネス | 1,800円 | 無制限 | プレミアムの機能 + プロジェクトレポート カスタムフィールド チケット関連図 グループの階層化機能 |
1TB |
プロジェクト管理ツールで作業効率を上げましょう
Redmineは、ソフトやサーバーを必要としないオープンソースのツールとなっており、誰でも無料で利用できます。
プロジェクト管理に必要な機能も充実しているので、作業効率を向上させたい方には最適なツールです。
もしRedmineを使って多機能なツールに乗り換えたいときにはぜひLychee Redmineの導入も検討してみてください。
Lychee Redmineは期間限定で30日間無料利用ができるので、まずは使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。
