
日々業務を進めていると、さまざまな課題に直面します。
「部下のタスクの進捗状況を把握したいがなかなかできない」
「進捗を皆で共有するための会議の時間が取られて効率よく動けない」
タスクの進捗をすぐに把握できないと、やらなくても良かった業務をしてしまうなど無駄な工数がかかり、メンバーの長時間労働やストレスがたまる要因です。
今回はタスク管理に便利なRedmineについてとその使い方、そしてRedmineの拡張プラグインであるLychee Redmineについて紹介。
この記事を読むことで、以下について理解できます。
- Redmine
- Redmineの使い方
- Redmineのメリット
- Lychee Redmine
Redmineでのタスク管理について知り、タスクの進捗を共有できる環境を整えましょう!
Redmineとは何か
Redmineは、タスクやプロジェクトの管理ができるソフトウェアで、WindowsとLinuxに対応。
オープンソースのソフトウェアで、現在世界中で幅広く利用されています。
Redmineが使用できる具体例は以下です。
- バグ管理
- 計画と進捗管理
- 問い合わせ管理
- 作業管理
- サーバ運用記録
Redmineの特徴
ここからRedmineの特徴について説明します。
主な特徴として以下の4点です。
①オープンソースである
②無料で利用できる
③オンラインで使用できる
④複数人で使用できる
オープンソースかつ無料で利用できるので、設置してしまえば使用料はかかりません。
本格的にタスク管理を使用するにはまだ様子が見たいという方でも気軽に利用できます。
また、複数人かつオンラインでのしようが可能。
大人数のグループでかつ使用する場所が離れている場合、Redmineはおすすめです。
関連記事はこちら>>無料で使えるRedmineとは?インストール方法とおすすめツールをご紹介
タスク管理に使えるRedmineの使い方
ここからはRedmineでタスク管理するための使い方について説明します。
プロジェクトを作ろう
Redmineでタスクを管理するには、プロジェクトを作成します。
プロジェクトを作成することにより、情報を分類する最も大きなまとまりが作成されます。
以下は、作成の際に編集できる項目です。
- 名称
- 親プロジェクト名
- 説明
- 識別子
- ホームページ
- モジュール
- トラッカー
これら7つの項目を設定します。
作成されたプロジェクトにタスクや情報、メンバーを追加していくことでさらに細かな管理が可能です。
例えば新しい案件の仕事に人をアサインしていく際、案件名を決めればそこに対してアサインするメンバーを追加します。
そしてタスクについても決まっているのであれば、メンバーごとのタスクも登録しましょう。
プロジェクトが決まっているのであれば、まずはプロジェクトの作成をおすすめします。
プロジェクトの効率化について、下記の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事はこちら>> プロジェクト管理を効率化する手法を紹介!
チケットを使いこなそう
Redmineではチケットを利用することでタスクの記録、管理ができます。
チケットの設定画面では多彩な設定が可能です。
- トラッカー
- ステータス
- 優先度
- 担当者
- ウォッチャー
トラッカーはチケットの分類を設定できます。
デフォルトで入っている設定は、下記の3つです。
- バグ
- 機能
- サポート
必要であれば項目を追加、編集もしくは削除しましょう。
もし緊急度の高いタスクであれば優先度を、「今すぐ」などに設定して、プロジェクトユーザーに早めに取り組んでもらうようタスクを周知することもできます。
チケットは、Redmineにおいて非常に重要なシステムです。
Redmineを用いたタスク管理のメリット3点
ここからはRedmineでタスク管理する際のメリットを3つ紹介します。
①課題管理システムに優れる
Redmineは、課題管理システムに優れています。
課題管理のために必要な機能がRedmineには備わっています。
- チケットを利用した課題の登録
- 手間のかからない課題の確認
- メンバー毎の課題の一覧把握
もしあなたが上司で、部下が各々のタスクを管理し把握するのが難しいと感じている場合も、チケットを利用すればタスクが一目瞭然に。
今まで複雑なタスク管理をExcelやGoogle SpreadSheetなどの表計算ソフトを利用していた方も、Redmine1つでスマートな課題管理が可能になります。
このように、Redmineは課題管理に優れたツールです。
②複数人で使用可能
Redmineは、複数人での使用に向いているタスク管理ソフトです。
複数の利用者が同時にRedmineにアクセスすることが可能。
インターネットにつながっていれば、どこからでもアクセスできます。
Excelファイルなどと異なり、他人が使用している影響で自分が編集できないという状況になることはありません。
ひとつの案件にアサインされた人数が10人を超える場合や、世界各所にメンバーが散らばっている場合でも全く問題なく使用できます。
Redmineは、大規模な組織にこそ活用できるツールです。
③タスクの履歴が全て残る
Redmineでは、タスクの追加や削除、変更などのタスクの履歴全てが残ります。
