「クリティカルパスとは、一体何?」

「クリティカルパスは、どのようにして求めればいいの?」

クリティカルパスについて、上記の疑問をお持ちの方も多いでしょう。

クリティカルパスとは、プロジェクトにおける最長のタスク経路のことです。
本記事では、クリティカルパスの概要と、活用するメリット・求め方を解説します。

クリティカルパスとは?

クリティカルパスとは、プロジェクト全体の所要時間に直結するタスク経路を指します
万が一クリティカルパスで遅延が発生した場合には、プロジェクト全体に影響を及ぼします。

一方、適切な工程管理によりクリティカルパスの所要時間を短縮できれば、プロジェクトの完了が早まります。

クリティカルパスとプロジェクト管理は切っても切れない関係です。
そのためクリティカルパス上のタスクを管理することは、プロジェクトを成功させるためにも重要な役割を持ちます。

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クリティカルパスを把握する3つのメリット

クリティカルパスを把握するメリットは、主に以下の3つがあげられます。

  • 作業の優先度を決められる
  • 柔軟にスケジュールを管理できる
  • リソースを効率的に運用できる

本章では、クリティカルパスを把握しておくメリットを解説します。

①作業の優先度を決められる

1つ目のメリットは、作業の優先度を決められることです。
クリティカルパスを求めるには、プロジェクト達成に必要なタスクとそれぞれの依存関係を洗い出します。

タスクの依存関係をもとに、優先して進めるべきタスクが明確にできるでしょう。

また、タスクの優先度や関係性を事前に把握しておくことで、潜在的なトラブルや遅延リスクを回避しやすくなります。

②柔軟にスケジュールを管理できる

2つ目のメリットは、スケジュールを柔軟に管理できることです。
前述のとおり、クリティカルパスはプロジェクト全体の所要時間に直結するタスク経路です。

仮に他のタスク経路で遅延が発生した場合でも、所要時間がクリティカルパス内におさまる場合、プロジェクト全体への影響はありません。

また、顧客の要望で納期が前倒しになっても、クリティカルパスさえ把握できていれば、対処の選択肢が増えます。

クリティカルパスを把握できていれば、急な変更にも柔軟に対処できるため、プロジェクトの成功率を格段に向上させることができるでしょう。

③リソースを効率的に運用できる

3つ目のメリットは、リソースを効率的に運用できることです。

クリティカルパスを見つけるには、プロジェクト達成に必要なタスクとその所要時間を明確にします。

どのタスクにどれほどのリソースを割けばよいのかを、事前に把握できるのです。

また、プロジェクト実行中のリソース管理にも効果的です。

例えば、クリティカルパスと同時進行するタスク経路Aが、想定よりも早く進行している場合があったとします。

この場合、タスク経路Aに割いていた人員を、他のタスク経路へ再配置するなどの対処が可能です。

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クリティカルパスの求め方・作り方

クリティカルパスを求める際は、以下4つのステップを踏む必要があります。

  • プロジェクトに必要なタスクを洗い出す
  • タスク間の依存関係を整理
  • PERT図を作成する
  • クリティカルパスを特定

ステップ1.プロジェクトに必要なタスクを洗い出す

まずおこなうのは、プロジェクトに必要なタスクの洗い出しです。
闇雲にタスクを洗い出すと、依存関係の見落としやタスクの抜け漏れにつながります。

漏れなくタスクを洗い出すには、プロジェクトの成果物から逆算し、大きなタスク群を細分化するのがおすすめです。

また、タスク量が多い中長期プロジェクトの場合、無理に細分化するのではなく、大まかな作業フェーズにとどめておくのもよいでしょう。

細かなタスクは、複数の親タスクにまたがったり、管理が煩雑化したりする恐れがあるためです。
抜け漏れや重複に注意しつつ、タスクを洗い出しましょう。

ステップ2.タスク間の依存関係を整理

続いて、タスク間の依存関係を考慮し、優先順位を割り振ります

例えば、タスクAが完了するまで、タスクBを進められない場合、タスクAの優先度は高くなります。
また、優先度は低いものの多くの時間がかかるタスクの場合、遅延リスクが大きいため早い段階で着手させるなどの判断を下せます。

タスクの関係性や所要時間を考慮し、それぞれに優先順位を設定することで、プロジェクトの遅延やトラブルを防止できるでしょう。

タスク整理では、WBSを用いるのがおすすめです。
WBSとは、プロジェクトを細かなタスクに整理し、粒度・順序をそろえたツリー構造を構築する手法のことです。

タスクをツリー構造にすることでプロジェクトを視認でき、抜け漏れや優先順位の誤りなどを把握しやすくなります。

ステップ3.PERT図を作成する

タスクの整理が完了したら、PERT図を作成してください

PERT図は、プロジェクトに必要なタスクを丸(◯)で示し、業務の流れに沿って番号を割り振ったネットワーク図のことです。

引用:Jooto

上の図のとおり、①からタスクをスタートし、次のタスクを矢印で結びます。

同時進行が可能な場合は、矢印を分岐させ同様に番号を割り振ります。

ただし、場合によってはPERT図をうまく作成できない場合もあるでしょう。
この場合、タスクの依存関係や優先順位を十分に整理できていないことが想定されます。
再度、前ステップのタスク整理に戻って、粒度や順序を整えるとよいでしょう。

