「タスク管理ツールってたくさんあるけど、何かオススメのツールはないかな」

「なるべくお金をかけたくないから、無料で使えるタスク管理ツールが欲しい」

スピード感のあるアジャイル開発の現場で、タスクを可視化したいと思った経験はありませんか。

今回は無料で使えて、タスクの可視化が実現できるタスク管理ツールについて解説。
タスク管理ツールの選び方やオススメのタスク管理ツールもあわせて紹介します。

この記事を参考にしていただき、効率的なプロジェクト運営を実現しましょう。

無料のタスク管理ツールでタスクの整理が可能

オープンソースのソフトウェアの開発・発展により、現在では無料でタスク管理ツールの使用が可能です。

また基本的な機能は無料で、拡張機能からは有料というタスク管理ツールも数多く出回っています。

この章では、タスク管理ツールを導入するメリットやプロジェクト管理との違いを紹介。

タスク管理ツールを導入するメリット

無料のタスク管理ツールを導入するメリットは無料という点です。

本来ならば月額料金・年額料金がかかります。

無料であることのメリットとして、例えば導入を迷っている状況では非常に助かります。

「ホワイトボードやExcelでタスク管理をしてもいいけど、人数が増えてくると限界がある」

「アナログチックであるがゆえに強みもあるけど、できればデジタルなツールで管理がしたい」

「有料タスク管理ツールを導入して、上手くいかなかったら、もったいない」

「理想は無料で、お試し的にタスク管理ツールを使いたい」

このように悩みがある状況では無料のタスク管理ツールが大変オススメです。

またオープンソースのタスク管理ツールは、誰でも利用ができる点が大きな強みです。

常にアップデートが繰り返されており、無料ながらタスク管理ツールとして使用可能です。

タスク管理とプロジェクト管理の違い

タスク管理とプロジェクト管理、どちらも開発案件には欠かすことのできない考え方です。

それでは両者の違いとは何でしょうか。

結論から言うと、両者は違いというより包含関係にあります。

プロジェクトとはタスクの集まりであるため、タスクはプロジェクトを構成する一部との認識が正確と言えるでしょう。

例えるのであれば、野球と球技の関係にあります。

野球は球技の一部であるため、包含関係にあり、違いを論じるのは難しいでしょう。

つまり、タスク管理をきちんと行うことが、正確なプロジェクト管理につながっていくとも言えます。

無料のタスク管理ツールを選ぶ5つのポイント

無料のタスク管理ツールを選ぶポイント5つを解説します。

世の中には無料のタスク管理ツールが数多く出回っており、正直どれを選べばよいか分からないという方もいることでしょう。

選定のポイントは数多くありますが、今回は5つに絞ってご紹介します。

ポイント①:プラン

1つ目のポイントは、料金や使用可能人数などのプランです。

利用料金の無料にも色々と種類が存在しており、まずは料金プランを確認しましょう。

例えば、基本機能は無料で拡張機能からは有料という管理ツールもあります。
他にはユーザー登録後の一定期間だけは利用料金が無料のプランです。

いずれのパターンにしても無料である期間に、しっかりと使い倒すことをオススメします。
なぜなら、仮に有料へ移行する際にもしっかりとジャッジができるからです。

無料期間中にお金を払う価値があるのかを見極めましょう。

料金の他には使用可能人数も選定ポイントのひとつです。

例えば、グループでの使用可能人数が3人以内までなら、無料というタスク管理ツールも存在しています。

小さなグループでの使用なら問題ありませんが、大所帯の場合には有料プランにするか、もしくは別のツールを検討しましょう。

ポイント②:欲しい機能があるか

2つ目のポイントは欲しい機能があるかどうかです。

市場に出回っているタスク管理ツールですが、当然それぞれに特徴があります。

カンバン機能に特化しているものや、Todoリスト機能しか持たないタスク管理ツールも。
欲しい機能があるか否かで選定をすれば、それなりに絞ることができます。

また個人で使う用のタスク管理ツールもあれば、チームで使う用のタスク管理ツールもあるので、今回はどのような使い方を想定しているのかで絞るようにしてみましょう。

他にも欲しい機能が有料なのか、無料なのかもタスク管理ツールを切り分けるポイントになります。

ポイント③:操作性

3つ目のポイントは操作性です。

いくら無料とはいえ使い勝手が悪かったら、使い続けることは難しいでしょう。

特にタスク管理ツールはツールの性質上、おそらく毎日使うので操作性も選定ポイントのひとつ。

複数あるタスク管理ツールの中でも同じ機能に対して、操作性が異なります。

例えば、ツールAではカンバンボードへのタスク移動がドラック&ドロップでできるのに対し、ツールBではできない。

このようなケースではどちらが良い・悪いということではありません。
あくまで使用するユーザーの好みとなってくるので、比較して決めましょう。

無料期間が決まっているタスク管理ツールの場合にはそれぞれを使い倒して、良し悪しを決めることをオススメします。

ポイント④:サポート体制

4つ目のポイントはサポート体制です。

タスク管理ツールは性質上、操作性がシンプルなツールが多いと言えます。

例えば、ドラック&ドロップやクリックだけで操作ができてしまうツールもあることでしょう。

サポートセンターなどに問い合わせる機会は少ないかもしれませんが、「こんな機能はないのか」といった疑問も浮かんでくることもあります。

小さな疑問でも即座に対応してくれるようなサポート体制は立派な選定ポイントのひとつです。

ポイント⑤:既存のツールと連携可能か

5つ目のポイントは既存のツール連携できるかです。

現在利用しているカレンダーツールなどと連携しているかも選定のポイントにしましょう。

例えばリモートワークで使用率の高いWindowsのTeamsはカレンダー系の機能がありません。
そのため、サードパーティ製のツールと連携することでカレンダー機能を補っています。

