日々業務を進めていく中で、タスク管理に関する課題に直面することはないでしょうか。

「部下のタスク状況を把握したいがなかなかできない」「進捗を皆で共有するための会議の時間ばかり取られて効率よく動けない」

このようにタスクの進捗をすぐに把握できないと、「しなくても良かった業務をしてしまう」など無駄な工数がかかり、メンバーの長時間労働やストレスの要因にもなりかねません

そこで、この記事ではタスク管理に役立つツールとしてLychee Redmineをご紹介します。ベースとなるRedmineの使い方についても解説するので、参考にしてください。

プロジェクト管理ツール「Lychee Redmine」を使ってみる。(30日間無料・自動課金なし)

Lychee Redmineとは

Lychee Redmineは、7,000社以上の導入実績を持つプロジェクト管理ツールです。

ガントチャート機能やタスク管理機能「カンバン」をはじめとして、プロジェクトをサポートする多くの機能が搭載されており、プロジェクト規模や職種を問わず利用できる点が特徴になります。

また、操作性も簡単で「複雑なツール操作は苦手」といった方でも安心して利用可能できる点や、サポート体制が充実している点も魅力です。

Lychee RedmineのベースとなるRedmineとは

Redmineは、Lychee Redmineのベースとなるオープンソースのソフトウェアで、世界中で幅広く利用されているツールの1つです

Redmineの主な特徴は次の4つです。

  1. オープンソースである
  2. 無料で利用できる
  3. オンラインで使用できる
  4. 複数人で使用できる

オープンソースで無料で利用できるので、設置してしまえば使用料はかかりません。また、「本格的な導入の前に様子を見たい」という方でも気軽に利用できます。

Redmineは複数人かつオンラインでの使用が可能です。大人数のグループでかつ使用する場所が離れている場合におすすめです。

関連記事はこちら>> 無料で使えるRedmineとは?インストール方法とおすすめツールをご紹介

Lychee Redmine・Redmineの使い方

Lychee RedmineとRedmineはベースが同じということもあり、操作方法など共通している部分も少なくありません。ここからはRedmineを例に、次に挙げる2つの使い方について解説します。

  • プロジェクト
  • チケット

プロジェクトの使い方

プロジェクトは、Redmineで業務を管理する際の基本となるもので、Redmineで管理する業務や情報は、全ていずれかのプロジェクトに含まれます。

プロジェクトの作成方法は次のとおりです。

1.画面左上の「管理」を選択後、「プロジェクト」をクリック

2.画面右上の「新しいプロジェクト」をクリック

3.追加するプロジェクトの情報を入力する

4.画面左下の「作成」を押す

以上で作成完了です。なお、情報入力時には以下のいくつかの項目がありますが「名称」と「識別子」以外は省略できます。

  • 名称
  • 親プロジェクト名
  • 説明
  • 識別子
  • ホームページ
  • モジュール
  • トラッカー

作成されたプロジェクトには、タスクやメンバー情報などを追加することで、さらに細かな管理が可能です。

例えば、新しい案件にメンバーをアサインしていく際、案件名を決めればそこに対してアサインするメンバーを追加します。タスクについても決まっているのであれば、メンバーごとのタスクも登録しましょう。

チケットの使い方

チケットとは、行うべき作業や、修正が必要なバグなどのタスクを登録するためのものです。

チケットには、作業内容だけではなく、担当者や進捗情報などの情報を入力できるため、いつ誰が見てもタスクの詳細をすぐに把握できるようになります。また、入力したチケットは、ガントチャートやロードマップにも出力できるため、手間をかけずにプロジェクト全体を管理することが可能です。

チケットは、チケット一覧画面にある「新しいチケット」から作成できます。

チケットに情報を入力する際は次のポイントに気をつけましょう。

  • 題名は「プロジェクト作成画面で作成を押すとエラーが発生する」などわかりやすいものにする
  • 説明欄には終了条件などを明確に記載する

Redmineを用いたタスク管理のメリット3点

ここからはRedmineでタスク管理する際のメリットを3つ紹介します。

1. 課題管理システムに優れる

Redmineは、課題管理システムに優れており、課題管理のために必要な機能が備わっています。

  • チケットを利用した課題の登録
  • 手間のかからない課題の確認
  • メンバー毎の課題の一覧把握

もしあなたが上司で、部下が各々のタスクを管理し把握するのが難しいと感じている場合も、チケットを利用すればタスクが一目瞭然になります。今まで複雑なタスク管理をExcelやGoogle SpreadSheetなどの表計算ソフトを利用していた方も、Redmine1つでスマートな課題管理が可能になるでしょう。

このように、Redmineは課題管理に優れたツールといえます。

2. 複数人で使用可能

Redmineは、複数人での使用に向いているタスク管理ソフトです。

複数の利用者が同時にRedmineにアクセスすることが可能です。インターネットにつながっていれば、どこからでもアクセスできます。Excelファイルなどと異なり、他人が使用している影響で自分が編集できないという状況になることはありません。