ステップ4.クリティカルパスを特定

PERT図が完成したら、いよいよクリティカルパスを特定します。

クリティカルパスの求め方は、タスク経路の所要時間を割り出し、最長となっている経路を見つけることです。

以下のPERT図をもとに計算してみましょう。

引用:Jooto

上記のプロジェクトで考えられるタスク経路は、以下の3種類です。

  • ①→②→③→⑥→⑦→⑧:17日
  • ①→③→⑥→⑦→⑧:11日
  • ①→④→⑤→⑥→⑦→⑧:22日

それぞれの所要時間を比較すると、①→④→⑤→⑥→⑦→⑧の22日が最長経路です。

つまり、①→④→⑤→⑥→⑦→⑧がクリティカルパスと判断できます。

実際のプロジェクトでは、複数のタスク経路で所要時間が同じになる可能性もあります。

所要時間が同じ場合は、両方をクリティカルパスとして設定し、進捗管理を進めるとよいでしょう。

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【注意】クリティカルパス特定には多くの時間がかかる

クリティカルパスを見つけるには、プロジェクトを管理するうえで多くのメリットをもたらします。
しかし、タスクの洗い出しや整理、PERT図の作成など、特定に多くの時間がかかる点に注意が必要です。

上記の作業を効率的におこない、プロジェクトのクリティカルパスを特定するには、プロジェクト管理ツールの利用がおすすめです。

プロジェクト管理ツールは、タスク管理機能やWBS、工数・リソース管理機能など、クリティカルパスの特定に役立つ機能を網羅的に搭載しています。

もちろん、プロジェクトを開始した後の進捗管理やコスト管理にも活用できるため、効率的にプロジェクトを管理できます。

また、情報を一元的に管理し必要に応じた形式で出力できるため、プロジェクト進行中に現状を正確に把握でき、適切な指示を下せます。

結果、プロジェクトの成功率を格段に向上させられるでしょう。

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クリティカルパスの作成におすすめのツール3選

クリティカルパスの作成では、以下3つのプロジェクト管理ツールがおすすめです。

  • Lychee Redmine
  • Asana
  • Backlog

本章では、上記3ツールの概要を解説します。

1.Lychee Redmine

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Lychee Redmineは多機能ながら、はじめての方でも利用しやすいプロジェクト管理ツールです。

製造業、自動車関連業、ソフトウェア開発などさまざまな業種で利用されており、6,000社以上もの導入実績を誇る信頼性の高い製品です。

ガントチャートやWBS、タスク管理に工数管理など、クリティカルパスの作成に必要な機能がすべてそろっています。

Lychee Redmineではタスクをチケットとして管理しており、所要時間がもっとも長いタスク経路を自動的に計算します。

わざわざタスク経路ごとに所要時間を計算せずとも、クリティカルパスを求められるのです。

また、アジャイル開発とウォーターフォール開発の双方に対応しているため、社内のあらゆるプロジェクトを一元管理できます。

多機能ながら、迷うことなく操作できるシンプルな設計のため、はじめてプロジェクト管理ツールを扱う方にもおすすめです。

プラン フリー スタンダード プレミアム ビジネス
月額料金 0円 800円 1,200円 1,800円
ユーザー数 無制限 無制限 無制限 無制限
機能

チケット

カンバン

チケット

カンバン

ガントチャート

スタンダード+

工数リソース分析管理

EVM

コスト管理

CCPM

すべての機能

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2.Asana

引用:Asana

Asanaは大小さまざまなプロジェクトを管理できるツールです。

50種類以上ものテンプレートが用意されており、プロジェクトの内容や規模に合わせてさまざまな管理方法を選択できます。

また、視認性の工夫がなされており、プロジェクトの現状を直感的に把握できる点が魅力です。

タスクの優先順位設定やカレンダー・カンバン出力など、あらゆる方法でタスクを管理できます。

SlackやChatWork、Googleサービスなど、さまざまなビジネスツールとの親和性が高いため、不足機能を補い、高度な管理体制を構築できます。

プラン

Basic

Premium Business
月額料金 $0 $10.99 $24.99
ユーザー数 15人 無制限 無制限
機能

リスト

ボード(カンバン)

カレンダー

リスト

ボード

カレンダー

マイルストーン

カスタムテンプレート

Premium+

ポートフォリオ

ワークロード

カスタムテンプレート無制限

3.Backlog

引用:Backlog

Backlogは、2006年から提供されている、国産の老舗プロジェクト管理ツールです。

見た目もシンプルで直感的に操作できる点が魅力です。

カンバンやガントチャート、バーンダウンチャートなどさまざまな方法でタスクを管理できます。

また、チーム遂行するプロジェクトに特化しているため、詳細な権限付与やマルチデバイスにも対応しています。

豊富なテンプレートが用意されているため、導入直後からプロジェクト管理を開始できるでしょう。

プラン

スタータープラン

スタンダードプラン プレミアムプラン プラチナプラン
月額料金 2,640円 12,980円 21,780円 55,000円
ユーザー数 30人 無制限 無制限 無制限
機能
  • カンバン
  • ボード
  • カンバン
  • ボード
  • ガントチャート
  • バーンダウンチャート
  • テンプレート
  • Premium+
  • カンバン
  • ボード
  • ガントチャート
  • バーンダウンチャート
  • テンプレート
  • 属性カスタマイズ
  • カンバン
  • ボード
  • ガントチャート
  • バーンダウンチャート
  • テンプレート
  • 属性のカスタマイズ

クリティカルパスを活用しプロジェクトの遅延リスクを軽減しよう

クリティカルパスは、プロジェクト全体に影響を及ぼす重要なタスク経路です。

進捗状況を適切に管理し、遅延リスクを軽減するとよいでしょう。

しかし、クリティカルパスを求めるには、多くの手間と時間がかかります。

プロジェクトのクリティカルパスを効率的に特定するには、Lychee Redmineがおすすめです。
Lychee Redmineには、タスクの洗い出しや整理、工数計算に対応した機能が網羅的に搭載されています。

効率的にクリティカルパスを算出できるでしょう。

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