「クリティカルパスとは何かを知りたい」
「クリティカルパスの必要性や見つけ方を理解したい」

このような悩みを持っていませんか。

プロジェクトを計画通りに進めるには、タスク間の関連性を理解しておく必要があります。

特にシステム開発の現場では、複数人と作業を進めることが多いので「クリティカルパス」が必要不可欠です。
しかし、クリティカルパスが何かを理解していなければ、最適なプロジェクト進行はできません。

当記事では、クリティカルパスの詳細から必要性、見つけ方、メリットまで詳しく解説します。

クリティカルパスとは

クリティカルパスとはクリティカルパスとは、プロジェクト進行においてスケジュールに影響が出る作業経路のことです。

プロジェクトに関わる全工程を結んだなかで所要時間が最長となる経路を指します。

ほかの経路上にある工程が完了していたとしても、最長である工程が終わらなければプロジェクトは終了しません。

プロジェクト期間の短縮や遅れをなくすためには、事前にプロジェクトマネージャーがクリティカルパスを把握しておく必要があります。

クリティカルパスを早期発見することでプロジェクトが遅れるリスクも大幅に減らせます。

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プロジェクト管理への必要性

クリティカルパスが遅れると、プロジェクト全体も遅れてしまいます。
決められた納期までに完了することが、難しくなることもあり危険です。

結果的にクライアントからの信用を失ってしまうリスクがあり、今後の契約にも支障が出る恐れもあります。

そのためプロジェクトマネージャーは、クリティカルパスを早期発見して遅延の対策方法を考えるようにしましょう。

スケジュール通りにプロジェクト全体を完了させるためにも、クリティカルパスは重要です。

クリティカルパスの歴史

クリティカルパスの管理手法は、1958年にアメリカの化学会社デュポンが化学プラントの建設時間とコストをおさえる目的で開発しました。

また同様のプロジェクト工程の分析手法として、1958年にアメリカ海軍が潜水艦発射弾道ミサイル「ポラリス」プロジェクトのために「PERT法」という手法を開発しました。

かなり古くから使われていますが、現在ではIT業界をはじめ広告業界、飲食業界など幅広く活用されています。
クリティカルパスが生まれたことによって、プロジェクトを計画通りに完了させるための重要経路を見つけることができたのです。

クリティカルパスとガントチャートの違い

ガントチャートとは、横棒によって作業の進捗状況を示す表のことです。
プロジェクト管理や生産管理などで工程管理のために用いられており、設定されたタイムラインによってタスクを追跡できます。

クリティカルパスとガントチャートは、どちらもタスク間の依存関係を示している点においては同じです。
しかしクリティカルパスは、リソース所要量の情報は含まないのに対し、ガントチャートは各タスクのリソース所要量を表示します。

クリティカルパスとガントチャートを合わせることで、クリティカルパスを追跡しながらスケジュール通りにプロジェクトを進められます。

クリティカルパスとPERTの違い

PERT(Program Evaluation and Review Technique)とは、プロジェクトの完了までに必要なタスクを分析する手法です。
クリティカルパスと同じく1950年代に開発され、現在でも多くのプロジェクトで活用されています。

しかしクリティカルパスとPERTは、作業の所要期間に必要な確実度の点で大きな違いがあるのです。
クリティカルパスは予測可能なタスク管理に対し、PERTは不確実なタスク管理を推定するときに使います。

PERTによってプロジェクトのタスクを洗い出し、遅れが生じる部分を発見するのがクリティカルパスです。

クリティカルパスの見つけ方・求め方

クリティカルパスの見つけ方・求め方プロジェクトからクリティカルパスを見つけ、求めるときは以下の方法でおこないましょう。

  • PERT図を作成
  • クリティカルパスの特定
  • フロートを算出

それでは説明していきます。

PERT図を作成

まずは、クリティカルパスを見つけるためにPERT図を作成します。

PERT図とは、プロジェクトに関わるタスクを丸で記入して矢印で結ぶことで流れを把握する図のことです。
IT業界では「アローダイアグラム」と呼ばれており、大規模で複雑なプロジェクトに向いています。

PERT図

引用元:PERT(パート)図を使って遅れてはいけないポイントを洗い出す。

PERT図からわかる通り、番号を丸に囲みタスクの順番を決定してください。

タスクは①からスタートし、次のタスクに入るまでの工数(作業内容と時間)を矢印で結びます。
タスクの②と④は同時に作業を進められることをあらわしています。

クリティカルパスの特定

続いてプロジェクトのクリティカルパスを特定します。
クリティカルパスを特定するときは①から順番に工数を足していけば見えてきます。

それでは、PERT図をもう一度チェックしてみましょう。

PERT図

引用元:PERT(パート)図を使って遅れてはいけないポイントを洗い出す。

①→②→④→⑤→⑦にかかる日数は17日。
次に①→②→③→⑥→⑦にかかる日数は21日。

結果的に一番時間がかかる工数は①→②→③→⑥→⑦なので、こちらがクリティカルパスです。
PERT図を作成することで工程の流れを洗い出せるため、プロジェクト全体の遅延をなくせるクリティカルパスが見つかります。

