「WBSツールを使ってプロジェクト管理をしたい」
「自社に合ったWBSツールを選びたい」
上記のように考えている方は多いのではないでしょうか。
WBSツールを利用すると、作業の効率アップはもちろん、面倒なプロジェクト管理も容易に行えます。
しかし、様々なツールが存在している中で、自社に合ったツールを選択するのは簡単ではありません。
そこで本記事では、自社に合ったWBSツールを選択できるように、おすすめツールや選び方を詳しく解説します。WBSツールをお探しの方は、ぜひ参考にしましょう。
なお、おすすめツールは本記事を運営しているアジャイルウェアが提供する、無料から始められるプロジェクト管理ツールLychee Redmineをメインにご紹介しています。
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WBSとはWork Breakdown Structureの略語
WBSとは、プロジェクト管理に必要なタスクを細分化して表にする手法のことです。
タスクを洗い出すことで、プロジェクト全体を俯瞰できるため、作業効率の向上が見込めます。
例えば「シチュー」を作るとしましょう。その際に必要な作業は大きく分けると以下の4つです。
- 材料の調達
- 下ごしらえ
- 調理
- 盛り付け
材料の調達をさらに細分化すると下記のように多くの食材を準備する必要があります。
- シチューのルー
- にんじん
- じゃがいも
- 鶏肉
- たまねぎ など
料理を例に挙げましたが、タスクも同じで、細かい作業に分解するとさらに多くのタスクが構造化されます。
このようにWBSでは、タスクを洗い出して細分化・構造化することで、プロジェクト全体を俯瞰しながら効率よく作業を進行できます。
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WBSツールを導入する3つのメリット
WBSはタスクを可視化できるため、業務効率化が見込めるなどのメリットがあります。
ここではWBS導入時のメリットを以下3つご紹介します。
1.スケジュール管理ができる
2.作業の分担を分散できる
3.作業効率化で時間短縮できる
メリット1.スケジュール管理ができる
WBS導入のメリットは、タスクのスケジュール管理に役立つ点です。
WBSによって各タスクの洗い出しや細分化ができれば、各タスクをいつまでに完成させるかの予測ができます。
例えば、WBSでタスクを細分化し、いつまでに完成させるかをガントチャートで設定するとします。
その場合、タスク予定をメンバーへ共有できるため、効率のよい進行が可能です。
また、全体のタスクに必要な時間も算出できるため、クライアントに適切な納期の説明ができます。
納期はクライアントとの信頼関係も関わってくるポイントなので、メンバー全体が把握しておきたい事項です。
このように、プロジェクトにおいてスケジュールの組み立てや予測は非常に大切です。WBSを活用して進行してみると、プロジェクト管理は捗るでしょう。
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メリット2.作業の負担を分散できる
WBS導入にあたって、作業負担を分散できるのもメリットの1つです。
WBSを利用すれば終わっていないタスクが分かるため、それぞれの関係性が把握できます。
例えば、タスクの予定を立てている際に、作業メンバーへの負担が偏ってしまうケースがあります。
そのような場合にタスクの関係性が分かることで、各メンバーへの負担率を把握でき、適宜振り分けるなどの対応で負荷を分散できます。
また、WBSはタスクの優先順位を把握できる点も優秀で、先に進めるべきタスクも容易に確認できます。
そのため、プロジェクトにあたる各メンバーは適切な行動を取ることが可能です。
メンバーそれぞれが適切な行動を取ることで、作業効率や業務のクオリティの向上が見込めます。
メリット3.作業効率化で時間短縮できる
WBS導入のメリット3つ目は、作業効率化で時間短縮ができる点です。
WBSを作成するとタスクを可視化できるため、プロジェクト全体を一目で把握できます。
プロジェクト全体を可視化できれば、「どのようなタスクなのか」「タスクに何人のメンバーが必要なのか」などの情報を明確にできます。
このように情報を明確化することで、無駄な作業を省き、時間を短縮できる点が大きなメリットです。
さらに、可視化することで作業メンバーへ進捗状況を共有できるため、同じ意識で作業を進行できます。
メンバーが同じ認識を持つことで、チームワークが生まれ、作業効率のさらなる向上が見込めます。
WBSツールの選定基準とは?