一つの案件にアサインされた人数が10人を超える場合や、世界各所にメンバーが散らばっている場合でも問題なく使用できます。Redmineは、大規模な組織にこそ活用できるツールです。

3. タスクの履歴が全て残る

Redmineでは、タスクの追加や削除、変更などのタスクの履歴全てが残ります。そのため、プロジェクト後に問題が発生した場合も、誰がどの段階で取り組んでいたタスクによる問題なのかを把握することが可能です。

チケットの履歴表示の項目は、多数存在しています。もし履歴の表示が多くて見づらいと感じたら、Redmine Comment Only プラグインやView Customize プラグインを使用することで表示項目を減らすことが可能です。

    履歴が残るため、プロジェクトのふりかえりや、今後の業務に活かしたい場合にも活用できます。

    Redmineのタスク管理機能はどのような場合に使えるのか

    ここからは、実際にRedmineでのタスク管理が使えるシチュエーションを紹介します。各シチュエーションを参考に、自社にあったツールなのか考えてみましょう。

    タスクを細かく確認したいとき

    Redmineでのタスク管理は、必要に応じて際限なく細かくできます。

    • 要件定義
    • 基本設計
    • 詳細設計
    • 実装
    • 単体テスト
    • 結合テスト
    • 受け入れテスト

    チケットの設定で、トラッカーは初期設定で3つしか設定されていません。しかし、上記のように細かくすることで、今担当者が何をしているのか分けることでできます。

    細かくしすぎると手間が増、え運用コストが高くなってしまいます。運用コストとのバランスには注意しましょう。

    プロジェクトの進捗を大まかに確認したいとき

    一方で、プロジェクトの進捗を大まかに確認したいときにも便利です。Redmineではチケットごとに進捗率を設定できますが、親チケットは子チケットに連動して進捗率が表示されます。そのため、主要な親チケットのみ確認すれば、大まかにプロジェクトの進捗率が確認できます。

    仮に自分がプロジェクトマネージャーで、全員の細かいタスクが忙しくて確認できない場合は、大まかな把握方法でも問題ないでしょう。進捗が問題ないプロジェクトは細かく見ずに、進捗が遅れているプロジェクトに関して着目しましょう。そのようにすることで、何が原因で遅れているのかを調査でき、進捗確認の手間が大幅に省けます。

    Lychee Redmineだからこそできること

    ガントチャートの使いやすさで選ぶならLychee Redmine

    Lychee RedmineではRedmineでは対応できない、様々なことが実現可能です。例えば、Lychee Redmineには、次に挙げるようなRedmineには無い機能が搭載されています。

    • タイムマネジメント
    • リソースマネジメント
    • プロジェクトレポート
    • EVM(出来高管理)

    上記を活用することで、Redmine以上に多様な視点からプロジェクトが抱える課題を把握できるため、より適切にプロジェクトを管理することが可能です。

    また、Lychee Redmineは、プロジェクトメンバーとの情報共有が簡単にできるだけでなく、操作性に優れており誰でも使用できるため、Redmine以上に複数人での利用に適しています。

    Lychee Redmineの料金体系には、無料と有料をあわせて計4種類のプランが用意されていますが、現在すべての有料プランで30日間の無料トライアルを実施しています。Redmineの使用感をそのままに、より高機能で使いやすいツールをお探しの方は、ぜひ一度無料トライアルを試してみてください。

    プロジェクト管理ツール「Lychee Redmine」を使ってみる。(30日間無料・自動課金なし)

    プラン 月額料金 利用機能
    フリー 無料
    1. 基本機能
    2. カンバン
    スタンダード 900円
    1. 基本機能
    2. ガントチャート
    3. カンバン
    4. ダッシュボード
    プレミアム 1,400円
    1. 基本機能
    2. ガントチャート
    3. カンバン
    4. ダッシュボード
    5. 工数リソース管理
    6. EVM
    7. コスト管理
    8.  CCPM
    ビジネス[無料トライアルはこちらをお試しできます] 2,100円
    1. 基本機能
    2. ガントチャート
    3. カンバン
    4. ダッシュボード
    5. 工数リソース管理
    6. EVM
    7. コスト管理
    8. CCPM
    9. プロジェクトレポート
    10. カスタムフィールド
    11. チケット関連図
    12. グループの階層化機能

    関連記事はこちら>> 「【Lychee Redmine】リソース管理ツールの詳細を解説」

    Lychee Redmineを活用してスマートにタスク管理を実施しよう

    タスク管理がうまくいっていないと感じたら、業務支援ツールを導入するのも一つの手です。そのような選択肢を取る場合、プロジェクト管理ツールの「Lychee Redmine」を検討してみましょう。タスク管理に必要な機能が揃っているばかりではなく、プロジェクトそのものを管理する上でも役に立ちます。

    Lychee Redmineを深く理解するには、ベースとなるオープンソースのソフトウェア「Redmine」について知ると良いでしょう。プラグインも種類が豊富で、これらは業務をより効率化させるために重要です。

    Lychee Redmineは30日間の無料トライアルが可能です。タスク管理にお悩みの方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

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