タスク管理ツールの場合にはスケジュール管理と連携していると便利です。

登録したタスクがスケジュールに反映されれば、二度手間にならずにすみます。
現在使っているツールとの連携も視野に入れて、タスク管理ツールを選びましょう。

無料のタスク管理ツールでオススメのツール5選

無料のタスク管理ツールでオススメのツールを5つご紹介します。

基本的には無料で使用できますが、一部では有料機能あるので注意してください。

①Lychee Redmine

Lychee RedmineはオープンソースのソフトウェアであるRedmineをベースにして作成したプロジェクト管理ツールです。

プロジェクト管理ツールではありますが、カンバン機能などタスク管理機能も有しています。

タスクはドラック&ドロップで移動が可能なため、操作性に優れているのもLychee Redmineの特徴。

有料プランも30日間無料お試し機能がありますので、気軽に始められることもポイントです。

プラン 月額料金 利用機能
フリー 無料
  1. 基本機能
  2. カンバン
スタンダード 900円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
プレミアム[★一番人気] 1,400円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8.  CCPM
ビジネス 2,100円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8. CCPM
  9. プロジェクトレポート
  10. カスタムフィールド
  11. チケット関連図
  12. グループの階層化機能

②Todoist

引用:Todoist

「Todoistですべてのタスク管理を」を謳い文句にしているタスク管理ツールです。

その実績はずば抜けており、これまで15億件ものタスク登録・完了までサポート。

Lychee Redmineと同様にカンバンでのタスクはドラック&ドロップで移動可能など操作性も実績に違わず優れています。

プラン

料金(月額)

共有可能ユーザー

機能

タスク数

アップロード容量

フリー

0円

5

優先度
メールでタスク追加
カレンダー同期

300

5MB

プロ

338円

25

リマインダー
優先度
メールでタスク追加
カレンダー同期

300

100MB

ビジネス

558円

50

リマインダー
優先度
メールでタスク追加
カレンダー同期

300

100MB

③Backlog

引用:backlog

Backlogはプロジェクト管理や課題管理、バグ管理ツールとして認知されているツールです。

2020年にカンバン機能が追加されたことにより、さらに便利なツールになりました。

ガントチャートやGitチャートなど視覚的にプロジェクトの状況を監視できるのはBacklogの強みと言えます。

プラン

料金(月額)

ユーザー数

課題の管理方法

サポート

容量

フリー

0円

10

カンバン

メールとチャットサポート

100MB

スタンダード

12,980円

無制限

カンバン

メールとチャットサポート

30GB

プレミアム

21,780円

無制限

ガントチャート

カンバン

メールとチャットサポート

100GB

プラチナ

55,000円

無制限

全ての機能

メールとチャットサポート

300GB

④Trello

引用:Trello

タスク管理ツールとしてシンプルさを追求しているのがTrelloです。

プロジェクトごとにボードをたてる形式を取っており、ボード数が10枚までは無料で使用ができます。

プラン 料金(月額) ボード数 機能 容量
フリー 0円 10 自動コマンドの実行 50 回/月
無制限のアクティビティ ログ
2 要素認証
10MB/1ファイル
ビジネスクラス 1,385円 無制限 フリー+
高度なカスタマイズ機能
250MB/1ファイル
エンタープライズ 要問合せ 無制限 全ての機能 250MB/1ファイル

⑤Jooto


引用:Jooto

Jootoはタスク管理ツールとしてシンプルな作りが強みと言えますが、より大きな特徴としてはサポート体制です。

Jootoでは導入から運用までをJootoの担当者がサポートしてくれます。

ITに強いと言えないチームでも、Jootoならば安心して任せることができます。

プラン 料金(月額) ユーザー数 機能 容量
無料 0円 4 データエクスポート過去30日
行動履歴過去30日
10MB
スタンダード 500円/1ライセンス 1~ データエクスポート過去1年
行動履歴過去1年
5GB/1ライセンス
エンタープライズ
1,300円/1ライセンス
1~ データエクスポート無制限
行動履歴無制限
10GB/1ライセンス

無料のタスク管理ツールを活用して低コストのタスク管理を

今回は無料で使えるタスク管理ツールのメリットやオススメツールをご紹介しました。

無料のタスク管理ツールを導入するメリットは無料、そして誰でも利用できる点です。

また世の中には数多くのタスク管理ツールが出回っていますが、選ぶポイント5つ紹介しました。

①プラン
②欲しい機能があるか
③操作性
④サポート体制
⑤既存のツールと連携可能か

オススメのプロジェクト管理ツールとしてLychee Redmineがあります。

Lychee Redminはプロジェクト管理ツールでありながら、カンバン機能を持つなどタスク管理でも十分な効果が期待できます。

無料のプランや有料のプランがあり、今なら有料プランも30日間は無料でお試しすることができます。
一度試したいという方にはオススメです。

無料で使えるタスク管理ツールを導入して、効果的なタスク管理をしましょう。

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