プロジェクト後に問題が発生した場合も、誰がどの段階で取り組んでいたタスクによる問題なのか把握が可能。
チケットの履歴表示の項目は、多数存在しています。
- ステータス
- 優先度
- 担当者
上記チケットステータスの変更と注記の記載が並びます。
もし少々履歴の表示が多く見にくいということであれば、Redmine Comment Only プラグインやView Customize プラグインを使用することで表示項目を減らすことが可能です。
履歴が残るため、プロジェクトの振り返りをして今後の仕事へと活かしたい場合にも活用できます。
Redmineでのタスク管理はどんな時に使えるのか
ここからは、実際にRedmineでのタスク管理が使えるシチュエーションを紹介します。
各シチュエーションを参考に、自社にあったツールなのか考えてみましょう。
タスクを細かく確認したい時
Redmineでのタスク管理は、必要に応じて際限なく細かくできます。
- 要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- 実装
- 単体テスト
- 結合テスト
- 受け入れテスト
チケットの設定で、トラッカーは初期設定で3つしか設定されていません。
しかし上記のように細かくすることで、今担当者が何をしているのか分けることでできます。
細かくしすぎると手間が増え運用コストが高くなるので、運用コストとのバランスには注意しましょう。
プロジェクトの進捗を大まかに確認したい時
逆に大まかに確認したい時でも使用可能です。
Redmineではチケットごとに進捗率が設定できますが、親チケットは子チケットに連動して進捗率が表示されます。
そのため、主要な親チケットのみ確認すれば、大まかにプロジェクトの進捗率が確認できます。
自分がプロジェクトマネージャーで、全員の細かいタスクが忙しくて確認できない場合は、大まかな把握方法でも問題ないでしょう。
進捗が問題ないプロジェクトは細かく見ずに、進捗が遅れているプロジェクトに関して着目しましょう。
そうすることで、何が原因で遅れているのかを調査でき、進捗の確認の手間が大幅に省けます。
Redmineの拡張プラグイン「Lychee Redmine」はさらに便利

Redmineを利用するなら、Redmineの拡張プラグインであるLychee Redmineの利用がおすすめ。
Redmineの操作性は、独特で一般的に扱いにくいといわれていますが、その点Lychee Redmineはガントチャートなどが直感的に操作可能です。
また、Lychee Redmineにしかない機能もあり、より豊富な機能がそろっています。
- スケジュール管理
- 工数リソース管理
- プロジェクトレポート
- Lychee EVM
例えば、ガントチャートにおいて日付を変更したい場合は、ガントバーをドラッグ&ドロップするだけで変更可能。
Redmineはオープンソースなのである程度、ITに対する知見が求められます。
しかし、Lychee Redmineはサポートへの問い合わせも可能なので初心者でも安心してご利用が可能です。
Lychee Redmineは、Redmineに比べユーザービリティが高く、Lychee Redmineを使ったことのない人が多いプロジェクトでもスムーズに導入が進むでしょう。
Redmineを使用するのであれば、拡張プラグインであるLychee Redmineの追加がおすすめです。
プラン | 月額料金 | ユーザー数 | チケット数 | 機能 |
フリー | 0円 | 無制限 | 5,000件 | タスク管理 カンバン ファイル共有 |
スタンダード | 800円 | 無制限 | 無制限 | タスク管理 ガントチャート カンバン ファイル共有 |
プレミアム | 1,200円 | 無制限 | 無制限 | スタンダード+ 工数リソース管理 EVM コスト管理 CCPM |
Lychee Redmineについてより詳しい内容はを下記の記事でも紹介しています。
関連記事はこちら>> 【Lychee Redmine】リソース管理ツールの詳細を解説
また、その他おすすめのプロジェクト管理ツールについても下記の記事にて紹介しています。
関連記事はこちら>>プロジェクト管理ツールのメリットと失敗しない選び方を解説!
Lychee Redmineを活用してタスク管理をスマートにしましょう
今回は、タスク管理に使用できるRedmineについての説明と、Redmineの拡張プラグインであるLychee Redmineについて紹介しました。
日々の業務で発生する課題は、課題管理表を作成して適切に管理し対応する必要があります。
課題管理表を有効に活用するために、作成した課題管理表はメンバー内に共有し、課題対応に必要な情報を網羅的に記載しましょう。
インターネット上でテンプレートが無料で配布されているMicrosoft ExcelやGoogleスプレッドシートでの課題管理表を利用することもできますが、複雑な課題管理は難しいです。
課題管理表が乱立する恐れもあるため、課題を一元管理できる課題管理ツールを導入を検討してみましょう。
今回紹介したLychee Redmineは、課題管理表として複雑な状況でも活用が可能。
無料で試すこともできるので、課題管理にお悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。