複雑なプロジェクトであるほどクリティカルパスを見つけることは難しいので、PERT図を作成するようにしておきましょう。

フロートを算出

フロートとは、タスクの柔軟性の高さを指しています。
プロジェクトの進行において、終了日に影響が出ないタスク遅延の許容範囲を算出するために使います。

フロートを見極めることでプロジェクトの柔軟性を判断できるため、リスクや不測の事態に対応可能です。
フロートは「トータルフロート」と「フリーフロート」の2タイプを算出できます。

トータルフロート タスクのスタートを開始日から遅らせられる期間。もっとも遅い開始日からもっとも早い開始日、もっとも遅い終了日からもっとも早い終了日で算出できる。
フリーフロート 後ろのタスクに遅延が出ない範囲で開始日から遅らせられる期間。もっとも早い開始日からもっとも早い終了日で算出できる

フロートを理解しておくことで、プロジェクトが計画通りに進んでいるかを判断できます。
また優先すべきタスクや先送りや余裕があるタスクの把握も可能です。

プロジェクトの時間を有効に活用するためにも、フロートを算出しておくようにしましょう。

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クリティカルパスを見つける3つのメリット

クリティカルパスを見つける3つのメリットクリティカルパスを見つけることで、以下のようなメリットを得られます。

  1. 作業の優先順位を決定できる
  2. スケジュール管理の効率性が上がる
  3. 必要な情報を入手できる

それでは順番に解説します。

①作業の優先順位を決定できる

クリティカルパスを見つけることで、何を優先してやるべきかを決定できます。
プロジェクトによってはタスクが多くなるので、優先すべき作業がわからなくなることもあります。

クリティカルパスを把握すれば重要な作業がわかるので、プロジェクトのトラブルを回避可能です。
またクリティカルパスの遅延はプロジェクトの遅延にもつながります。

プロジェクトを計画通りに進めたいときは、クリティカルパスの決定が大きなメリットです。

②スケジュール管理の効率性が上がる

クリティカルパスを理解することでプロジェクト全体のスケジュールを効率よく管理できます。
プロジェクトによっては、急な変更から納期が前倒しになることもあるでしょう。

そのようなときでもクリティカルパスの作業を早めに終わらせておけば、全体のスケジュールに余裕を持たせられます。
プロジェクトのクリティカルパスを遅延させないためにも管理は重要な要素です。

③必要な情報を入手できる

クリティカルパスを見つけることで、想定された作業と実際の進捗状況を比較できます。
現在のプロジェクトで使用した情報は、今後のプロジェクト計画にも反映可能です。

プロジェクト進行において、当初のクリティカルパスと実際のクリティカルパスを比較することでデータが取れます。
今後のプロジェクトの精度を高められる情報を入手できる点は、クリティカルパスのよいメリットです。

クリティカルパスの注意点

クリティカルパスの注意点プロジェクトからクリティカルパスを見つけることは簡単ではありません。
プロジェクトの規模やタスク内容によっては、かなりの時間がかかってしまう恐れがあります。

理由としては、大きい作業だけがクリティカルパスになるのではなく、小さい作業もクリティカルパスになる可能性があるからです。
プロジェクトに必要な工程をすべて洗い出し、それから重要なクリティカルパスを見つけなくはいけません。

クリティカルパスを見つけるときは、プロジェクトの準備段階で時間に余裕があるタイミングでおこなうようにしましょう。

クリティカルパスを見つけるときはLychee Redmineがおすすめ

ガントチャートの使いやすさで選ぶならLychee Redmine

クリティカルパスを見つけるには、プロジェクト全体の工程をすべて洗い出す必要があります。
これまで洗い出し作業をしていなかった人にとっては、大変な作業になり負担も大きくなってしまいます。

そこでおすすめのツールが「Lychee Redmine」です。
Lychee Redmineは、幅広い業界で利用されているプロジェクト管理ツールです。

スケジュール管理をはじめ、人的リソース管理などプロジェクト管理に必要な機能が豊富に備わっています。
ドラッグ&ドロップの直感的な操作ができるので、初心者でも簡単に扱えます。

フリープランは基本機能(ワークフロー・通知設定・ファイル共有・Wiki)とカンバン機能の限定された機能しか利用できませんが、有料プランはガントチャートをはじめすべての機能が利用できます。

有料プランは30日間の無料トライアル期間を提供しています。無料期間終了後も自動課金されることもないためリスクなく始められ、その価値を実感できるはずです。

プラン 月額料金 利用機能
フリー 無料
  1. 基本機能
  2. カンバン
スタンダード 900円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
プレミアム 1,400円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
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  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8. CCPM
  9. プロジェクトレポート
  10. カスタムフィールド
  11. チケット関連図
  12. グループの階層化機能

クリティカルパスでプロジェクトをスムーズに進めましょう

クリティカルパスでプロジェクトをスムーズに進めましょう今回は、クリティカルパスの詳細や必要性、見つけ方、メリットまで詳しく解説しました。

プロジェクトのクリティカルパスを見つけることで、全体の遅延リスクを回避できます。

しかしプロジェクトによってはクリティカルパスを見つけることは難しいため、準備段階で余裕を持たせることが大切です。

自分だけの手では負担が大きいと感じたときは、当記事で紹介した「Lychee Redmine」の導入を検討してみてください。

企業としてプロジェクトを進めたいときは、豊富な機能が搭載されたスタンダードプランをおすすめします。

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