WBSツールは多種にわたるため、自社に合った選択基準を設ける必要があります。ここでは、WBSを選ぶ際に重視したいポイントを以下3つご紹介します。
- ポイント1.使い心地で決める
- ポイント2.利用料金で決める
- ポイント3.機能で決める
ポイント1.使い心地で決める
社員全員が簡単に使えるツールを選択しましょう。
使いにくいツールを選んでしまうと、社員全員が使用できるまで、時間やコストがかかってしまう可能性があるからです。
それではツールの機能が充実していてもかえって効率が悪く、円滑なプロジェクト進行ができません。
失敗しないためには、ITスキルが高い人を基準にしないよう注意しましょう。
また、ある程度の講習を受けることで、社員全員が使用可能になるケースもあります。
簡単な講習であれば、時間やコストを最小限に抑えられ、作業の妨げにならないでしょう。
機能は大切ですが、使いやすさも考慮したツール選びをおすすめします。
ポイント2.利用料金で決める
自社の予算に合ったツールを選びましょう。
WBSツールは、オープンソースで使える無料のツールから高機能の有料ツールまで、多数存在します。有料ツールは「機能追加で有料になるもの」と「最初から有料制として販売しているもの」と、2パターンが提供されています。
選択肢は豊富ですが、どのようなWBSツールを選ぶのかは予算次第でしょう。WBSツール導入とランニングコスト、両方を含めた料金を考慮することが必須です。
おすすめは、まず無料ツールで試してみることです。
無料のツールで試したのち、使い勝手を確認してから有料機能を追加する方法が、最もコストをかけずに済むでしょう。
本記事でご紹介するプロジェクト管理ツール、Lychee Redmineは無料から始めることができるため、まずは使用感を試してから継続利用を考えたい方にもおすすめです。自動的に継続(有料化)される心配もありません。
ポイント3.利用の形態で決める
WBSツールを選ぶ際は、インターネット経由で利用するクラウド型と、PCにダウンロードするインストール型のどちらの形態が適しているか検討しましょう。
クラウド型は、社内外からアクセスできるのが特徴で、使用するにあたって場所を選びません。そのため、社内外から他メンバーへ情報共有したい場合に適している型と言えます。
コスト面を考慮すれば、インストール型よりも費用を抑えられるのがメリットです。ただし、インターネット環境が必須になる点には注意しましょう。
一方、インストール型はインターネット環境がなくても使用できるのが特徴です。
一度インストールしてしまうと、インターネットを必要としません。しかし、コストが高くなるケースが一般的です。
その分カスタマイズ性が高く、自社に合った形にできるのが大きなメリットです。上記の特徴を考慮しながら、自社に合ったツールを選びましょう。
WBSを活用できるおすすめツール5選
WBSツールそれぞれに料金や機能などに違いがあるため、比較しながら検討しましょう。
ここでは、おすすめのWBSツールを5つ厳選してご紹介します。
- Lychee Redmine
- Backlog
- Brabio!
- Asana
- Wrike
Lychee Redmine
画像引用:Lychee Redmine
Lychee Redmineは多くの機能を備えたプロジェクト管理ツールです。
ガントチャートやカンバン、タイムマネジメントなど、プロジェクトを成功させるための豊富な機能を兼ね備えています。必要な機能を追加オプションで選べるため、無駄なコストをかけず、要望に応じたカスタマイズが可能です。
さらに、メールサポートやウイルス・マルウェア対策も完備しており、サポート体制が整えられています。難しい操作がなく、初心者でも一目で進捗状況を把握できるため、導入ハードルが高くないのも魅力です。
その理由から、Lychee Redmineは製造業やソフトウェア開発など、幅広い業界で利用されています。
フリープランは基本機能(ワークフロー・通知設定・ファイル共有・Wiki)とカンバン機能の限定された機能しか利用できませんが、有料プランはガントチャートをはじめすべての機能が利用できます。
有料プランは30日間の無料トライアル期間を提供しています。無料期間終了後も自動課金されることもないためリスクなく始められ、その価値を実感できるはずです。
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Backlog
画像引用:Backlog
Backlogは、初めて使った人でも直感的に利用できる、シンプルなデザインが特徴のツールです。
「言った言わないがなくなる」というコンセプトを示しており、ガントチャートでプロジェクトの工数を明確にできます。
また、36種類のキャラクターやいいね機能を備えており、メンバー間のコミュニケーションを円滑に行えます。
メンバーとコミュニケーションを円滑に行いつつ、作業を進めたいならBacklogを検討してみてはいかがでしょうか。
Brabio!
画像引用:Brabio!
Brabio!は、「ガントチャートを作るならExcelよりも10倍速い」をコンセプトにしているツールです。
直感的な操作で初心者でも簡単に表を作成できるのが特徴で、メールアドレスだけの登録で簡単に始められます。
利用者5人までなら無料で使用できるため、少人数でのプロジェクトにはBrabio!をおすすめします。
Asana
画像引用:Asana
Asanaは繰り返しのタスクを自動化でき、直感的な操作に優れたWBSツールです。
新規作業の優先度を上げたり、作業をメンバーに割り当てたりといった作業を自動的に行えます。
SlackやMicrosoft office365などと連携できるため、他ツールと簡単に連携できるのも魅力の1つです。
Wrike
画像引用:Wrike
Wrikeはカスタマイズ性に優れており、プロジェクトのワークフローを容易に作成できるツールです。
他メンバーへの情報共有も優れており、コメント欄でリアルタイムの会話が可能です。
コミュニケーションが円滑化され、メンバー間でのやり取りにストレスを感じません。
ただし、ホームページの一部が英語表記されているため、初心者が使い方を把握したい場合は少し不便に感じるかもしれません。
WBSを有効活用してプロジェクトを成功させよう
WBSはプロジェクト管理において最適なツールです。
プロジェクトに必要なタスクを細分化し、表として可視化できるため、作業効率化を実現できます。
しかし、ツール選びの際は自社に合ったものをよく比較検討することが大切です。使いやすさや料金、形態を主な選定基準とし、適切なツールを選びましょう。
今回ご紹介した「Lychee Redmine」はWBSにおいて業種を選ばず利用できる優れたツールです。
全機能付き有料プランだけでなく、30日の無料トライアルや完全無料のフリープランを用意していますので、ツールを使った本格的なプロジェクト管理を始めてみてはいかがでしょうか。